ももクロの「ワニとシャンプー」が80年代に存在した!?…【ファンシー絵みやげ】

2020/4/10 12:00 山下メロ 山下メロ


■ 100日後に死ぬワニ単行本発売!


SNS上で発表されて話題にとなった『100日後に死ぬワニ』の単行本が発売されました!読者にはあらかじめ主人公の死ぬ日が分かっていて、毎回カウントダウンしていくというのは斬新で注目を集めました。発売前日には、同じ作者の別の作品『どうぶつーズ』の単行本も発売されています。


他にも公式ECサイト「100ワニSHOP」がオープンするなど話題に事欠かないワニですが、ファンシー絵みやげの時代にはあまり主役にならなかったという話をしました。ファンシー絵みやげとは、私が保護している1980年代から1990年代にかけて日本中の観光地で子ども向けに作られ販売されていた雑貨みやげです。

とは言え、これまで紹介したように色々な商品がありますし、さらに色々見つかりましたので、まとめてご紹介します。







こんな感じです。色んなワニがいますね。

しかし今回はもっと大事な話があります。


■ ワニとシャンプー

「ワニとシャンプー」という曲をご存じでしょうか。アイドルグループ・ももいろクローバーZが2011年に発表した楽曲です。ソフトバンクホークスの柳田悠岐選手が登場曲に使っていたことでも知られていますが、私は深夜アニメのエンディングテーマとして偶然聴いて、好きになった曲です。



ヒャダインさんが作ったこの曲は、夏休みの宿題をテーマにしています。夏休み最後の日に、慌てて宿題をやる……という状況ですね。タイトルにもなっている「ワニとシャンプー」というのは、歌詞の中で、おそらくドリルの問題が(追い込まれた精神状態がゆえに?)解けないという場面を象徴するように登場します。それは理科のドリルでしょうか、酸素をどうやって作るかという設問に対して「ワニとシャンプー」と答えてしまう……というシーンです。

どう考えても荒唐無稽な組み合わせで、デタラメ感を演出し、そして曲の象徴としてタイトルにまで使われたのが「ワニとシャンプー」です。確かに曲のタイトルとしても「一体どういう意味!?」といった引っかかりがあり秀逸です。

と、いうわけでおそらく、そんな組み合わせは過去にも未来にもないだろう……くらいのものだったはずが……なんと……それより2、30年前に存在していた……。それがワニの暖簾の中にあったのです。



「BIKKURIおんせん探検隊」……南国風の温泉で混浴するカップルがワニを蹂躙するといったイラストです。よく見てください。



女の子がワニにエルボーをかましていますが、その前に置かれたボトル。

「WANIっ子SHAMPOO」

まさに「ワニとシャンプー」です。「ワニシャン」です。

さらにもう一枚の暖簾をご覧ください。



こちらも別のイラストですが、ワニをカップルが蹂躙しているシチュエーションは同じです。この左下をご覧ください。



なんと……ワニがシャンプーしています。

しかも、こちらも「WANIっ子SHAMPOO」ボトル。

これは……予言されていたのでしょうか。

それともヒャダインさんは、もしかしてこの暖簾を持っている……!?

事情をご存じの方、またはももクロならびにヒャダインさんからの情報お待ちしております。


では、また次回。









(文と写真:山下メロ)


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