40代のADHD主婦がたどり着いたプチプラ時短メイク 5分で「最低限外出できる顔」に(2/2)

2023/8/3 17:00 しんまる子 しんまる子





個人差はありますが、ADHD当事者は不器用な人が多いと言われています。筆者の場合、症状の中でも不注意と不器用が突出しており、極力最低限のメイクしかしたくありません。

ヘアアレンジやリタッチカラーに関してはさらに壊滅的で、「まめにヘアサロンに行って手間がかからないように調整してもらいたい」派で費用もかさみ、その分普段使いのコスメはプチプラで揃えています。

基本的に、子育て中ということもあり朝は忙しいので、パパッとメイクできる「ちふれ」「キャンメイク」「セザンヌ」など優秀な国産プチプラコスメを愛用中。

現在はフリーの編集ライターとして在宅勤務をしているので、朝からメイクするのはPTA活動など、子供関連の行事が多くなっています。

平日のご近所メイクは、下記の3パターンに分類されます。

■パターン1:ゴミ捨てなど近所で1人で完結する外出

3分

1:水で洗顔

2:日焼け止め入りの(これ一本系)化粧水

3:日焼け止め入りの(これ一本系)BBクリーム

4:色付きリップ



■パターン2:少し時間に余裕があるときやママ友に会いそうな時

5分強

1:水で洗顔

2:日焼け止め入りの(これ一本系)化粧水

3:日焼け止め入りの(これ一本系)BBクリーム

4:色付きリップ

5:リップにもなるチーク

6:アイブローで眉の少し薄いところだけ描く

7:パウダーをはたく





■パターン3:学校の先生に会う時など

10分強

1:洗顔料で洗顔

2:日焼け止め入りの(これ一本系)化粧水

3:日焼け止め入りの(これ一本系)BBクリーム

4:色付きリップ

5:リップにもなるチーク

6:アイブローで眉の少し薄いところだけ描く

7:薄いグレーのアイライン

8:見たまま塗るだけアイシャドゥ

8:パウダーをはたく






外出が家の近所で完結する時は、概ね上記の3パターンのどれかを行い「最低限メイク」を心がけています。

今回は、一番回数の多い

※パターン2

のすぼらメイクの手順とコスメをご紹介します。


■基本の5分メイク

1,洗顔

・水

※普通にバシャバシャ洗ってタオルオフ

2,化粧水 ・ピュア ナチュラル エッセンスローション UV
¥540 税込(編集部調べ)

※ 「化粧水」と「乳液」が1本になったUVケアもできるとあって、「もうどうにも時間がない」時のために、お守りのように1本キープし続けています。

ちなみに、美容雑誌の仕事をした時に試したパーソナル肌診断で、筆者の肌には「ベタインとDPG」が必要と診断されましたが、この商品には両方入っていました。

使い心はシンプルでほどよく潤う印象ですが、夜や時間がある時に使っている本命のドクターズコスメや、サンプルでもらったデパコスにも「ベタインとDPG」は入っていなかったので、筆者の肌にはあっているのではないかと思われます。

手順は、洗った顔にバシャバシャとたっぷり塗り、軽くタオルオフするだけです。



3,ベースメイク

・ちふれ BB クリーム
¥880 税込(編集部調べ)

※美容液、乳液、保湿クリーム、日焼け止め、化粧下地、ファンデーションと 1本6 役。「SPF50+ / PA++++」とUV対策もバッチリで夏の外出も安心。
おでこ・両頬・鼻の頭・顎に置いて、指で薄く伸ばし、撚れた時だけ、パフで調整します。



4:リップ

・ニベア リッチケア&カラーリップ
¥605 税込(編集部調べ)

※血色のよい素顔のような自然な色づきで、唇の乾きもしっかりケアしてくれる上に、UVカット成分も配合。ほどよく色づいて、はみ出ても軽くティッシュオフするだけでごまかせます。



5、チーク

・キャンメイクのクリームチーク(クリアタイプ)
¥638 税込(編集部調べ)

※うるおい成分もたっぷりで、肌が自然に紅潮したような色味のチーク。
指で軽く取って、頬骨よりやや下に、ポンポンと置いて伸ばしていくだけで完成。唇にも使えるので、時間が無い時はリップをスキップして、指で頬と唇に指で塗る方法も。



6, アイブロウ

・キャンメイク 3in1アイブロウ01
¥990 税込(編集部調べ)
※パウダー・ペンシル・ブラシが1本になった便利なアイブロウ。筆者は眉が濃いので薄いところだけに足してコームと指で馴染ませます。



8:パウダー

・キャンメイク マシュマロフィニッシュパウダー
¥1,034 税込み(編集部調べ)

※毛穴や色ムラをきれいにカバーしてくれるのに、ナチュラルなつけ心地。美容液成分配合でお肌にもやさしく、UVケアもできて洗顔料・石けんで簡単オフ。





■人と合う時の10分メイク

パターン3では、アイラインとアイシャドウをプラス。

9:アイシャドゥ

・ELSIA(エルシア) エルシア プラチナム そのまま簡単仕上げ アイカラー グリーン」
¥990 税込(編集部調べ)

※見たままの順番で目の上に乗せるだけなので、何も考えず機械的に仕上げられます。



9:アイライン

・「アテニア  瞳覚醒 アイライナー (水墨ライナー/ウォータープルーフ)」
¥1,650 税込(編集部調べ)

※柔らかいグレーで絶妙な透け感があるので、多少ぶれても目立ちません。年齢を重ねたまぶたを真っ黒に縁取ると瞳の印象がぼんやりしてしまうこともあるようで、水墨ラインはとりわけミドル世代以上の女性におススメです。まつげの間を埋めるように少しづつラインを引くのはADHD筆者にはハードルが高かったですが、美術の授業の「点描画」が好きだったので、「これは点描画だ」と暗示をかけたらやりやすくなりました。



なお、マスカラは苦手なのでアイエクステを施すなどして、なるべく使わないようにしています。それでも急遽必要になった時は「オペラ マイラッシュアドバンスト 03 モカブラウン」を使うことがありますが、色落ちしにくくお湯でオフできるので便利です。

10:マスカラ

・オペラ マイラッシュアドバンスト 03 モカブラウン
¥999円 税込(編集部調べ)



マスカラをする場合、ビューラーはSHISEIDOのアイラッシュカーラーを使用しています。

11:ビューラー

・SHISEIDO アイラッシュカーラー
¥1,080 税込(編集部調べ)



朝の洗顔は、バスルームの外で急いでメイクを落とす時にも使える「ロゼット 江戸こすめ メイクも落とせる米ぬか泡洗顔」を使っています。

11:洗顔

・ロゼット 江戸こすめ メイクも落とせる米ぬか泡洗顔
¥935 税込(編集部調べ)




上記は美容好きの方にとってはレベルが低すぎると思われますが、「メイクは極力最低限でできれば避けて通りたい」派の方のご参考になれば幸いです。

眉毛に関しては、月に1回美容室でリタッチカラーと前髪カットをする際にワンコインで整えてもらっているので、その形に添って軽くカミソリを当てています。



普段使用しているのは上記のコスメですが、ジムやヨガの後には、セザンヌのオールインワンファンデーション「エッセンスBBパクト」を愛用しています。先日、うっかり家に化粧水が入ったコスメポーチを忘れてしまい、鞄の中に転がっていた同商品を「ガッテン塗り」する羽目に。シャワーを浴びて拭いただけの顔にいきなりつけることに抵抗がありましたが、問題なくするするのびて潤う万能ぶりに驚愕しました。もちろん化粧水すらつけていないので、鼻の毛穴などはパフで伸ばす必要がありましたが、1品5役(美容液、乳液、UVカット、化粧下地、ファンデーション)のコスパの良さは郡を抜いています。

・セザンヌ エッセンスBBパクト

¥858(編集部調べ)






ずぼら&ADHDの不器用主婦のサバイバルメイク術の基本としては

「これ1本系のプチプラ優秀コスメを活用」

「難しいと感じることはプロに頼る」

の2点。


結婚式や仕事関連のパーティーなど「本当にきちんとしないといけない時」は、「15 ミニッツ ビューズ」「アトリエはるか」など駅ビル系のサロンに飛び込んでヘアメイクをしてもらうことも。

また、シミができた、たるみが気になる、といった肌のお悩みは、皮膚科に相談してピーリングやレーザーを使ったり、トレチノインとハイドロキノンを処方してもらいます。

昨今では有名な美容クリニックのみならず、町の総合病院の皮膚科や一般皮膚科でも美容施術を行っているところも増えてきて、比較的リーズナブルな値段で相談ができるようになりました。



なお、上記の商品は美容に疎い筆者が個人的に愛用しているコスメで万人におすすめというわけではないかもしれませんが、その中でもキャンメイクのクリームチーク、ちふれのBBクリーム、ニベアのリッチケア&カラーリップ、アテニアの瞳覚醒アイライナー(水墨ライナー)は、40代50代向け美容系メディアでも度々名前があがるアイテムです。

(しんまる子)



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