今回のテーマは山田孝之（1983年10月20日生れ）が演じた
服部半蔵正成（1542～1597）である。


（山田孝之　イラストby龍女）


（服部半蔵正就　徳川十六神将図からの模写　イラストby龍女）

今回取り上げるのは大河ドラマ『どうする家康』
第29回『伊賀を越えろ!』で服部半蔵率いる
伊賀国から三河国へ移住した伊賀者たちが忍びとして大活躍したからである。

本能寺の変の影響で明智光秀に狙われ、三河の国へ大急ぎで帰ることになった家康一行。

主君家康を背に半蔵は
「わしは服部じゃ！」
と狙ってくる伊賀衆にアピールしながら、防戦一方
嶋田久作（1955年4月24日生れ）演じる伊賀衆の頭
百地丹波（1517～1591）はこう答えた。
「服部？知らんな」

　
（百地丹波　第29回の1シーン　イラストby龍女）

百地の部下に1人だけ服部姓の名乗るものからも軽くいなされてしまった。
筆者は驚いた
「うわ、そっちで行くのか…」
と。

そこで『どうする家康』に登場しない、正成の父に当たる服部半蔵の初代とされる服部半蔵保長はどうして伊賀を出たのか？
伊賀の様子を筆者は現地に行っていないけど、これまで貯めてきた知識だけで想像してみた。