休日に子どもと一緒に読みたいアート本5選
もうすぐGWがやって来ます。お出かけの予定はもうバッチリ立てられているでしょうか。
ここ何年かコロナに振り回され旅行に中々行けなかったので「今年こそは!」と意気込んでいる人も多いはずです。
ただ考えることは基本みな同じ。どこの観光地も大混雑が予想されます。せっかくの休日が普段よりもハードな日となってしまう可能性大です。
また、毎日お出かけ!何て方はそうそういないはずです。自宅でゆっくりと家族水入らずのんびり過ごすのも有意義な休日のあり方です。
そこで、お勧めなのが親子で読書!!西洋絵画から日本美術そして伝記的な本まで子どもと読みたい5冊を選んでみました。
「これは!」とピンときた一冊あったら是非読んでみて下さい。いずれも子どもから大人まで、またアートに興味あるなしに関わらず楽しく読めるものばかりです。
『小学館の図鑑NEOアート 図解 はじめての絵画』青柳 正規 (監修)
「小学館の図鑑NEO」からアートをテーマにした新シリーズの第一段として刊行されたのが、『小学館の図鑑NEOアート 図解 はじめての絵画』です。
注目すべき部分を拡大したり、イラストで図解するなど、鑑賞のポイントが直感的にわかるように作られているまさに「図鑑」の名に相応しい一冊です。
『小学館の図鑑NEOアート 図解 はじめての絵画』
世界の名画約360点を、図解イラストや部分図を用いてわかりやすく解説されており、子どもたちだけでなく、大人の探究心と創造力を育みます。
「何が描かれているか」「どのように表現されているか」を探る鑑賞ページを中心に、画材や絵画技法、美術館の役割についても紹介されています。
『5分でわかれ!印象派』須谷 明 (著)
著者である須谷明(すごくあき)氏が、Twitterで印象派の画家たちを分かりやすく描き紹介した漫画が評判となり、晴れて書籍化された一冊。
難しい絵画論に走るのではなく、あくまでも印象派の人々にスポットを当ていて、自信家もいれば、打たれ弱い画家もいたり、「好感度のバケモノ」も居たりと、とてもキャラが立っているのが分かります。
『5分でわかれ!印象派』
モネやルノワール、セザンヌだって今でこそ巨匠ですが、当時はイケイケで好き勝手やっていたことなど漫画を通すことで等身大に見えてきます。
カラー図版入りの印象派コミックってよく考えたら贅沢です。
因みにこの本の監修を「青い日記帳」が務めており、巻末に「印象派が生まれた背景・理由」と「印象派、その後への影響」というコラムを書かせて頂きました。
『美術家たちの学生時代』㓛刀知子 (著)
現在第一線で活躍する10人の美術家たちの幼少期から主に学生時代について、功刀氏が直接インタビューしたものをまとめた一冊です。
美術家を志す人だけの本では決してないことが読み進めていくうちに分かってきます。10人とも「真摯に自分に向き合い、足元を掘り下げる姿勢」を共通して持っています。
『美術家たちの学生時代』
自己肯定感の低い人が増えている今、10人のアーティストの決して平坦ではない学生時代のエピソードを読むことで、特に若い人には前向きな気持ちが持てるはずです。
今を時めくメジャーな10人の芸術家たちですが、翻ってみれば「自分と同時代を生きる人たち」です。同じ時代を生きている人の下積みの話を読むことは、今を行く抜くヒントを得ることになります。
『浮世絵動物園: 江戸の動物大集合!』太田記念美術館 (監修), 赤木 美智, 渡邉 晃, 日野原 健司 (著)
風景画に美人画、相撲絵や役者絵など身近な様々なものを表現し人々を楽しませた浮世絵。その中にかなりの高確率で描かれているのが動物です。
猫や犬、牛、馬といった身近な動物から、江戸時代はとても珍しかった象や虎といった舶来の「珍獣」までテーマごとに4章構成で丁寧に紹介しています。
『浮世絵動物園: 江戸の動物大集合!』 浮世絵専門の美術館・太田記念美術館で過去2回開催され、大好評を博した「浮世絵動物園」展をベースとしているだけあり、とても充実した贅沢な一冊です。
おめでたい鶴や亀、地震を起こすとされた鯰など、動物が描かれた約160点もの浮世絵で読み解く日本文化。親子で楽しく読めること間違いなしです。
『意味がわかるとおもしろい! 世界のスゴイ絵画』佐藤晃子 (著), 伊野孝行 (イラスト)
「名画鑑賞の第一歩に」を目標に、学研編集部が教養として知っておきたい50の名画を厳選し、見どころをわかりやすく解説した今回紹介した中では最も大きなサイズの本。
アートライターで多くの本を手がける佐藤晃子さんの分かりやすく興味を惹く解説により、美術や歴史の授業で習う作品の理解が進むのはもちろん、名画を見る眼が自然と養われます。
『意味がわかるとおもしろい! 世界のスゴイ絵画』
誰もが知っている西洋絵画から今人気の日本美術まで、古今東西50の名画を見開きで掲載。描かれた時代背景や画家のエピソードも満載です。
この本で興味を持った絵画を実際に美術館へ観に行けたら何と幸せなことでしょう。スゴイからカワイイ!まで絵画の魅力がびっしり詰めこまれた一冊です。
図鑑、漫画、インタビュー本、浮世絵、そして大判・堅牢製本な図書館本まで内容も装幀もバラエティーに豊かな5冊の美術関連本を紹介しました。
いずれも、子どもから大人まで楽しく読めて、学びや気付きの多い本ばかりです。
アート関連書籍に関しては、以下のコラムでも多くの魅力的な本が紹介されています。合わせてチェックしてみて下さい。
〇美術館・博物館の知られざる裏側をのぞける漫画7選!
〇SNSで大反響!ヴィクトリアン・ファンタジーの世界と少女たちをテーマにしたぬり絵ブック #ヴィクトリアン幻想図鑑
〇美術鑑賞の達人たちから絵の見方を教わろう。楽しんで学べるアートの指南書BEST5(美術手帖)
ここ何年かコロナに振り回され旅行に中々行けなかったので「今年こそは!」と意気込んでいる人も多いはずです。
ただ考えることは基本みな同じ。どこの観光地も大混雑が予想されます。せっかくの休日が普段よりもハードな日となってしまう可能性大です。
また、毎日お出かけ!何て方はそうそういないはずです。自宅でゆっくりと家族水入らずのんびり過ごすのも有意義な休日のあり方です。
そこで、お勧めなのが親子で読書!!西洋絵画から日本美術そして伝記的な本まで子どもと読みたい5冊を選んでみました。
「これは!」とピンときた一冊あったら是非読んでみて下さい。いずれも子どもから大人まで、またアートに興味あるなしに関わらず楽しく読めるものばかりです。
『小学館の図鑑NEOアート 図解 はじめての絵画』青柳 正規 (監修)
「小学館の図鑑NEO」からアートをテーマにした新シリーズの第一段として刊行されたのが、『小学館の図鑑NEOアート 図解 はじめての絵画』です。
注目すべき部分を拡大したり、イラストで図解するなど、鑑賞のポイントが直感的にわかるように作られているまさに「図鑑」の名に相応しい一冊です。
『小学館の図鑑NEOアート 図解 はじめての絵画』
世界の名画約360点を、図解イラストや部分図を用いてわかりやすく解説されており、子どもたちだけでなく、大人の探究心と創造力を育みます。
「何が描かれているか」「どのように表現されているか」を探る鑑賞ページを中心に、画材や絵画技法、美術館の役割についても紹介されています。
『5分でわかれ!印象派』須谷 明 (著)
著者である須谷明(すごくあき)氏が、Twitterで印象派の画家たちを分かりやすく描き紹介した漫画が評判となり、晴れて書籍化された一冊。
難しい絵画論に走るのではなく、あくまでも印象派の人々にスポットを当ていて、自信家もいれば、打たれ弱い画家もいたり、「好感度のバケモノ」も居たりと、とてもキャラが立っているのが分かります。
『5分でわかれ!印象派』
モネやルノワール、セザンヌだって今でこそ巨匠ですが、当時はイケイケで好き勝手やっていたことなど漫画を通すことで等身大に見えてきます。
カラー図版入りの印象派コミックってよく考えたら贅沢です。
因みにこの本の監修を「青い日記帳」が務めており、巻末に「印象派が生まれた背景・理由」と「印象派、その後への影響」というコラムを書かせて頂きました。
『美術家たちの学生時代』㓛刀知子 (著)
現在第一線で活躍する10人の美術家たちの幼少期から主に学生時代について、功刀氏が直接インタビューしたものをまとめた一冊です。
美術家を志す人だけの本では決してないことが読み進めていくうちに分かってきます。10人とも「真摯に自分に向き合い、足元を掘り下げる姿勢」を共通して持っています。
『美術家たちの学生時代』
自己肯定感の低い人が増えている今、10人のアーティストの決して平坦ではない学生時代のエピソードを読むことで、特に若い人には前向きな気持ちが持てるはずです。
今を時めくメジャーな10人の芸術家たちですが、翻ってみれば「自分と同時代を生きる人たち」です。同じ時代を生きている人の下積みの話を読むことは、今を行く抜くヒントを得ることになります。
『浮世絵動物園: 江戸の動物大集合!』太田記念美術館 (監修), 赤木 美智, 渡邉 晃, 日野原 健司 (著)
風景画に美人画、相撲絵や役者絵など身近な様々なものを表現し人々を楽しませた浮世絵。その中にかなりの高確率で描かれているのが動物です。
猫や犬、牛、馬といった身近な動物から、江戸時代はとても珍しかった象や虎といった舶来の「珍獣」までテーマごとに4章構成で丁寧に紹介しています。
『浮世絵動物園: 江戸の動物大集合!』 浮世絵専門の美術館・太田記念美術館で過去2回開催され、大好評を博した「浮世絵動物園」展をベースとしているだけあり、とても充実した贅沢な一冊です。
おめでたい鶴や亀、地震を起こすとされた鯰など、動物が描かれた約160点もの浮世絵で読み解く日本文化。親子で楽しく読めること間違いなしです。
『意味がわかるとおもしろい! 世界のスゴイ絵画』佐藤晃子 (著), 伊野孝行 (イラスト)
「名画鑑賞の第一歩に」を目標に、学研編集部が教養として知っておきたい50の名画を厳選し、見どころをわかりやすく解説した今回紹介した中では最も大きなサイズの本。
アートライターで多くの本を手がける佐藤晃子さんの分かりやすく興味を惹く解説により、美術や歴史の授業で習う作品の理解が進むのはもちろん、名画を見る眼が自然と養われます。
『意味がわかるとおもしろい! 世界のスゴイ絵画』
誰もが知っている西洋絵画から今人気の日本美術まで、古今東西50の名画を見開きで掲載。描かれた時代背景や画家のエピソードも満載です。
この本で興味を持った絵画を実際に美術館へ観に行けたら何と幸せなことでしょう。スゴイからカワイイ!まで絵画の魅力がびっしり詰めこまれた一冊です。
図鑑、漫画、インタビュー本、浮世絵、そして大判・堅牢製本な図書館本まで内容も装幀もバラエティーに豊かな5冊の美術関連本を紹介しました。
いずれも、子どもから大人まで楽しく読めて、学びや気付きの多い本ばかりです。
アート関連書籍に関しては、以下のコラムでも多くの魅力的な本が紹介されています。合わせてチェックしてみて下さい。
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〇SNSで大反響!ヴィクトリアン・ファンタジーの世界と少女たちをテーマにしたぬり絵ブック #ヴィクトリアン幻想図鑑
〇美術鑑賞の達人たちから絵の見方を教わろう。楽しんで学べるアートの指南書BEST5(美術手帖)