【もう目が離せない!】メトロの新しいパブリックアートに大注目

2020/8/12 09:00KINKIN

東京メトロ銀座線では現在あちこちの駅でリニューアルを実施しています。


中谷ミチコ「白い虎が見ている」(東京メトロ銀座線 虎ノ門駅)

今年、京橋駅・銀座駅・虎ノ門駅・青山一丁目駅・外苑前駅の5つの駅においてパブリックアートの公開をしていくことを3月に発表していました。

その中の一つ、虎ノ門駅にアーチスト 中谷ミチコの作品が公開されたので見てきました。



中谷ミチコ「白い虎が見ている」
東京メトロ銀座線 虎ノ門駅渋谷行ホーム
公開日:2020年8月1日

この作品がパブリックアートとして公開されたのは虎ノ門駅の渋谷行ホーム。駅周辺の再開発事業によって虎ノ門駅もリニューアルされました。

このご時世もあり発表時での公開予定からは2か月ほど遅れて8月1日に無事公開となったようです。


国立新美術館「Domani・明日」展での中谷ミチコ作品

アーティスト 中谷ミチコですが凹型に彫り込まれた立体作品を一つの特徴とする作家です。最近では2017年横浜 BankART Studio NYK「BankART Life Ⅴ 観光」、2018年に国立新美術館「Domani・明日」などのグループ展に参加。

2019年にはアートフロントギャラリー「白昼のマスク / 夜を固める」、三重県立美術館 柳原義達記念館「その小さな宇宙に立つ人」で個展開催。凹面彫刻の表面に透明樹脂を流し込み、不思議な立体感を感じさせる作品が目を引きます。

三重の個展には行けませんでしたが、私のとても大好きなアーティストのひとりです。


中谷ミチコ「白い虎が見ている」(東京メトロ銀座線 虎ノ門駅)

中谷さんの特徴的な表現手法である凹型レリーフを生かした今回の虎ノ門駅の作品、白い虎の面を持つ少女達は虎ノ門にちなんだ四神「白虎」をモチーフにしているそうです。


中谷ミチコ「白い虎が見ている」(東京メトロ銀座線 虎ノ門駅)

また、今回の作品では表面の透明樹脂流し込みはありません。その分、凹凸感がはっきりわかります。立体作品というのもあり、あちこちから見てみると不思議なことに気が付きますした。


中谷ミチコ「白い虎が見ている」(東京メトロ銀座線 虎ノ門駅)

そう、モチーフを見る角度でその表情が変わってくるのです。上の写真は同じ顔の彫刻です。上半分は右から見た場合、下半分は左から見た場合ですが、少女の表情が違う様に見えます。


中谷ミチコ「白い虎が見ている」(東京メトロ銀座線 虎ノ門駅)

この虎の顔も同じところ。見ている向きなどが違うように見えます。

凹型彫刻の特徴を生かした作品になっているのですね。このちょっと不思議で一目見たら引き込まれそうな雰囲気の作品、虎ノ門駅を通る機会があったら是非、見てみてください。


中谷ミチコ「白い虎が見ている」(東京メトロ銀座線 虎ノ門駅)

なお、今年発表予定の銀座各5駅の作品タイトルと作家名は以下 東京メトロからのニュースリリースを参照。

銀座線京橋駅・銀座駅・虎ノ門駅・青山一丁目駅・外苑前駅にパブリックアートを設置します!
https://www.tokyometro.jp/news/2020/205976.html

以下の公開日は発表当初の予定ですが、現在の状況により、少し遅れて順次公開が始まっている様です。

・京橋駅3番出口付近(2020年4月1日公開)
 「Stripe Drawing - Flow of time」 原画:中西信洋
 協賛:AGC株式会社

・銀座駅B6出口付近(2020年6月公開予定)
 「Crystallize(クリスタライズ)」 原画:吉岡徳仁
 協賛:株式会社資生堂

・虎ノ門駅渋谷行ホーム(2020年6月公開予定)
 「白い虎が見ている」 原画:中谷ミチコ
 協賛:森村商事株式会社・日本土地建物株式会社・野村不動産株式会社

・青山一丁目駅渋谷方面改札付近(2020年6月公開予定)
 「みんな友だち」 原画:野見山暁治
 協賛:三菱地所株式会社、公益財団法人メトロ文化財団

・外苑前駅4b 出口付近(2020年6月公開予定)
 「躍動の杜」 原画:山下良平
 協賛:伊藤忠商事株式会社

これは他の作品も見に行かねばです(現時点でまだ公開されていない作品もあるようです)。