吉岡秀隆が演じるNHK版金田一耕助シリーズの第3弾はアノ名作『犬神家の一族』!大竹しのぶとの演技合戦が怖すぎる

2023/4/21 17:00 龍女 龍女

昭和20年代に金田一耕助シリーズは、時代劇スターの片岡千恵蔵(1903~1983)が初めて金田一耕助を演じているが、この時はスーツ姿であった。

1976年の『犬神家の一族』の監督は市川崑(1915~2008)だ。


(市川崑監督 イラストby龍女)

初めて金田一耕助の風貌が原作通りに絣の単衣と袴姿で登場した。
演じたのは石坂浩二(1941年6月20日生れ)である。


(石坂浩二扮する金田一耕助 イラストby龍女)

犬神松子を演じたのは、高峰三枝子(1918~1990)。


(高峰三枝子扮する犬神松子 イラストby龍女)

佐清はあおい輝彦(1948年1月10日生れ)。
佐清は戦争から帰ってきて顔を怪我している為に覆面をしているのもインパクトが強い。
佐清マスクは後の作品で何度もパロディの対象になったりしている。


(あおい輝彦扮する犬神佐清 イラストby龍女)

ヒロインの野々宮珠世は島田陽子(1953~2022)が演じた。


(島田陽子扮する野々宮珠世 イラストby龍女)

石坂浩二の金田一耕助は、天使のように市川崑は演出した。
吉岡秀隆の金田一耕助は目の前の事件を困った表情をしながら解決していく。
天使よりは人間味のある雰囲気である。

松子を演じた高峰三枝子はブルーリボン助演女優賞を受賞しており、金田一耕助と松子のやりとりが『犬神家の一族』の俳優の見せ場の1つである。
今回は松子を大竹しのぶが演じているので、吉岡秀隆とやりとりが注目である。
高峰三枝子は、昭和の激動の荒波を越えてきた女性の貫禄があったが、大竹しのぶはどう演じるのか?
詳しくは言えないが、ラストの方に事件が解決した時に、大竹しのぶがどんな表情を浮かべるのか?
そこに注目している。
今からゾクゾクしていて、非常に楽しみである。


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