フワちゃんがムロツヨシを「大泉洋の類似品!」 と言った理由が分かった!なんてこった…
バラエティ番組の企画で、注目のゲストに連続で質問をするコーナーがある。
代表的なのは『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』の恒例、
『○○へ100の質問』がある。
困ったことにそれに似ているので、どの番組か忘れてしまった。
(番組名が分かった方は筆者のツイッターまで教えて下さい)
2020年のバラエティ番組を席巻したYouTuberのフワちゃんが
ムロツヨシについて質問された時、
「大泉洋の類似品!」 と答えたことが気になった。
彼女はどこを捉えてそう認識したのだろう?
そんな二人が共演した
『新解釈・三国志』 がただいま、公開中である。
(左:孔明役のムロツヨシ、右:劉備役の大泉洋 イラスト by 龍女)
筆者は12月23日に観に行った。たまたまレディスデイの割引で大泉洋の大ヒット御礼舞台挨拶も観られて幸運だった(2020年の紅白歌合戦で大泉洋が白組の司会を務めた際には、『鬼滅の刃』の主題歌を歌ったLiSAに対して、三国志もヒットしているのに鬼滅のせいで目立たないと愚痴っていたが、舞台挨拶では鬼滅に土日の興行が勝ったことを誇っていた)。
先に観に行った母によると、金をかけているのに非常に下らなかったそう。福田雄一監督作品は、以前『女子―ズ』を観ているので、予想通り。
筆者も同じ感想。
特に大泉洋の劉備は
『水曜どうでしょう』の大泉くんそのまま
なので、藩士(水曜どうでしょうの熱狂的ファン)は必見である。
さて本題に戻る。
ムロツヨシと大泉洋
について比較してみよう!
まずは年齢から
ムロツヨシは1976年1月23日生れ。
1976年の早生れで、中谷美紀(1月12日生れ)とオダギリジョー(2月16日)と大泉洋の演劇仲間TEAM NACS音尾琢磨(3月21日)同学年である。
大泉洋は1973年4月3日生れ。
芸能界で同い年は当たり年なので数限りない。
大物では宮沢りえ(4月6日)、同じ北海道出身の安住紳一郎(8月3日)、『ハケンの品格』で共演した篠原涼子(8月13日)、TEAM NACSの戸次重幸(11月7日)と安田顕(12月8日)を挙げておく。
ムロツヨシは、神奈川県横浜市で育ち、一浪して東京理科大学理学部数学科に進むが中退。将来の目標を見失った時にファンだった深津絵里(1973年1月11日生れ)の舞台『陽だまりの樹』に出演していた段田安則の演技に感銘を受けたらしい。
演劇界に入り、演劇ユニットを組むもすぐに追い出されるなどの苦労を経て、初めて映画に出演したのが2005年
『サマータイムマシーン・ブルース』
である。
これは深津絵里の代表作の一つでもある『踊る大捜査線』シリーズの監督本広克行が、同志社大学出身者からなる演劇集団ヨーロッパ企画の同名の舞台を観て映画化した作品で、小品だが傑作である。
しかし、ついこの間までこの映画にムロツヨシが出ていたことを知らなかった。
上記のイラストのように、今と別人に見えた。
朝ドラの『あまちゃん』でカメラ小僧のオタクを演じた劇団大人計画の村杉蝉之介と勘違いしていた。
その後、演出家・放送作家・脚本家の福田雄一と出会い、常連役者として徐々に名をあげていく。
特にこのコンビで名をあげたのは2011年から始まったRPGのパロディでテレビ東京の深夜ドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズだろう。
この中でメレブと言う魔法使い役を演じている。
福田雄一作品では、賢そうで実は何もしない人という役柄を演じ続けているそうだ。
また、ドラマファンの間で近年評判になったのは、戸田恵梨香と共演した『大恋愛』で、このせいですっかり二人は付き合っていると思い込まれたようだ。
戸田の松坂桃李との電撃結婚のせいで
「大丈夫か?」
と余計な心配をされているが、多分大丈夫だ。
数ヶ月前に、別のドラマ共演をきっかけに仲良くなり、正月は一緒に過ごすという小泉孝太郎とフジテレビ『突然ですが占ってもいいですか?』に出演した。
そこでの占い師との会話から、かなり小泉の異性関係を知ってる様だった。戸田恵梨香ともそう言う友人だった可能性が高いだろう。
まだ俳優として食べていけなかった時代に地元横浜の市場でアルバイトをしていて(TBSぴったんこカンカン出演時より)、食材の知識は豊富で料理は得意。ムロ鍋というオリジナルレシピでホームパーティーを開くらしいので、そこで何組かのカップルが誕生した可能性はある。
ただし、彼は口が堅そうなので、今回の戸田と松坂の結婚のような芸能記者も追えなかった出来事も目撃している筈だ。
大泉洋は、両親が元教師で兄が現在函館市の保健福祉部長を務めている。非常に真面目な家庭の育ち。大学も東京の有名大学を目指していたらしいが、2浪し北海学園大学に入学、演劇部に入った。
そこで出逢ったのが、先輩の森崎博之、同い年ながら2回上級生の安田顕と佐藤(現・戸次)重幸と、同学年の音尾琢真の4人。
後のTEAM NACSである。
大泉は2回生の頃から、大学の先輩で放送作家をしていた鈴井貴之が手がけた番組『モザイクな夜』から、地元HTBの深夜の番組に出演し始める。
そして、後に全国的な人気のきっかけになった
『水曜どうでしょう』
が1996年から始まる。
筆者がこの番組を知る前に大泉洋を知ったのは、テレ朝の深夜のバラエティ『パパパパパフィー』である。
北海道の人気者としてテンパーのひょろっとしたアンちゃんが出てきた!と言うのが第一印象。その時は面白さが全く理解できなかった。
2000年代半ばになると、『水曜どうでしょうClassic』が各UHF局で放送されるようになって、すっかりハマった。
北海道のバラエティ番組を中心に何本もレギュラーを持つ売れっ子であったが、彼の本職は俳優だ。
所属している芸能事務所のオフィスキューが2004年に全国展開として、アミューズと業務提携した。翌2005年にフジテレビの人気ドラマシリーズ『救命病棟24時』第3シリーズに看護師佐倉亮太役で出演する。
ここでプロデューサーだった2歳年上の中島久美子と出逢い、2009年に結婚している。
その後も篠原涼子主演『ハケンの品格』で正社員の東海林武役など、ドラマに連続出演する。
徐々に俳優としても名をあげていくが、更に飛躍していったのは、2011年以降三谷幸喜作品の常連になったことが大きいだろう。
舞台では野村萬斎が夏目漱石を演じた『ベッジ・パードン』から、今年に上演された『大地』では主演を演じている。
映画では『清須会議』で豊臣秀吉を演じ、大河ドラマ『真田丸』では主人公の兄真田信之を演じた。
再来年三谷が手がける第三作目の『鎌倉殿の13人』では鎌倉殿こと源頼朝を演じる予定だ。
三谷は、彼の生来持っている真面目さと困って愚痴を言い続ける水曜どうでしょうでの個性を生かして、主人公に対して体制側を象徴する人間を演じさせている。
個人的にはもし、ムロツヨシを三谷作品に出すならどういう役柄を当てるか観てみたい。
この二人には日本を代表する喜劇の脚本家の常連という共通点が観られた。しかし、フワちゃんが「類似品」と言ったのは、別の理由も考えられないだろうか?
二人がでる映画の舞台挨拶が面白い。
食事に関する関心が深い。
喜劇の主役級である。
しかしそれだけで類似品と言うには、何か根拠が足りない。
そこで筆者は先ほど描いた2005年の二人に加えて、2020年の二人をイラストにしてみたのである。
うん?ムロツヨシが大泉洋に寄せてきている?
いやいや、ムロツヨシも天然パーマだったのか!
フワちゃんは、その独特のファッションはシノラーに影響を受けているから、見た目やファッションには関心が高いはずだ。
そういうことだったようである…。
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写真:タレントデータバンク
(ムロツヨシ|1976/1/23生まれ|男性|A型|神奈川県出身)
代表的なのは『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』の恒例、
『○○へ100の質問』がある。
困ったことにそれに似ているので、どの番組か忘れてしまった。
(番組名が分かった方は筆者のツイッターまで教えて下さい)
2020年のバラエティ番組を席巻したYouTuberのフワちゃんが
ムロツヨシについて質問された時、
「大泉洋の類似品!」 と答えたことが気になった。
彼女はどこを捉えてそう認識したのだろう?
そんな二人が共演した
『新解釈・三国志』 がただいま、公開中である。
(左:孔明役のムロツヨシ、右:劉備役の大泉洋 イラスト by 龍女)
筆者は12月23日に観に行った。たまたまレディスデイの割引で大泉洋の大ヒット御礼舞台挨拶も観られて幸運だった(2020年の紅白歌合戦で大泉洋が白組の司会を務めた際には、『鬼滅の刃』の主題歌を歌ったLiSAに対して、三国志もヒットしているのに鬼滅のせいで目立たないと愚痴っていたが、舞台挨拶では鬼滅に土日の興行が勝ったことを誇っていた)。
先に観に行った母によると、金をかけているのに非常に下らなかったそう。福田雄一監督作品は、以前『女子―ズ』を観ているので、予想通り。
筆者も同じ感想。
特に大泉洋の劉備は
『水曜どうでしょう』の大泉くんそのまま
なので、藩士(水曜どうでしょうの熱狂的ファン)は必見である。
さて本題に戻る。
ムロツヨシと大泉洋
について比較してみよう!
まずは年齢から
ムロツヨシは1976年1月23日生れ。
1976年の早生れで、中谷美紀(1月12日生れ)とオダギリジョー(2月16日)と大泉洋の演劇仲間TEAM NACS音尾琢磨(3月21日)同学年である。
大泉洋は1973年4月3日生れ。
芸能界で同い年は当たり年なので数限りない。
大物では宮沢りえ(4月6日)、同じ北海道出身の安住紳一郎(8月3日)、『ハケンの品格』で共演した篠原涼子(8月13日)、TEAM NACSの戸次重幸(11月7日)と安田顕(12月8日)を挙げておく。
ムロツヨシは、神奈川県横浜市で育ち、一浪して東京理科大学理学部数学科に進むが中退。将来の目標を見失った時にファンだった深津絵里(1973年1月11日生れ)の舞台『陽だまりの樹』に出演していた段田安則の演技に感銘を受けたらしい。
演劇界に入り、演劇ユニットを組むもすぐに追い出されるなどの苦労を経て、初めて映画に出演したのが2005年
『サマータイムマシーン・ブルース』
である。
これは深津絵里の代表作の一つでもある『踊る大捜査線』シリーズの監督本広克行が、同志社大学出身者からなる演劇集団ヨーロッパ企画の同名の舞台を観て映画化した作品で、小品だが傑作である。
しかし、ついこの間までこの映画にムロツヨシが出ていたことを知らなかった。
上記のイラストのように、今と別人に見えた。
朝ドラの『あまちゃん』でカメラ小僧のオタクを演じた劇団大人計画の村杉蝉之介と勘違いしていた。
その後、演出家・放送作家・脚本家の福田雄一と出会い、常連役者として徐々に名をあげていく。
特にこのコンビで名をあげたのは2011年から始まったRPGのパロディでテレビ東京の深夜ドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズだろう。
この中でメレブと言う魔法使い役を演じている。
福田雄一作品では、賢そうで実は何もしない人という役柄を演じ続けているそうだ。
また、ドラマファンの間で近年評判になったのは、戸田恵梨香と共演した『大恋愛』で、このせいですっかり二人は付き合っていると思い込まれたようだ。
戸田の松坂桃李との電撃結婚のせいで
「大丈夫か?」
と余計な心配をされているが、多分大丈夫だ。
数ヶ月前に、別のドラマ共演をきっかけに仲良くなり、正月は一緒に過ごすという小泉孝太郎とフジテレビ『突然ですが占ってもいいですか?』に出演した。
そこでの占い師との会話から、かなり小泉の異性関係を知ってる様だった。戸田恵梨香ともそう言う友人だった可能性が高いだろう。
まだ俳優として食べていけなかった時代に地元横浜の市場でアルバイトをしていて(TBSぴったんこカンカン出演時より)、食材の知識は豊富で料理は得意。ムロ鍋というオリジナルレシピでホームパーティーを開くらしいので、そこで何組かのカップルが誕生した可能性はある。
ただし、彼は口が堅そうなので、今回の戸田と松坂の結婚のような芸能記者も追えなかった出来事も目撃している筈だ。
大泉洋は、両親が元教師で兄が現在函館市の保健福祉部長を務めている。非常に真面目な家庭の育ち。大学も東京の有名大学を目指していたらしいが、2浪し北海学園大学に入学、演劇部に入った。
そこで出逢ったのが、先輩の森崎博之、同い年ながら2回上級生の安田顕と佐藤(現・戸次)重幸と、同学年の音尾琢真の4人。
後のTEAM NACSである。
大泉は2回生の頃から、大学の先輩で放送作家をしていた鈴井貴之が手がけた番組『モザイクな夜』から、地元HTBの深夜の番組に出演し始める。
そして、後に全国的な人気のきっかけになった
『水曜どうでしょう』
が1996年から始まる。
筆者がこの番組を知る前に大泉洋を知ったのは、テレ朝の深夜のバラエティ『パパパパパフィー』である。
北海道の人気者としてテンパーのひょろっとしたアンちゃんが出てきた!と言うのが第一印象。その時は面白さが全く理解できなかった。
2000年代半ばになると、『水曜どうでしょうClassic』が各UHF局で放送されるようになって、すっかりハマった。
北海道のバラエティ番組を中心に何本もレギュラーを持つ売れっ子であったが、彼の本職は俳優だ。
所属している芸能事務所のオフィスキューが2004年に全国展開として、アミューズと業務提携した。翌2005年にフジテレビの人気ドラマシリーズ『救命病棟24時』第3シリーズに看護師佐倉亮太役で出演する。
ここでプロデューサーだった2歳年上の中島久美子と出逢い、2009年に結婚している。
その後も篠原涼子主演『ハケンの品格』で正社員の東海林武役など、ドラマに連続出演する。
徐々に俳優としても名をあげていくが、更に飛躍していったのは、2011年以降三谷幸喜作品の常連になったことが大きいだろう。
舞台では野村萬斎が夏目漱石を演じた『ベッジ・パードン』から、今年に上演された『大地』では主演を演じている。
映画では『清須会議』で豊臣秀吉を演じ、大河ドラマ『真田丸』では主人公の兄真田信之を演じた。
再来年三谷が手がける第三作目の『鎌倉殿の13人』では鎌倉殿こと源頼朝を演じる予定だ。
三谷は、彼の生来持っている真面目さと困って愚痴を言い続ける水曜どうでしょうでの個性を生かして、主人公に対して体制側を象徴する人間を演じさせている。
個人的にはもし、ムロツヨシを三谷作品に出すならどういう役柄を当てるか観てみたい。
この二人には日本を代表する喜劇の脚本家の常連という共通点が観られた。しかし、フワちゃんが「類似品」と言ったのは、別の理由も考えられないだろうか?
二人がでる映画の舞台挨拶が面白い。
食事に関する関心が深い。
喜劇の主役級である。
しかしそれだけで類似品と言うには、何か根拠が足りない。
そこで筆者は先ほど描いた2005年の二人に加えて、2020年の二人をイラストにしてみたのである。
うん?ムロツヨシが大泉洋に寄せてきている?
いやいや、ムロツヨシも天然パーマだったのか!
フワちゃんは、その独特のファッションはシノラーに影響を受けているから、見た目やファッションには関心が高いはずだ。
そういうことだったようである…。
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写真:タレントデータバンク
(ムロツヨシ|1976/1/23生まれ|男性|A型|神奈川県出身)