ファンシーすぎる鬼滅の刃!?本当に80年代に売られてそうなイラストが話題に【ファンシー絵みやげ】

2020/5/22 12:00 山下メロ 山下メロ


■ 『鬼滅の刃』最終回とイタコマンガ家

今週の週刊少年ジャンプにて、人気絶頂の『鬼滅の刃』が最終回を迎え、大変話題になっています。


人気の作品は長期連載となることが多い週刊少年ジャンプにおいて、あまり長期化することなく完結したということに驚く人が多かったようです。しかし、そんな最終回を迎える直前、ゴールデンウィークに開催予定で中止となってしまったコミケで『イタコマンガ家鬼滅まつり』という同人誌が新刊として発売される予定でした。これはイタコマンガ家として有名な田中圭一さんや北村ヂンさん、一本木蛮さんらによる「〇〇先生風『鬼滅の刃』」を集めたものです。


そして、さかのぼること数か月、のちに最終回が来ることを知ってか知らずか 2020年3月にTwitter で「#イタコマンガ家鬼滅まつり」 というハッシュタグが流行していました。最近流行している「#sailormoonredraw」にも通ずるところがあります(こちらは本物の漫画家さん本人が描いてたりしますが……)。


はい。私も参加してみました。どちらのハッシュタグも名作が色々と発表されていますので、気になる方は是非 Twitter で検索してみてください。


■ ファンシー絵みやげと『鬼滅の刃』

さて、そんな「#イタコマンガ家鬼滅まつり」。私は参加していないのですが、非常によくできた「ファンシー絵みやげ風」のツイートがありました。ファンシー絵みやげとは1980年代から1990年代にかけて日本中の観光地で売られていた子ども向け雑貨みやげの総称です。では、さっそく見ていきましょう。


しっかり特徴をとらえて、正しくファンシー絵みやげ的なデフォルメがなされていますね。さらに作品が発表されています。上のローマ字のチューブ感も80年代っぽいです。


この泣いてる目の描き方など完璧ですね。こちらも上のローマ字のタイポグラフィーがスーボ体っぽくて良いです。さらにこんなパターンも……


楕円のキーホルダーといえば3人組が多いのです。ほんとうに80年代に売られてそうなデザインです。

だんだんとファンシー絵みやげ風イラストというものが増えてきていて、今では一つのジャンルになりつつあります。非常に喜ばしいです。私ももっとイラストを描かないといけませんね……。

そういえば『鬼滅の刃』の作者である吾峠呼世晴先生の偽Twitterアカウントも話題になりました。



吾峠呼世晴先生は自画像がメガネをかけたワニなので、それを偽アカウントも使っているのです。そういえばファンシー絵みやげにもメガネをかけたワニがありました……。


吾峠呼世晴先生がこの暖簾を自画像の参考にした可能性は……ないでしょうね。



では、また次回。




(文と写真:山下メロ)


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