【ナースマンガ】「寝たきりの患者」が驚きの回復!「口腔ケア」の重要性

2018/4/12 07:00 ぱれちに ぱれちに




印象的だなと思っている患者さんのエピソードです。


そのおばあちゃんは発語もなく声掛けにもほとんど反応ない方でした。

経口摂取も困難であり、点滴でなんとか栄養補給する状況でした。

自己体動もないため約2時間おきに体位変換、もちろんおむつ交換も全介助でしなくてはいけない状態でした。

大腿骨の手術後から誤嚥性肺炎の診断が下され、痰が非常に多く、短時間でいつも口の中や気管内が痰でいっぱいになってしまい、頻回に痰を吸引、口腔ケアが必要でした。









ある日念入りに口腔ケアをしているととても大きい痰が取れました。

ずっと喉の奥の見えないところにこびりついていたものでした。

「こんなのが、詰まっていたのか・・・そりゃしんどいわけだ」と思いました。

それが取れた瞬間、開眼されしんどそうな患者さんの表情が穏やかになったように見えました。


それから少しずつ患者さんの発語が増え、活気が出てくるようになりました。









もともと重度の認知症であったので、つじつまの合わない発言が多いのですが、意思疎通もとれるようになり、その姿を見て家族さんも喜ばれていました。









活気が出てきたことで、経口摂取もできるようになり、リハビリにも参加できるようになりました。









寝たきりの状態であった患者さんが、ここまで回復されるとは驚きでした。

そして同時に口腔ケア重要性を感じた瞬間でした。




(ぱれちに)



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