【戦国武将ファン必見!】織田信長や上杉謙信が愛した美術品を見に行こう!

2020/10/12 18:40明菜明菜

こんにちは、美術ブロガーの明菜です。突然ですが、「織田信長や徳川家康をこの目で見たことがある」という方、挙手をお願いいたします。


織田信長像 狩野永徳筆 安土桃山時代・天正12 年(1584) 京都・大徳寺蔵

挙手された方はどうにか成仏できるようお祈り申し上げますが、ほとんどの方は戦国武将に直にお目にかかったことはないと思います。しかし歴史の勉強や漫画、アニメ、ゲームなどを通して武将を知り、ファンになった方は大勢いるのではないでしょうか?

そんな武将ファンの皆さんにいち早くお知らせしたい展覧会が始まりました!東京国立博物館で開催されている、特別展「桃山―天下人の100年」です!


【重要文化財】松鷹図襖・壁貼付 狩野山楽筆 江戸時代 寛永3 年(1626) 京都市(元離宮二条城事務所)蔵

本展は「桃山時代」の美術に焦点を当てているので、安土桃山時代の武将と関わりがある作品も多く展示されています。「織田信長が上杉謙信に贈ったとされる屛風」「徳川家康が使った刀」など、尊すぎますよね…!


【国宝】洛中洛外図屛風(上杉家本)狩野永徳筆 室町時代・永禄8年(1565) 山形・米沢市上杉博物館蔵

例えば、《洛中洛外図屛風(上杉家本)》です。こちらは、狩野永徳による作品で、織田信長から上杉謙信に贈られたとされています。金色で描かれた雲が煌びやかな第一印象ですが、雲間から見える人々の様子から町の活気をも感じられる奥行きのある逸品です。

「この屛風は上杉謙信のまなざしを浴びたのか…」と思うと、感激もひとしお。あんなかっこいい武将に愛でられた屛風なのか…高貴だ…。


陣羽織 黒鳥毛揚羽蝶模様 安土桃山時代・16 世紀 東京国立博物館蔵

織田信長が着用したとされる陣羽織も展示されていました。陣羽織を構成する繊維は前世で一体どんな徳を積んだのか、と悶絶する方もいらっしゃるのではないでしょうか。


【国宝】太刀 銘 国宗 梨地桐紋蒔絵糸巻太刀[刀身]備前国宗 鎌倉時代・13世紀[刀装]江戸時代・17世紀 栃木・日光東照宮蔵

「徳川家康が用いたとされる刀」も。ということは、触った…のか?刀剣は実用性だけでなく芸術性も兼ね備えていたため、見どころも豊富。武将たちがどんな美意識を持っていたのか、直に鑑賞したいですよね。


【重要文化財】銀伊予札白糸威胴丸具足 安土桃山時代・16 世紀 宮城・仙台市博物館蔵

私は戦国武将だと伊達政宗が好きでして、甲冑が見られたので昇天するかと思いました。こちらは、豊臣秀吉から贈られた甲冑で、金色のうちわのような飾りがついています。頭のもふもふは熊の毛皮で、赤の差し色も印象に残る強さですし、随分と派手な甲冑ですね。


紺糸威五枚胴具足 安土桃山~江戸時代・16~17世紀 宮城・仙台市博物館蔵

伊達政宗といえば、大きな三日月の装飾が付いた兜の方をイメージするかもしれません。そちらも展示されており…圧倒的にかっこよかったです!!


展示風景

ご紹介してきたとおり、この世には「武将だれそれのまなざしを浴びた作品」「武将だれそれが触ったらしい作品」がまだまだ沢山あります。これほど尊く貴重な作品を保護し展示している博物館などの方々には頭が上がりません。

ちなみに掲載した写真は前期展示で撮影しました。前期・後期で大きな展示替えもあり、2回も初見の楽しさを味わえます。展覧会で戦国武将たちが愛した美術品を鑑賞し、悶絶されてみてはいかがでしょうか?


ポスターにも使われている《唐獅子図屛風》は後期展示。

特別展「桃山―天下人の100年」
会期:2020年10月6日(火)~11月29日(日)
会場:東京国立博物館 平成館
※本展は事前予約制です。オンラインでの日時指定券の予約が必要です。詳細は展覧会公式サイトをご確認ください。
展覧会公式サイト:https://tsumugu.yomiuri.co.jp/momoyama2020/