危険!「次亜塩素酸水」と「次亜塩素酸ナトリウム液」は違います!間違えると命取りに…
新型コロナウィルスの感染拡大の影響でアルコールスプレーが手に入らず、その代用品として「次亜塩素酸ナトリウム液」で消毒している人も多いのではないでしょうか。消毒用の次亜塩素酸ナトリウム液は「ハイター」などの塩素系漂白剤を濃度0.05%に薄めることで作ることができます。
しかし、この「次亜塩素酸ナトリウム液」と、加湿器に入れて部屋全体を消毒・除菌する「次亜塩素酸水」と混同している人がいるようです。どちらも強力な殺菌作用がありますが、これらは似て非なるモノで、使い方を誤ると命を落とすこともあるので注意が必要です。
Twitterでは、こんなツイートが注目されています。
馬鹿のみなさーん!
— 良治堂馬琴(タッパたん) (@tomato_shoukai) April 15, 2020
ハイターを触るとヌルヌルしますよね?
あれ、実はハイターがヌルヌルした液体なのではないって知ってますかー?
あのヌルヌルの正体は溶けたあなたの皮膚なんですよー!
気軽に扱ったり吸い込んだり飲み込んだりしたら覿面に死にますよー!
それ位危険な物質なんですよー!
投稿者さんは、ハイターを触るとヌルヌルするのは、ハイター自体がヌルヌルした液体というわけではなく、ヌルヌルの正体は「溶けた皮膚」であり、気軽に扱ったり吸い込んだり飲み込んだりすると死に至ることもあるほど危険な物質だと注意喚起しています。
つまり、ハイターを薄めて作る「次亜塩素酸ナトリウム液」をスプレーして使うのは危険なのです!
この投稿を見たTwitterユーザーからは、こんな声があがっています。
素手で扱ってしまい、洗ってもなかなかヌルヌルが取れねぇーヽ(`Д´)ノ
— möbius-1(仮) (@wizard_sp) 2020年4月16日
な時は食酢を手に一振りし全体に揉み込んでから洗うとヨイ
中性洗剤は、皮脂を溶かすし、タンパク質を多少変性させるかも、だけど、水酸化ナトリウムは、コラーゲンやらケラチンやらタンパク質をぶちぶち切ってしまうあたりが怖いです。
— 鬼塚健太郎 (@KentaroOnizuka) 2020年4月16日
食器洗い洗剤一気飲みだと胃が溶けて死にますが。
ハイター、ブリーチの次亜塩素酸ナトリウムと
— みよひろ (@Izt4DiruBiOP6gD) 2020年4月16日
新型コロナに効果があり人体に安全な次亜塩素酸水
全く違います。
強アルカリと弱酸性の違い。
超音波式加湿器にいれて使うのは次亜塩素酸水
もう自分で調べて
自分の命、家族、同僚、友達
沢山の命がかかっているんだからhttps://t.co/4sDCaywcP3
昔強アルカリの化学洗剤を学校で使ってて、途中で面倒になって「後で酢酸ででも中和すりゃいいわ」って素手でビーカーとか洗ってましたwww
— りにゃん(おまぬけ/ねこにん/しゅきかん) (@marinyan) 2020年4月16日
まぁもちろん手はヌルヌルになって指紋も当然消え去ったんですけどね。
私、水槽の水草に液肥でカリウムを与えていますが、pH11という強アルカリで、これも皮膚に触れるとヌルヌルになります。
— serow:反消費税増税・国債発行推奨 (@serow01) 2020年4月16日
保存ビンには大きく「劇物」と書いてあります。
あー、そっか。連中はそこから分からないのか…
— まんぐーす (@2143yoshi) 2020年4月16日
強アルカリって実際は怖いモノだってあんまりイメージ湧かないかもね。
石鹸だって手が溶けてる話だし。
とても正しいし説得力があって分かり易いのだけど、最大の問題は、『一番聞いてほしい人たち』がこの情報をどれくらい見れているか、という点だと思う。
— 春眠暁を覚えず (@seichan_house) 2020年4月16日
小学校6年生
— くまた (@kumakumamcz) 2020年4月16日
「水よう液の性質」
お風呂掃除で、使うので知ってますぅ🐧
— チリー💣️🐧 vs. 😈コロナ (@n4jEKP4WgSN8Yz9) 2020年4月16日
ちなみに、ふきんをハイターで漂白剤するとき、お湯を使うと、真っ白になる代わりに、布がボロボロになります。これから、安倍マスクが届くと思いますが、お湯で漂白しても、しなくても、すぐにボロボロになるかもしれませんが。大切に使いましょう。
私がまだ知識欲に縁のなかった中学生の頃、ジーンズを手っ取り早くブリーチしようとハイターの原液に浸していたところ、水に溶けるトイレットペーパーのようにボロボロになっていました。
— sijin-laia 【#DOJ 】 (@LaiaSijin) 2020年4月16日
そこで学ぶことの大切さを知りました。
ハイターさんありがとう。
5%次亜塩素酸ナトリウムとしては、体重1kgあたりおよそ5mlが、50%致死量と推定されていますね。つまり体重50kgの人が250mlゴクゴク飲んだりしたら、約半数の人が死亡すると思われます。
— さるまた🤲手を洗う血液内科医 (@SARUMATA_MD) 2020年4月16日
混ぜるな危険って混ぜなくても危険
— 別府焼肉春香苑 (@iL5m8qOaf3VIkgn) 2020年4月16日
強アルカリって、かなり危険なのよねー。
— はらきり[カレー好き] (@harakiri1) 2020年4月16日
硫酸とか塩酸を怖がるくらいは怖いと思って扱った方がいい気もします。
超音波式の加湿器に入れて使う「次亜塩素酸水」は酸性~中性で人体への影響が少ないのですが、「ハイター」や「カビキラー」などに含まれる次亜塩素酸ナトリウムはアルカリ性で、触れると皮脂のたんぱく質を分解してヌルヌルします。
次亜塩素酸ナトリウムを使うときはゴム手袋とマスクが必須ですが、それを直接皮膚に吹きかけたりスプレーで部屋を除菌したりすることは非常に危険な行為ですので、絶対に止めましょう。
(いまトピ編集部:ヤタロー)