驚愕!大阪の「シベリア」は全くの別物だった
こんにちは、フレネシです。
シベリア、というと、「風立ちぬ」にも出てきた、あのカステラで羊羹をサンドした三角形のお菓子をイメージしますが、
あ、そういえばね、この前テレビで放送した風立ちぬ見て凄く風立ちぬ好きになり。今日コンビニふと寄ったらシベリアがあってもうこれは買うしかry pic.twitter.com/un98rdfOif
— ししゃもん (@strange_mrsk) 2015, 3月 3
大阪では何やら事情が違うようです。
会社の近くのパン屋さんで買った「シベリヤパン」。ぼくの知ってるシベリアとだいぶ違う。 pic.twitter.com/yS0VdvuRC1
— ななし (@nanashi74) 2014, 12月 15
あれれ…羊羹は入っていないようですね。
同じ「シベリア」でも、全くの別物なのだそうです。
@frenesifrenesi 大阪だと残りものの菓子パンを固めたパンで「シベリア」というのがあって、そっちの方が知られているみたいですね。
http://t.co/6R3aU0J1hS
— にのにの (@2_no2_no) 2015, 3月 7
大阪の「シベリア」とは、前日に余ったパンを砕いてぎゅっと圧縮し、シロップをかけて成形し焼き直した「再生パン」のこと。
では、突然ダンポールの名曲「シベリアパン」を聞きながら、大阪版の「シベリア」を見ていきましょう。
■ 突然段ボール / シベリアパン
●全くの別物…大阪版「シベリア」とは?
生野区の桃谷にあるパン屋さん「ベーカリー花岡」さんの「シベリア」(税込130円)です。前日に材料がそろった時だけ作られるパンですので、ある日とない日があります http://t.co/fB2XH5kxlo
— 絵心無男(えごころ なしお) (@kidunokansuke) 2014, 5月 1
「シベリアパン」発祥の店、ベーカリー花岡のシベリア。
シベリアパン。何個かのパンを凝縮したパン。日が経つにつれ味が変わるそうです。 pic.twitter.com/OiDTL4yLrS
— 喜多泰友 (@KitaYasutomo) 2015, 2月 11
ぎゅぎゅっと凝縮されています。
シベリア。
関東のシベリアパンも食べたいな。 pic.twitter.com/oBLYAnss5E
— ミモリザ (@immortelle23) 2014, 12月 19
いろんな味が楽しめそう。中身はその日によって変わります。
シベリアパンと缶コーヒー (@ 大念佛寺) [pic]: http://t.co/Xh2sz2Jr
— はるなちかし (@c_haruna) 2012, 9月 2
コーヒーとも好相性。ずっしりしているのでごはん代わりにも。
家に帰って関西風シベリアで一息。アップルパイやあんパンなどいろんなパンを圧縮して固めている。 pic.twitter.com/1BKSN6snYN
— 多々狩れ!超きのこ生命体マッシュルーマー (@sanjukyusan) 2014, 9月 13
圧縮されているので、一切れでも満足感が大きい!
こちら、再生パンです。
パンの耳で、出来てます。
なかなか、美味いです(^○^) pic.twitter.com/efOeVxTU
— 城東区のパン屋さんエトワール (@5etowaru5) 2012, 4月 7
大阪は城東区のパン屋さん、エトワールの再生パン。フルーツたっぷりでおいしそうです。
マーブルあがった!!
パンのミミを使った再生パンです(≧∇≦) pic.twitter.com/08Ocw86S2a
— 城東区のパン屋さんエトワール (@8etowaru8) 2014, 3月 29
こちらも同じく。レーズンたっぷり。
今日の昼ご飯は肥後橋タカギのシベリアパンと、オハヨーの飲むヨーグルトブラッドオレンジ味!シベリアはお得感あって大好き! http://t.co/P4SOGEA
— あかつきこ (@akatsukiko99) 2011, 8月 20
肥後橋のブーランジェリータカギのシベリアパン。
次は肥後橋
ブーランジェリータカギ\(^o^)/
ココは間違いない!美味しいね pic.twitter.com/6vFAQQgBNs
— セカンド (@second0311) 2015, 2月 21
こちらのお店で売られています。
ところで、大阪以外でもこの「再生パン」、「シベリアパン」ではない商品名で売られているのを見かけます。
Familymartにいったと思ったら
アップルポジーってケーキ買ってた笑
おいしそ???この時間からは。だめ pic.twitter.com/JE8YR5bcrF
— 使いません (@r_smile7) 2014, 11月 20
ヤマザキパンのアップルポジー。これも再生パン、の仲間でしょうか?
アップルポジーに似ている「りんごのケーキ」を見つけた。ヤマザキ製。213円。かなりのボリューム。原材料にあんずと洋酒が含まれていて、りんごよりもあんずと洋酒(ブランデーかな)の風味が強い。ほどほどの甘さ。うまいかは・・・微妙(笑) pic.twitter.com/fzIgXJV7XH
— KUMO-南-SOUTH (@kumofm) 2014, 6月 12
上にたっぷり塗られたあんずジャムにそそられます。
なかり久し振りにカスカードのパン! pic.twitter.com/4URhxNcjnB
— ?? (@taako1227) 2015, 1月 30
名古屋駅のテルミナ他にあるカスカードの「レゼルブ」というパンも、そういえば再生パンの仲間でした。
さて、「再生パン」といえば、
パンの耳揚げて砂糖ぶっかけたやつ!庶民くさいけど超うめえんだよな〜 pic.twitter.com/iUNJV8SwVt
— 丸井ふみな (@gum_umee) 2013, 8月 15
サンドウィッチを作る際に余るパンの耳を揚げ、砂糖をまぶした「シュガーラスク」は、みなさんも子供の頃食べた記憶があるのではないでしょうか。
海外では、
62 sfumature di polpetta (sfumature di forma e dimensione)...altro che filmetti o romanzucci (polpette o polpettoni?) pic.twitter.com/K6TOXkvdsP
— ROBERTO DELMIGLIO (@RDelmiglio) 2015, 2月 15
イタリアのポルペッタ、
Après les boules de #neige dans la figure vient le tps des boules de #glace #vanille sur le #painperdu! #faitmaison pic.twitter.com/zTTpovmbgo
— J'Go (@RestaurantsJgo) 2015, 2月 4
フランスのパンペルデュ、
Get your bread pudding on: http://t.co/wFRESspATD pic.twitter.com/NNuoiK0Wsc
— epicurious (@epicurious) 2015, 3月 2
イギリスその他のパンプディング、
嗚呼。。。垂涎 “@ArpegeLive: Le Savarin Chantilly pic.twitter.com/tN8YZswKUZ”
— Noriko.A (@Tsukihiha) 2015, 3月 3
ブリオッシュを使って作られるサバランもそうでしょうか?
世界各地でこうした「再生パン」の食文化がありますが、「シベリアパン」も余ったものを無駄にしないよう考えられて作られた、とっても経済的で創意工夫の詰まった菓子パン。
どんなパンが余るかはそのときどきによって異なるため、日によっていろんな味わいが楽しめるのも魅力の一つといえます。なお、2013年10月4日の大阪日日新聞によると、「シベリア」の由来は「パンを積んどら(ツンドラ)」という駄洒落説が紹介されていました。大阪に行く機会があれば、そんなユーモア溢れた「シベリアパン」をぜひ味わってみたいものです。
(ライター:フレネシ)