今回のコラムのテーマは、4月3日から始まった朝の連続テレビ小説（朝ドラ）の『らんまん』である。

窪田正孝が小関裕而をモデルにした作曲家を演じた『エール』（2020年4月～9月）以来、男性が主人公の作品となる。

主演は神木隆之介（1993年5月19日生れ）である。


（神木隆之介　イラストby龍女）

NHKの看板ドラマ枠といえば、朝ドラと大河ドラマだ。
明治以前の時代を描くのが大河ドラマ、明治以降の近代が朝ドラと棲み分けが出来ているようだ。
ただし朝ドラの方は、現代劇のフィクションの作品もあるので、厳密ではない。
（大河ドラマも『春の波涛』（1984）、『山河燃ゆ』（1985）、『いのち』（1986）、『いだてん』（2019）と例外はある）

さて今回の主人公の槙野万太郎は、植物学者牧野富太郎がモデルである。
次の頁では、牧野富太郎の生涯を簡単に振り返って、朝ドラでは何処までやるのか予想してみよう。