【指先に日本の伝統色】 あの胡粉ネイルに限定の新色が登場!

2021/6/29 20:25 虹

どうも、ネイルをしても重労働により翌日の夕方にはネイルが剥がれ落ちてしまう虹です。



綺麗に塗ってもすぐ剥げるもんで、「不毛だからネイルをするのはやめよう……」と何度も思うのですが、それでも塗ってしまうのは、やはり指先が彩られていると気持ちが引き締まるというか、背筋が伸びるように感じるからかなと思ったりします。

とはいえ、除光液で落として新たに塗ってを繰り返していると、爪に負担がかかってしまうのも事実。 日々塗り直しても爪への負担が少ないネイルはあるだろうか……? とあれこれ悩んだ結果、少し前から愛用しているのが「胡粉ネイル」です。


日本最古の絵の具専門店による 使い勝手最高な「胡粉ネイル」




すでにご存じの方も多いと思いますが、胡粉ネイルは、今年創業270周年を迎えた日本最古の日本画絵具専門店「上羽絵惣(うえばえそう)」が発案した水性のネイルです。
ホタテ貝殻の微粉末から作られる日本画の重要な白の顔料である胡粉、その天然素材を取り入れていることが名前の由来となっています。


▲白狐印で有名な京都の老舗「上羽絵惣株式会社」。日本最古(創業1751年!)の日本画用絵具専門店として、岩絵具、水干絵具など700点もの画材商品を卸販売されています。

水性ということで落ちやすいと思われがちですが、トップコートを重ね塗りしたところ、通常のネイルと同等の強度でした(ちなみに比較したのはDiorとTHREEです)。

爪に優しく、つけ心地が軽いのもポイント。
なにより除光液でなくアルコールで落とせるのが嬉しい!
ネイル特有の刺激臭が無いのも素晴らしい‼
そしてそして、あっという間に乾くので、急いでいる時にもめちゃくちゃ重宝する~~‼‼ ……と、これだけでも良いとこだらけの優れものなのですが、このような使い勝手の良さだけが胡粉ネイルの魅力ではないのです!
(※手指のアルコール消毒で落ちてしまうのでは? という疑問ついては後述します)


どんどん買い足したくなる魅惑の色とネーミング

そう、胡粉ネイルの魅力はそれだけにとどまりません。
真の魅力──それは、各色の名前です。
上羽絵惣に伝わる絵具の色やうつろう季節の一瞬など、日本の伝統色をコンセプトにしているというだけあって「水浅黄(みずあさぎ)」「光琳梅(こうりんばい)」といった魅力的な名前が並びます。

こちらは春に出た新色「金霞(きんがすみ)」

▲ひと塗りでこの発色。やわらかなシャンパンゴールドは様々なシーンに使えます。


使い勝手の良さもさることながら、ネーミングに惹かれてつい色を買い足してしまう胡粉ネイルですが、なんと7月1日より期間限定の新色が登場!
上羽絵惣270周年を記念し、「にほんの伝統色」に以下の5色が加わります




◆ 熟れた果実のような鮮やかな黄赤色「橙(だいだい)」



◆ 目が覚めるような発色の青「群青(ぐんじょう)」



◆ やや黄みがかった絶妙な赤「緋色(ひいろ)」



◆ 和装にもぴったり!深みのある青緑色「松葉緑青(まつばろくしょう)」



◆ 紺色を帯びた高貴な馨りの紫「紫紺(しこん)」



夏空に映える鮮やかな色が目を引きますね。差し色としてペディキュアにしても良さそう。

上羽絵惣では胡粉ネイルの図案帖も紹介しています。単色だとちょっと寂しいかな……という方の強い味方となってくれますよ。
「ねいる図案帖」

▲「ねいる図案帖」ではこのようなネイルアートを紹介しています。


いやいや、こんなに器用に描けないよ……という私のような方には、フェリシモで販売されているネイルシールがおすすめ!
中でも「〇〇の世界をまとうネイルシール」シリーズは、モネ、ゴッホ、クリムト、モリスなどの西洋美術の巨匠たちの作品をモチーフにしているので、胡粉ネイルをベースに東西芸術の共演を楽しむことも可能です。

紫紺と群青を重ねたところにゴッホのシールを貼れば、指先に「星月夜」が生まれるという……うーん、たまらん!



ちなみに前述のとおり、胡粉ネイルはアルコール消毒液で落とすことができます。コットンに液体を含ませ、円を描くように撫でるだけ。
というわけで、新型コロナウイルスの感染防止対策のためにアルコール消毒が推奨される現在、胡粉ネイルは外でアルコール消毒をしたら落ちてしまうのでは? と不安に思う方もいらっしゃると思います。
そこで上羽絵惣では、アルコール消毒でネイルが落ちてしまうかどうか、さまざまなシチュエーションでがっつり検証されています。ぜひこちらのページを参考にしてください。
胡粉ネイルは手を消毒したとき落ちないの?


アート好きはもちろん、気軽に使えるネイルを探している方にもおすすめな胡粉ネイル。美術館へ出かけるときは、指先に胡粉をまとって絵と対面してみてはいかがでしょうか?

胡粉ネイル『270周年限定カラー にほんの伝統色』(全5色)


◆カラー:「橙(だいだい)」「群青(ぐんじょう)」「緋色(ひいろ)」「松葉緑青(まつばろくしょう)」「紫紺(しこん)」
◆容量: 各10ml
◆発売日:2021年7月1日(木)~2022年2月28日(月)
◆販売店舗: 上羽絵惣本店及び公式オンラインショップ、全国の胡粉ネイル販売店(一部除く)
◆上羽絵惣ホームページ:https://www.gofun-nail.com/
◆販売価格:各 税込 1,324円(本体価格 1,204円)



現在、東京都現代美術館では「ファッション イン ジャパン 1945-2020 —流行と社会」が開催中!
こちらも普段着からオートクチュールまで、身にまとう芸術の世界です。
明菜さんによる展覧会レポ▶あの頃のファッションが懐かしい!今でも新鮮なオシャレの世界