朝ドラ『おかえりモネ』のトラブルメーカー!?内野聖陽を名脚本家たちが使いたがる理由とは

2021/6/16 22:00龍女龍女

「卵が先か、鶏が先か」と言う言葉がある。
ドラマ・映画・演劇の場合は「俳優が先か。脚本が先か」になるだろうか?
観客視聴者が「良い脚本だ」と見極めるのは、名優の名演技が引き出されて感動するからだ。
脚本が先だと思ってみたが違う気がする。
観客として観ていた脚本家が別の芝居である俳優を見つけたとする。
「この人を使ってオリジナルが書きたい!」
と思った場合は俳優が先である。

無名の若手舞台俳優から逸材を見つけるのが得意な脚本家がいる。


(2016年のスポニチの記事から引用 イラストby龍女)

大石静(1951年9月14日生)である。
NHKはテレビ局の中でも俳優のギャラが安いといわれている。
民放よりも大きな役で若手の抜擢が多いのはそういう理由がある。

彼女がNHKで手がけたドラマでブレイクした俳優を挙げていこう。
朝ドラの脚本で2番目に書いた『オードリー』では、堺雅人と佐々木蔵之介。
不倫もので話題になった『セカンドバージン』では、長谷川博己である。

この3人のうち2人は大河ドラマの主役まで出世している。
『真田丸』の堺雅人、『麒麟がくる』の長谷川博己だ。
おそらく、大河の歴史の中でも名作と語り継がれる作品の主役である。
主役にならなかったとは言え、佐々木蔵之介は『風林火山』で真田幸村の祖父に当たる真田幸隆、『麒麟がくる』では羽柴秀吉と重要な役を演じた。

しかし、大石静が映像メディアでおそらく見つけた初期の若手俳優としてこの人を忘れてはいけない。


(最新作『おかえりモネ』の1シーンから引用 イラストby龍女)

今回の主役、内野聖陽(1968年9月16日生)である。
彼の名前がテレビ界で売れたのも朝ドラがきっかけ。ヒロインの相手役という初めての大きな役だった。

朝ドラのヒロインの相手役から大河ドラマの主役という日本の男優としては王道を歩んだ現役バリバリの名優について、探っていこう。

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