名画マステのフェルメール全10作品はこれだ!
折角ですから、制作年代順に紹介していくことにします。
ただし、フェルメールの場合は何年に描いたというはっきりと分かっている作品が少ないため、若干前後するものもあるかもしれませんが、その辺は大目にみて下さい。
「ディアナとニンフたち」1655年 - 1656年頃 マウリッツハイス美術館蔵
人々の何気ない日常生活のひとコマを描いた作品で知られるフェルメールですが、初期の段階ではこうした物語画(宗教画)を描いていました。
「牛乳を注ぐ女」1658年 - 1660年頃 アムステルダム国立美術館
フェルメール作品の最高傑作との呼び声の高い名画中の名画がこの時点で登場してしまいました。レンブラントの「夜警」と並ぶオランダの至宝です。
「デルフトの眺望」1660〜1661年頃 マウリッツハイス美術館
風景画は現在この作品を含めて2点しか確認されていません。一見どこにでもある町の風景に思えますが、近くで観ると所々光の粒が溢れています。これは現地で是非観たい作品です。泣いてしまいそうになります。
「天秤を持つ女」1664年頃 ワシントン・ナショナル・ギャラリー蔵
ザ・フェルメール作品!と言える構図の一枚です。単身の女性像、左側に窓、そこから差し込む光、そして画面全体を覆う静けさ。何時間でも観ていられる作品です。
「水差しを持つ女」1664年 - 1665年頃 メトロポリタン美術館蔵
個人的にフェルメールの風俗画の中ではこれが一番のお気に入りです。安定感のある画面構成、そして窓のステンドグラスを柔らかく照らす光。そうオランダの光です。海外旅行行けるようになったらやっぱりNYかな~
「赤い帽子の女」1665年〜1666年頃 ワシントン・ナショナル・ギャラリー蔵
カンヴァスでなく板に描かれている絵はこれのみ(「フルートを持つ女」は後述)でサイズもとても小さく異色な作品。フェルメールではないのでは?といった意見も多いのですが実物は真贋問題など関係なしに良い出来栄えです。
「真珠の耳飾の少女」1665年 - 1666年頃 マウリッツハイス美術館蔵
最もよく知られているフェルメール作品です。この絵があるからこそフェルメール人気が高まったと言っても決して過言ではありません。これ一枚だけのマステ作っても絶対売れます。
「フルートを持つ女」1665年 - 1670年頃 ワシントン・ナショナル・ギャラリー蔵
フェルメールの作品ではないとする研究者の多い作品で、所蔵館のサイトでも「Attributed to Johannes Vermeer」と但し書きが加えられています。さて果たして真相はどうなのでしょう。絵画の世界にこうした問題はいつも付きまといます。
「絵画芸術」1666年 - 1667年頃 ウィーン美術史美術館蔵
こちらは一転して間違いなく正真正銘のフェルメール作品。しかも彼にしては大きな画面で「歴史画」を描く画家自身を登場させているとされています。ミューズに扮した女性の表情もとても穏やかです。
「恋文」1669年 - 1670年頃 アムステルダム国立美術館蔵
女性と召使の二人を描いた作品も数点描いており、いずれも手紙が重要なテーマとなっています。17世紀において普通郵便制度が発達していたことに驚きます。ドアの向こうからのぞき見るかのような構図はホーホストラーテンの影響でしょう。
さてさて、駆け足で100円マステに収録されているフェルメールの10作品をみてきました。中々きわどい作品も取り入れる一方、歴史画、風俗画、風景画とバランスのよい構成となっておりお見事です。
Seria(セリア)でアートなマステ見つけたら、迷わずレジへ!
フェルメール、ルノワール、ゴッホ……さて次は一体誰のマステが登場するのでしょう。パトロール怠らないようにしますね!
『フェルメール会議』青い日記帳 (監修)
ただし、フェルメールの場合は何年に描いたというはっきりと分かっている作品が少ないため、若干前後するものもあるかもしれませんが、その辺は大目にみて下さい。
「ディアナとニンフたち」1655年 - 1656年頃 マウリッツハイス美術館蔵
人々の何気ない日常生活のひとコマを描いた作品で知られるフェルメールですが、初期の段階ではこうした物語画(宗教画)を描いていました。
「牛乳を注ぐ女」1658年 - 1660年頃 アムステルダム国立美術館
フェルメール作品の最高傑作との呼び声の高い名画中の名画がこの時点で登場してしまいました。レンブラントの「夜警」と並ぶオランダの至宝です。
「デルフトの眺望」1660〜1661年頃 マウリッツハイス美術館
風景画は現在この作品を含めて2点しか確認されていません。一見どこにでもある町の風景に思えますが、近くで観ると所々光の粒が溢れています。これは現地で是非観たい作品です。泣いてしまいそうになります。
「天秤を持つ女」1664年頃 ワシントン・ナショナル・ギャラリー蔵
ザ・フェルメール作品!と言える構図の一枚です。単身の女性像、左側に窓、そこから差し込む光、そして画面全体を覆う静けさ。何時間でも観ていられる作品です。
「水差しを持つ女」1664年 - 1665年頃 メトロポリタン美術館蔵
個人的にフェルメールの風俗画の中ではこれが一番のお気に入りです。安定感のある画面構成、そして窓のステンドグラスを柔らかく照らす光。そうオランダの光です。海外旅行行けるようになったらやっぱりNYかな~
「赤い帽子の女」1665年〜1666年頃 ワシントン・ナショナル・ギャラリー蔵
カンヴァスでなく板に描かれている絵はこれのみ(「フルートを持つ女」は後述)でサイズもとても小さく異色な作品。フェルメールではないのでは?といった意見も多いのですが実物は真贋問題など関係なしに良い出来栄えです。
「真珠の耳飾の少女」1665年 - 1666年頃 マウリッツハイス美術館蔵
最もよく知られているフェルメール作品です。この絵があるからこそフェルメール人気が高まったと言っても決して過言ではありません。これ一枚だけのマステ作っても絶対売れます。
「フルートを持つ女」1665年 - 1670年頃 ワシントン・ナショナル・ギャラリー蔵
フェルメールの作品ではないとする研究者の多い作品で、所蔵館のサイトでも「Attributed to Johannes Vermeer」と但し書きが加えられています。さて果たして真相はどうなのでしょう。絵画の世界にこうした問題はいつも付きまといます。
「絵画芸術」1666年 - 1667年頃 ウィーン美術史美術館蔵
こちらは一転して間違いなく正真正銘のフェルメール作品。しかも彼にしては大きな画面で「歴史画」を描く画家自身を登場させているとされています。ミューズに扮した女性の表情もとても穏やかです。
「恋文」1669年 - 1670年頃 アムステルダム国立美術館蔵
女性と召使の二人を描いた作品も数点描いており、いずれも手紙が重要なテーマとなっています。17世紀において普通郵便制度が発達していたことに驚きます。ドアの向こうからのぞき見るかのような構図はホーホストラーテンの影響でしょう。
さてさて、駆け足で100円マステに収録されているフェルメールの10作品をみてきました。中々きわどい作品も取り入れる一方、歴史画、風俗画、風景画とバランスのよい構成となっておりお見事です。
Seria(セリア)でアートなマステ見つけたら、迷わずレジへ!
フェルメール、ルノワール、ゴッホ……さて次は一体誰のマステが登場するのでしょう。パトロール怠らないようにしますね!
『フェルメール会議』青い日記帳 (監修)