展覧会でも大活躍！名画に新たな魅力を与える「ぐでたま」コラボグッズ
ぐでぐでやる気のないたまごのキャラクター「ぐでたま」。
その人気は計り知れなく、Netflixで何と実写化？！されることもつい先日発表となったばかり。
©️ 2022 SANRIO CO., LTD. S／D・G 著作 株式会社サンリオ
2013年にサンリオが開催した食べ物をテーマにした新キャラクターの一般人気投票企画「食べキャラ総選挙」から誕生（第2位）したぐでたま。
翌2014年から2020年まで朝の情報番組でショートアニメが放送され、Twitterフォロワーは100万人を超えるほどの人気にもかかわらず、本人はやる気がないという設定のキャラクターです。
スーパーの納豆売場で｢金のつぶ たれたっぷり！たまご醤油たれ｣とのコラボパッケージなるものまで見かける今日この頃。
その勢いはとどまるところを知らず、「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」でもぐでたまコラボグッズなるものがミュージアムショップに並んでいます。
ゆでるもよし、焼くのもよし、生のままでもよし。色んな調理法があるけれど、ぐでぐでやる気のないたまご、ぐでたま。
「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」の作品世界の中で遊ぶ、ぐでたまの商品。
たまごボーロやトートバックなどある中で、絵画とのコラボがめちゃめちゃ生き生きしているのがミニクリアファイル。
実際の絵画をどうぐでたまが料理（コラボ）しているのか比較しながら観て行きましょう。
まずはスペインが生んだ画家の中の画家と称されるベラスケスのこちらの作品から。
ディエゴ・ベラスケス「卵を料理する老婆」1618年
ベラスケス19歳の時に描かれたことが判明しているこちらの作品、構図や人物や物の質感の描き分けが既に完璧に近いものとなっています。
同じくスペイン生まれのピカソも早熟でしたが、ベラスケスもそれに勝るとも劣りません。
その名画もぐでたまに料理されるとごらんのように…
オリーブオイルの鍋の中に卵を入れて作るシンプルな料理。「油かけま～す」最高ですね！これ。
お次は、ポスターにも起用されているロココ期のイギリスの画家ジョシュア・レノルズの優雅なこちらの作品。
ジョシュア・レノルズ「ウォルドグレイヴ家の貴婦人たち」1780-81年
美しい３人姉妹が、揃いの白い服を着て、針仕事をしているちょっと浮世離れした優美な世界。
ここにぐでたまの入る隙はないかと思いきや…
そうきましたか…高く結い上げた髪の毛を「巣」としてしまうとは、、、「おもっ」。手元の編み物も気が付けばぐでたまに。
キャラクターと絵画がコラボしたグッズはそれほど珍しいものではありませんが、ここまで上手く「料理」されたものは見たことがありません。
使う使わないは別として、買わなきゃ！と思いに駆られ気が付けばレジに並んでいました。
ジョン・エヴァレット・ミレイ「古来比類なき甘美な瞳」1881年
最後は日本でも人気の高いイギリス人画家ミレイが描いた美しく可憐な女性像。
甘美な瞳もぐでたまに占拠されてしまうと、眉毛も垂れ下がり困り果てた表情に。
ミレイが描く花籠にはスミレなど野に咲く美しい草花が緻密に描かれているのですが、ぐでたまにその場を取って代わられると、まるで別の作品になってしまいます。
これでは、卵売りの少女ですww
展覧会の見どころについてはこちらから→「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」
展覧会に展示されている名画の興味を引き立て、新しい価値観！？を観る者に植え付ける「ぐでたま コラボグッズ」。
ミュージアムショップが「もうひとつの展示室」であることを再認識させる魅力あふれるグッズです。
スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち
THE GREATS: Masterpieces from the National Galleries of Scotland
展覧会公式サイト：https://greats2022.jp/
2022年4月22日（金）〜7月3日（日）
東京都美術館
2022年7月16日（土）〜9月25日（日）
神戸市立博物館
2022年10月4日（火）〜11月20日（日）
北九州市立美術館
展覧会の見どころについてはこちらから→「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」
『ミュージアムグッズのチカラ2』
大澤夏美 (著)
・あの傑作本の第二弾！『ミュージアムグッズのチカラ2』
その人気は計り知れなく、Netflixで何と実写化？！されることもつい先日発表となったばかり。
©️ 2022 SANRIO CO., LTD. S／D・G 著作 株式会社サンリオ
2013年にサンリオが開催した食べ物をテーマにした新キャラクターの一般人気投票企画「食べキャラ総選挙」から誕生（第2位）したぐでたま。
翌2014年から2020年まで朝の情報番組でショートアニメが放送され、Twitterフォロワーは100万人を超えるほどの人気にもかかわらず、本人はやる気がないという設定のキャラクターです。
スーパーの納豆売場で｢金のつぶ たれたっぷり！たまご醤油たれ｣とのコラボパッケージなるものまで見かける今日この頃。
その勢いはとどまるところを知らず、「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」でもぐでたまコラボグッズなるものがミュージアムショップに並んでいます。
ゆでるもよし、焼くのもよし、生のままでもよし。色んな調理法があるけれど、ぐでぐでやる気のないたまご、ぐでたま。
「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」の作品世界の中で遊ぶ、ぐでたまの商品。
たまごボーロやトートバックなどある中で、絵画とのコラボがめちゃめちゃ生き生きしているのがミニクリアファイル。
実際の絵画をどうぐでたまが料理（コラボ）しているのか比較しながら観て行きましょう。
まずはスペインが生んだ画家の中の画家と称されるベラスケスのこちらの作品から。
ディエゴ・ベラスケス「卵を料理する老婆」1618年
ベラスケス19歳の時に描かれたことが判明しているこちらの作品、構図や人物や物の質感の描き分けが既に完璧に近いものとなっています。
同じくスペイン生まれのピカソも早熟でしたが、ベラスケスもそれに勝るとも劣りません。
その名画もぐでたまに料理されるとごらんのように…
オリーブオイルの鍋の中に卵を入れて作るシンプルな料理。「油かけま～す」最高ですね！これ。
お次は、ポスターにも起用されているロココ期のイギリスの画家ジョシュア・レノルズの優雅なこちらの作品。
ジョシュア・レノルズ「ウォルドグレイヴ家の貴婦人たち」1780-81年
美しい３人姉妹が、揃いの白い服を着て、針仕事をしているちょっと浮世離れした優美な世界。
ここにぐでたまの入る隙はないかと思いきや…
そうきましたか…高く結い上げた髪の毛を「巣」としてしまうとは、、、「おもっ」。手元の編み物も気が付けばぐでたまに。
キャラクターと絵画がコラボしたグッズはそれほど珍しいものではありませんが、ここまで上手く「料理」されたものは見たことがありません。
使う使わないは別として、買わなきゃ！と思いに駆られ気が付けばレジに並んでいました。
ジョン・エヴァレット・ミレイ「古来比類なき甘美な瞳」1881年
最後は日本でも人気の高いイギリス人画家ミレイが描いた美しく可憐な女性像。
甘美な瞳もぐでたまに占拠されてしまうと、眉毛も垂れ下がり困り果てた表情に。
ミレイが描く花籠にはスミレなど野に咲く美しい草花が緻密に描かれているのですが、ぐでたまにその場を取って代わられると、まるで別の作品になってしまいます。
これでは、卵売りの少女ですww
展覧会の見どころについてはこちらから→「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」
展覧会に展示されている名画の興味を引き立て、新しい価値観！？を観る者に植え付ける「ぐでたま コラボグッズ」。
ミュージアムショップが「もうひとつの展示室」であることを再認識させる魅力あふれるグッズです。
スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち
THE GREATS: Masterpieces from the National Galleries of Scotland
展覧会公式サイト：https://greats2022.jp/
2022年4月22日（金）〜7月3日（日）
東京都美術館
2022年7月16日（土）〜9月25日（日）
神戸市立博物館
2022年10月4日（火）〜11月20日（日）
北九州市立美術館
展覧会の見どころについてはこちらから→「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」
『ミュージアムグッズのチカラ2』
大澤夏美 (著)
・あの傑作本の第二弾！『ミュージアムグッズのチカラ2』
