ただの公園ではない!…閉園のニュースで惜しまれる「みさき公園」の世界【ファンシー絵みやげ】(1/3)
■ みさき公園が閉園というニュース
としまえん閉園の噂について書いたばかりで、また閉園のニュースが舞い込んできました。今度は大阪府の南部、和歌山県との府県境ちかくにある、みさき公園です。……と言っても、もしかしたら関西圏でない人にとっては、あまり耳馴染みのない施設名かもしれません。単に名前だけ聞くと、岬部分にある灯台を中心とした海が見える公園という印象ではないでしょうか。広島で生まれ、中高生は埼玉で過ごし、東京に住んでいる筆者にとっても、そんな気持ちでした。
【寂しい】大阪「みさき公園」3月末で閉園へhttps://t.co/tKFnKNPnn6
— ライブドアニュース (@livedoornews) February 13, 2020
南海電鉄が撤退の方針を発表した後、事業譲渡の交渉を進めてきたが折り合えなかったという。動物たちはほかの施設に引き取ってもらうとのこと。 pic.twitter.com/u8QAoJiVaS
しかし、今回のニュースに対する反応を見ると、単なる憩いの場や、すべり台などの遊具が置かれた町の公園などとは少し違うようです。筆者が最初に「みさき公園」の名前を目にしたのは、ファンシー絵みやげを入手したことでした。
「みさき公園」と書かれているそのキーホルダー。単なる岬にある公園でおみやげグッズを作るとは考えづらいのです。しかし、池があってボートなんかに乗れる公園など、大きい公園にはお菓子など売っている売店がありますので、グッズを作っている可能性はゼロではありません。ただし、行った記念になるグッズを買って帰るほどブランド力がある公園はなかなかないでしょう。しかもイラストが観覧車です。間違えて「どこでも使えるイラスト」を使ってしまったのか……そんな風に考えていました。
現地を確認しなければ始まらないので、調べてみて驚きました。なんと動物園に水族館まで併設された複合型の遊園地だったのです。軽く調べても観覧車の情報はありませんでしたが、存在してもおかしくないでしょう。これは他の大型遊園地と同じく、ファンシー絵みやげが色々作られていたに違いないと思い、現地に行ってみることにしました。