アカデミー賞の大本命!?ミシェル・ヨー主演、『グーニーズ』のアノ元人気子役も出演する『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』をネタバレ紹介

2023/3/10 17:00 龍女 龍女

今回のコラムのテーマは、第95回アカデミー賞最多部門候補作品
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』である。

主役はミシェル・ヨー(1962年8月6日生れ)である。


(ミシェル・ヨー イラストby龍女)

今回取り上げるのは、筆者が観に行ったのも大きいが、いよいよ3月13日に第95回アカデミー賞授賞式が行われるからである。

アカデミー賞では、次の頁にイラストで描いた俳優は皆俳優部門の候補になっている。
助演男優賞にキー・ホイ・クァン(1971年8月20日生れ)
『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』(1984)や『グーニーズ』(1985)の子役を経て、アクション監督として裏方で働いた後、38年ぶりに俳優復帰している。
既に各映画賞の助演男優賞を獲得していて、俳優賞の中では一番確実である。
助演女優賞にジェイミー・リー・カーティス(1958年11月22日生れ)
ステファニー・シュー(1990年11月25日生れ)
そして、主演女優賞のミシェル・ヨーである。
マレーシア生れの中国人で、ミス・マレーシアに選ばれた後、『ポリスストーリー3』(1992)にジャッキー・チェンと共演して以降、映画界に進出した。
『007トゥモロー・ネバー・ダイ』(1997)ではボンドガール役でハリウッドにも進出し、『グリーン・デスティニー』(2000)では中国の時代劇武侠映画に挑戦。
アクション以外では、『クレイジー・リッチ』(2018)ではコメディ作品もこなしている。
特にミシェル・ヨーは、これまでの役柄を踏まえた集大成で、絶好の受賞の機会であろう。
初のアジア系の主演女優賞を受賞するかもしれない。

次の頁では、複雑なこの映画について内容を紹介していく。
筆者は身につまされる部分もあったので、その点も述べていこう。

    次へ

  1. 1
  2. 2