しんどいという意味の方言「えらい」を、方言だと知らずに使った結果…→ネット民「方言って怖い」の声
一部の地域では、しんどい、疲れたという意味で「えらい」を使うことがあります。これを方言だと知っていれば良いのですが、知らずに使うと良くないケースもあるようです…。
Twitterでは、こんなツイートが注目されています。
しんどい、疲れたという意味で「えらい」を使うのが方言だと知らず、「今日なんだか君えらそうやね〜」と無意識煽りをして「は?」と返されたかなしみ経験があります
— しぐれうい🌂 (@ui_shig) January 21, 2021
こういう方言によるすれ違い、他にもあるのかなあ〜〜〜
三重県出身の投稿者さんは、しんどい、疲れたという意味で「えらい」を使うのが方言だと知らず、「今日なんだか君えらそうやね〜」(「今日なんだか君、しんどそうだね〜」の意味)と言ったところ、「は?」と返された経験があるそうです。その相手にしてみれば「今日なんだか君、偉そうだね〜)と言われたわけですので、そうなるのも無理はありません…。
この投稿を見たTwitterユーザーからは、こんな声があがっています。
以前、関西人の上司に「このゴミ箱ほっといてや」と言われて「何でいちいちそんな事言うのかな?なにか理由でもあるのかなぁ?」と思いつつ、放置しておいたら後で怒られました
— あくあんず@推し印略 (@hagepiks) January 21, 2021
(ほる・ほおる→関西弁の「捨てる」)
ちなみに当方道民で、同様の言葉はこちらでは「なげる」ですね
『えらい』という言葉でも『たくさん』という意味もあるので
— ヒッキー@雨塚酷土 (@shouei2525) January 21, 2021
えらい疲れたわ〜
と使うと…… pic.twitter.com/3xQqfFccIl
方言って怖いですよね pic.twitter.com/U9FrSlDlLe
— qam(21) (@qam21_21) January 21, 2021
鹿児島弁の「だからよ〜!」は同意や相槌を表す表現ですが、知らない人がこれを言われると、その後に反論が続きそうに感じてしまったりします。
— taka🐻🌼 (@taka_m0w0m) January 21, 2021
私の出身地ですと、こわい(疲れた、具合がわるい)がありますね。あと「潤(うる)かす」が標準語ではないと知った時は衝撃でした。
— USNO (@sephiroticvm) January 21, 2021
「また飲みに連れてってください!」と言って「え?今まで言ったことないよね」と言われたのは衝撃でした。
— ゴニョニョン (@bot75976782) January 21, 2021
大阪では「また」は過去に経験のない事柄に対しても使いますので、、
東京に来てしばらくは記憶力が低い人だと思われてました。
鍵かっといて(鍵を閉めておいて)買っといて!?
— konbu@ワーママ (@gizamimipichu1) January 21, 2021
今日えらいわ(しんどいだるい)偉そうやん
机つっといて(掃除するから後ろに持ってって)どやって??
は愛知の人わかるんかな?私は両親が近畿生まれだから、日常的に使ってる直しといて(片付けて)がこの辺の人に伝わらん、、
「だからー!」って言葉 わかる!とか共感する時に使うんですけど否定してると勘違いされたことはありますね。
— ぺぴ🏴☠️ ⚖️ (@gakoruki) January 21, 2021
佐賀方言に「かわいい」と言う意味の「やーらしか」があります。赤ちゃんを連れたお母さんに「まー、やーらしかね」と言ったら他所出身のお母さんだったので変な顔された、という実話を家人から聞きました。今ではあまり使われませんが
— zorori (@zorori_hshinz) January 21, 2021
知り合いが遅刻してきた時に「しかたね〜」って言い放ってきて「何開き直ってんだこいつ」って思ったら方言で「ごめんね」と同じ意味だったと言うことがあります
— Ankokukenに騙されたうろ。 (@BackDoor3idiots) January 21, 2021
コップにこぼれそうなほど注ぐのを「つるつるいっぱい」って方言で言うのを知らなかった友達が、他県に引っ越した後バイトで髪の毛少ないおじさんに酒注ぐ時に言っちゃってブチギレられてたなぁ
— みちけん (@x5L6yGq0E2tlEJB) January 21, 2021
「大丈夫?」を「だいじ?」と言ったりするので「何が?」と返された経験は~ある~!
— すいみゃ🍉 (@suimya) January 21, 2021
徳島でも「えらい」を同じ「しんどい」意で使います!
— るかこ/新刊Booth通販開始→固定参照 (@rukako_zero) January 21, 2021
「せこい」も「しんどい」の意なのですが、修学旅行先の九州でバスガイドさんに「○○ちゃんがせこいって言いよる!」と訴えたら「えっ……私っ?何かした?」って返されました(笑) いや、貴女がケチだと言ってるわけでなくバスに酔ったのよ💦
「捨てる」という意味で「投げる」という言葉を使う地域に行った人が、「これ投げといて」と言われて天ぷら油が入った瓶を渡されて、聞いたままに放り投げ、大惨事になったという話なら聞いたことがある
— 労働力 (@TemeeUnah2) January 21, 2021
めちゃくちゃ分かります…!!!
— 音霊 魂子@すごい (@tamako_aogiri) January 21, 2021
自分も方言でちょいちょいすれ違ったり 伝わってない経験あるので 日本語むずかちい〜🙄❗て頭抱える日々です🤔
んなっ…!全く同じこと言って怒られた経験があります🤦♀️(愛知県出身)
— 福積沙耶 (@fuku_mi_saya) January 21, 2021
無意識煽りっておそろしいですね………
静岡の方だと痒いとこをかいたりするときに "かじる" と言うらしく…
— 凛としてコーリンはいつもけだるげ (@ontheradioevery) January 21, 2021
その言葉を初めて聞いた時は??ってなりましたね〜
もうご存知かもしれませんが、えらい分布図。地元山口ですが、えらいって言ってましたー pic.twitter.com/qwTrYOIuKY
— さちうすよ (@sachi3908) January 21, 2021
投稿された画像データによると、疲れた、しんどいと言う意味で「えらい」を使う地方は、愛知、岐阜、山梨、福井、滋賀、島根、香川などがあるようですが、投稿者さんの三重もそうですし、リプによると徳島もえらいを使うんですね。
疲れたという意味で「えらい」を使わない地域の方が多いのですが、もし「君、えらそうだね」と言われたときは、ケンカを売られているのではなく、むしろ方言で体調を気遣ってくれている可能性もあるんですね。
方言だということを知らずに使うと、場合によっては相手に誤解を与えかねませんので、自分がよく使う言葉が方言なのか標準語なのかは知っておいたほうがいいかもしれません。
(いまトピ編集部:ヤタロー)