綾瀬はるか・長谷川博己共演の映画『はい、泳げません』で描かれる「泳げない人あるある」が分かり身が深すぎた!

2022/6/16 22:00 龍女 龍女

③ なんで浮くのか分からない。

本来、人間は水の浮力によって、何もしなくても浮く。
しかし、泳げない者は、水が怖いので水に入った途端に体がこわばって力を込めてしまう。
それでは浮くはずがない。
これも何度も水に入って力を抜く練習を繰り返すしか方法がない。

小学生の時にやらされたのが、ダルマ浮きというヤツである。
水の中で両足を体育座りのようにして抱きかかえて体を丸めて浮く方法である。
それなりに楽しかったのだが、いたずら好きの子供はダルマ浮きしている最中の友達を沈めたりする遊びをしていたような記憶がある。

スイミングスクールに通っていた頃、一番楽しかったのは、このイラストのように、背浮きである。
耳が水面の下で陸上とは別の音がして、一種の癒やしの時間になる。


(『はい、泳げません』の1シーンから引用 イラストby龍女)


④ 息継ぎのタイミングが分からない。

水中は、陸地とは別世界だから楽に息を吸ったり吐いたりする何気ない動きが出来ないのが怖いのである。
筆者は更に喘息とアレルギー性鼻炎を持っていたので、そもそも陸地で上手く呼吸が出来なかったのが大きい。
人間が水の中で呼吸をするには、改めて呼吸の練習をする必要がある。
だが、水での呼吸法は陸上とは異なる。
陸上での理想的な呼吸法は鼻から吸って口ではく。
水中では鼻だろうが口だろうが息を吐いて、顔を陸に上げて吸う。
呼吸のリズムを自分で作り上げないといけない。
もう一つの問題はクロールの場合、顔の上げ方である。
前へ上げると下半身が沈んでしまい、推進力が下がるので真横に顔をひねって上げるにはどうしたら良いのか?
その方法も薄原静香(綾瀬はるか)が教えてくれる。
どうしたら良いか?
是非本編を見て欲しい。
案外簡単な方法で、感心してしまった。


(『はい、泳げません』の1シーンから引用 イラストby龍女)

さてこのように泳げない人の理由あるあるを四つ上げてみた。


映画ではもっと劇的な過去のドラマが存在するが、そこまで深刻で無くても、過去に幾つかの恐怖を味わったらそりゃ水が怖くなるに決まっている。


(『はい、泳げません』の1シーンから引用 イラストby龍女)

筆者としては、確かに泳げるようになった。
しかし、プールは底の深さが分かるし、距離も決まっているから大丈夫。
やはり、自然の海と川は克服できない。


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