駅から徒歩7分で60年前にタイムスリップ!「純喫茶甍(いらか)」(2/3)
一歩足を踏み入れると、お店の突き当りのデザインに心を奪われました。
「甍(いらか)」の文字は、ママさんのお父さまがデザインし、鋳物だそう。
「甍(いらか)」はなんと、130年続く、岐阜で最も古い瓦問屋さん。
その瓦問屋さんが60年近く前に始められた喫茶店です。店名の謎が解けました。
当時岐阜駅周辺は繊維問屋街で活気があり、商談などで喫茶店が大変繁盛した時代。今は本当にさみしい通りになったとおっしゃる現在のママさんは2代目。
昭和30年代頃までは、この純喫茶甍の場所へ馬車で瓦を運んでいたそうですが、のちに貨車へと代わり、現在は本業の瓦問屋さんは場所を移転して営業されています。
ママさんに昔のお話を伺っていると、お店やご家族への愛情がひしひしと伝わって、気づいたら二人して涙を流していました。ジーンとして心が洗われるような体験。。