初めて行ったミュージアムを覚えていますか?
こんにちは、いまトピアート部のyamasanです。
新型コロナウィルスの感染拡大で、ミュージアムめぐりもままならない状況が続いていますが、アートファンのみなさま、いかがお過ごしでしょうか。
私は、今まで印象に残った美術館・博物館を振り返っていましたが、ここであることがはたと頭の中に思い浮かんできました。
「そういえば、初めて行った美術館・博物館はどこだったのだろうか。」
思い返してみると、私の場合、一番最初に行ったミュージアムは、子供のころ親に連れられて行った、かつての神奈川県立博物館、今の神奈川県立歴史博物館でした。

横浜正金銀行の本店として1904(明治37)年に建てられたネオ・バロック様式の建物が印象的な神奈川県立歴史博物館は、1967(昭和42)年、自然科学系と人文科学系の総合博物館としてオープンしました。
その後、自然科学系部門は小田原の「神奈川県立生命の星・地球博物館」に移り、神奈川県立歴史博物館が1995(平成7)年に開館しました。
神奈川県立博物館の時は、確か展示室に入ってすぐに丹沢の植生の再現展示がありました。そこに展示されていた鹿や野生動物たちのはく製がある光景は、強く印象に残っていて、今でもここに来ると、ないはずの動物たちのはく製をついつい探してしまうのです。
旧横浜正金銀行本店にあたる旧館部分は国の重要文化財に指定されていて、普段は非公開の場所の見学会が開催されることがあります。
私は以前、建物のシンボル、屋上ドームが公開された時に見学会に参加しました。

屋上まで出ると、ドームがこんな近くで見られます。
屋上ドームは1923(大正12)年の関東大震災で焼失しましたが、1967(昭和42)年の開館にあわせて復元されたものです。
ドームの内側の様子もよくわかります。

公式サイトを見たところ、建物見学会の案内がアップされていました⇒旧横浜正金銀行本店本館 建物見学会
今回は屋上ドームだけでなく地下の金庫扉まで見られるとのことです。
さて、展示室内に移ります。
ネオ・バロック様式のファザードの反対側にある、重厚なつくりの新館の正面玄関から入ると、1階には特別展が開催される特別展示室。

(空調設備等改修工事後に再開館した2018(平成30)年4月に撮影した写真です。)
現在開催中の特別展は、「錦絵 にみる明治時代-丹波コレクションが語る近代ニッポン-」。

会 期 令和3年4月29日(木・祝)~6月20日(日)
前 期 4月29日(木・祝)~5月23日(日)
後 期 5月26日(水)~6月20日(日)
※前後期で全ての作品が展示替
開館時間 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日 月曜日(5月3日は開館)
※5月25日(火)は展示替のため特別展のみ閉場
観覧料 一般 特別展・常設展セット料金 850円 ほか
(特別展が600円、常設展が300円なので50円お得です。)
※事前予約制です。事前予約、展覧会の詳細はこちらをご覧ください⇒「錦絵 にみる明治時代-丹波コレクションが語る近代ニッポン」
同館が所蔵する6000点におよぶ日本有数の錦絵コレクション「丹波コレクション」のうち、1000点あまりある明治時代の錦絵の中から、今回の展覧会では、西郷隆盛が明治政府に反旗を翻した西南戦争や大日本帝国憲法発布といった、明治期の有名な出来事をテーマにしたものが展示されるとのこと。
まさに錦絵で綴る激動の明治期。展覧会のタイトルで「錦絵」に「ビジュアル」とルビを振ったところが粋ですね。楽しみな展覧会です。
常設展は2階と3階。年代順に3階から見て回ります。
3階 テーマ1 原始・古代 テーマ2 中世
2階 テーマ3 近世 テーマ4 近代 テーマ5 現代・民俗
常設展示なので、いつでも見られる展示作品もありますが、書画など長く展示していると傷むものは展示替えがあって、特集展示もあるので、ふらりと来てみたら、お気に入りの逸品にめぐり会えるかもしれません。
※常設展は一部を除き撮影可です。
以下に紹介する作品は常に展示されているものではありませんが、今まで見た神奈川に縁のある作品をいくつかご紹介したいと思います。
江の島は今も昔も人気の観光地。楽しげな女性3人の江の島もうでの様子です。

歌川豊国(三代)「江の島もうで」 弘化年間(1844-47) 丹波コレクション
歌川広重(初代)の「不二三十六景」より、箱根と大山から望む富士山

右から 歌川広重(初代)「不二三十六景 相模大山来迎谷」嘉永年間(1848-52)、「不二三十六景 箱根山中湖水」 嘉永5年(1852) いずれも丹波コレクション
こちらは豊臣秀吉の書状。小田原城落城後、秀吉が関東足利氏の権威を利用して東国支配を行おうとしたことがうかがえる貴重な史料です。

「豊臣秀吉朱印状」 戦国時代 1590(天正18年)7月17日
歴史博物館に欠かせないのが再現展示やジオラマ。
こちらは洋館が建ち並ぶ横浜関内の様子を再現したジオラマ。
下の写真の場所は、横浜スタジアムのある横浜公園から海側に向かう日本大通。
明治20年代の様子とのことなので、今から130年ほど前ですが、こんなおしゃれな街並みを一度は歩いてみたかったです。
それでも、こうやって目線を下げてみると、まるで自分が街の中を歩いているような気分になります。

鎌倉にある円覚寺舎利殿の復元模型。中に入ることもできます。

円覚寺舎利殿は普段は非公開。例年5月に公開されますが、今年(2021年)は5月1日から5日まで5日間特別公開されることが決まりました⇒国宝舎利殿 特別公開(5/1-5/5)のお知らせ⇒終了しました。
民俗のコーナーがこれほど充実しているとは知りませんでした!
高度成長期(1970年代)前の神奈川の一般的な民家を再現したものですが、遠い昔でなく、わずか50年前にはこういった家が残っていたのですね。
神棚のある部屋にはお月見のお供えがあります。

さてこれは何でしょうか。

これは、横浜浮世絵の組上用の用紙です。組上とはペーパークラフトのことで、用紙はこちらからダウンロードできます⇒作ってみよう横浜浮世絵の組上
同じページに作り方の解説もあるので、とても親切。
ぜひトライしてみてはいかがでしょうか!
今回は私が初めて行ったミュージアムをご紹介しましたが、特別展も常設展も充実の内容で、建物そのものも見応えのある神奈川県立歴史博物館は、初めて行ったというだけでなく、これからも足繁く通うことになりそうなミュージアムなのです。
新型コロナウィルスの感染拡大で、ミュージアムめぐりもままならない状況が続いていますが、アートファンのみなさま、いかがお過ごしでしょうか。
私は、今まで印象に残った美術館・博物館を振り返っていましたが、ここであることがはたと頭の中に思い浮かんできました。
「そういえば、初めて行った美術館・博物館はどこだったのだろうか。」
思い返してみると、私の場合、一番最初に行ったミュージアムは、子供のころ親に連れられて行った、かつての神奈川県立博物館、今の神奈川県立歴史博物館でした。

横浜正金銀行の本店として1904(明治37)年に建てられたネオ・バロック様式の建物が印象的な神奈川県立歴史博物館は、1967(昭和42)年、自然科学系と人文科学系の総合博物館としてオープンしました。
その後、自然科学系部門は小田原の「神奈川県立生命の星・地球博物館」に移り、神奈川県立歴史博物館が1995(平成7)年に開館しました。
神奈川県立博物館の時は、確か展示室に入ってすぐに丹沢の植生の再現展示がありました。そこに展示されていた鹿や野生動物たちのはく製がある光景は、強く印象に残っていて、今でもここに来ると、ないはずの動物たちのはく製をついつい探してしまうのです。
神奈川県立歴史博物館 利用案内
住 所 〒231-0006 横浜市中区南仲通5-60
観覧料 20歳以上の方 常設展 300円、特別展 別料金 ほか
開館時間 通常 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日 月曜日(「国民の祝日・休日」の場合は開館)
年末年始(12月28日~1月4日) ほか
※常設展、特別展の観覧は、事前予約制です。
※同館の詳細、事前予約、新型コロナウィルス感染予防対策などについては公式HPをご覧ください⇒神奈川県立歴史博物館
住 所 〒231-0006 横浜市中区南仲通5-60
観覧料 20歳以上の方 常設展 300円、特別展 別料金 ほか
開館時間 通常 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日 月曜日(「国民の祝日・休日」の場合は開館)
年末年始(12月28日~1月4日) ほか
※常設展、特別展の観覧は、事前予約制です。
※同館の詳細、事前予約、新型コロナウィルス感染予防対策などについては公式HPをご覧ください⇒神奈川県立歴史博物館
建物そのものが芸術作品です
旧横浜正金銀行本店にあたる旧館部分は国の重要文化財に指定されていて、普段は非公開の場所の見学会が開催されることがあります。
私は以前、建物のシンボル、屋上ドームが公開された時に見学会に参加しました。

屋上まで出ると、ドームがこんな近くで見られます。
屋上ドームは1923(大正12)年の関東大震災で焼失しましたが、1967(昭和42)年の開館にあわせて復元されたものです。
ドームの内側の様子もよくわかります。

公式サイトを見たところ、建物見学会の案内がアップされていました⇒旧横浜正金銀行本店本館 建物見学会
今回は屋上ドームだけでなく地下の金庫扉まで見られるとのことです。
特別展はいつも充実の内容です
さて、展示室内に移ります。
ネオ・バロック様式のファザードの反対側にある、重厚なつくりの新館の正面玄関から入ると、1階には特別展が開催される特別展示室。

(空調設備等改修工事後に再開館した2018(平成30)年4月に撮影した写真です。)
現在開催中の特別展は、「

会 期 令和3年4月29日(木・祝)~6月20日(日)
前 期 4月29日(木・祝)~5月23日(日)
後 期 5月26日(水)~6月20日(日)
※前後期で全ての作品が展示替
開館時間 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日 月曜日(5月3日は開館)
※5月25日(火)は展示替のため特別展のみ閉場
観覧料 一般 特別展・常設展セット料金 850円 ほか
(特別展が600円、常設展が300円なので50円お得です。)
※事前予約制です。事前予約、展覧会の詳細はこちらをご覧ください⇒「
同館が所蔵する6000点におよぶ日本有数の錦絵コレクション「丹波コレクション」のうち、1000点あまりある明治時代の錦絵の中から、今回の展覧会では、西郷隆盛が明治政府に反旗を翻した西南戦争や大日本帝国憲法発布といった、明治期の有名な出来事をテーマにしたものが展示されるとのこと。
まさに錦絵で綴る激動の明治期。展覧会のタイトルで「錦絵」に「ビジュアル」とルビを振ったところが粋ですね。楽しみな展覧会です。
常設展も質量ともに豊富な内容の展示です
常設展は2階と3階。年代順に3階から見て回ります。
3階 テーマ1 原始・古代 テーマ2 中世
2階 テーマ3 近世 テーマ4 近代 テーマ5 現代・民俗
常設展示なので、いつでも見られる展示作品もありますが、書画など長く展示していると傷むものは展示替えがあって、特集展示もあるので、ふらりと来てみたら、お気に入りの逸品にめぐり会えるかもしれません。
※常設展は一部を除き撮影可です。
以下に紹介する作品は常に展示されているものではありませんが、今まで見た神奈川に縁のある作品をいくつかご紹介したいと思います。
江の島は今も昔も人気の観光地。楽しげな女性3人の江の島もうでの様子です。

歌川豊国(三代)「江の島もうで」 弘化年間(1844-47) 丹波コレクション
歌川広重(初代)の「不二三十六景」より、箱根と大山から望む富士山

右から 歌川広重(初代)「不二三十六景 相模大山来迎谷」嘉永年間(1848-52)、「不二三十六景 箱根山中湖水」 嘉永5年(1852) いずれも丹波コレクション
こちらは豊臣秀吉の書状。小田原城落城後、秀吉が関東足利氏の権威を利用して東国支配を行おうとしたことがうかがえる貴重な史料です。

「豊臣秀吉朱印状」 戦国時代 1590(天正18年)7月17日
歴史博物館に欠かせないのが再現展示やジオラマ。
こちらは洋館が建ち並ぶ横浜関内の様子を再現したジオラマ。
下の写真の場所は、横浜スタジアムのある横浜公園から海側に向かう日本大通。
明治20年代の様子とのことなので、今から130年ほど前ですが、こんなおしゃれな街並みを一度は歩いてみたかったです。
それでも、こうやって目線を下げてみると、まるで自分が街の中を歩いているような気分になります。

鎌倉にある円覚寺舎利殿の復元模型。中に入ることもできます。

円覚寺舎利殿は普段は非公開。例年5月に公開されますが、今年(2021年)は5月1日から5日まで5日間特別公開されることが決まりました⇒
民俗のコーナーがこれほど充実しているとは知りませんでした!
高度成長期(1970年代)前の神奈川の一般的な民家を再現したものですが、遠い昔でなく、わずか50年前にはこういった家が残っていたのですね。
神棚のある部屋にはお月見のお供えがあります。

おうちでアートも楽しめます!
さてこれは何でしょうか。

これは、横浜浮世絵の組上用の用紙です。組上とはペーパークラフトのことで、用紙はこちらからダウンロードできます⇒作ってみよう横浜浮世絵の組上
同じページに作り方の解説もあるので、とても親切。
ぜひトライしてみてはいかがでしょうか!
今回は私が初めて行ったミュージアムをご紹介しましたが、特別展も常設展も充実の内容で、建物そのものも見応えのある神奈川県立歴史博物館は、初めて行ったというだけでなく、これからも足繁く通うことになりそうなミュージアムなのです。