寛一郎と池松壮亮と共演した主演作『せかいのおきく』の黒木華はある意味「最強の女子」だった!

2023/5/3 22:00 龍女 龍女

今回のコラムの主役は黒木華(1990年3月14日生れ)である。


(黒木華 イラストby龍女)

今回取り上げるのは、
4月28日に主演作の『せかいのおきく』が公開されたからである。

黒木華は、2014年の山田洋次監督作『小さいおうち』
第64回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞した。


(『小さなおうち』の松たか子・黒木華 イラストby龍女)

この賞は、日本人女優では


(左幸子 イラストby龍女)

1964年の第14回左幸子(1930~2001)の『にっぽん昆虫記』『彼女と彼』


(田中絹代 イラストby龍女)

1975年の第25回田中絹代(1909~1977)の『サンダカン八番娼館 望郷』


(寺島しのぶ イラストby龍女)

2010年の第60回寺島しのぶ(1972年12月28日生れ)『キャタピラー』以来4人目の快挙である。
なお2020年に銀熊賞の一部門である男優・女優賞が共に俳優賞に統一されてしまった。
今後俳優賞として受賞できる確率が少なくなったので、今となっては大変貴重な記録となっている。

さて、筆者は今回主演作の『せかいのおきく』の公開を楽しみに待っていた。

今時、珍しい白黒で撮られた時代劇である。
画面サイズはスタンダード(横縦の比率が1.33:1もしくは1.375:1)なので、近年の横長(主に16:9のハイヴィジョン以降)になったサイズと違うので懐かしい。
しかも、上映時間89分と短くて観やすい。
次の頁では『せかいのおきく』を5月1日に鑑賞してきたので、黒木華が「最強の女子」だと思ったエピソードなどを書いておきたい。

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