「子ども食堂」が閉店した理由が切ない…→ネット民「悲しい現実」「考えさせられました」の声
主に子どもやその親に対し、格安で食事を提供する「子ども食堂」が子ども支援の一環として全国に広がっています。 片親の子どもや親の帰りが遅い子どもなどが集まり、アットホームな雰囲気でご飯を食べたあとは、後片付けやお皿洗いをしてお手伝いをするという場所なのですが、現実はなかなか厳しいようです。
Twitterでは、こんなツイートが注目されています。
子ども食堂やってた友人が止めちゃったみたいで話を聞いたら「片親の子、貧困層、不登校気味の子」など想定していた層は全くと言っていいほど来ず、代わりに塾の前に食事をしてこいと送り込まれる富裕層の子とか意識高い系の口うるさいけど手伝わない母子とかばかりきて嫌になったから、と言ってた。
— あめちゃん (@amechan_3) January 28, 2020
投稿者さんの友人は、やっていた「子ども食堂」をやめてしまったそうです。その理由を聞くと「片親の子、貧困層、不登校気味の子」といった層を想定していたのに、こうした層は全くと言っていいほど来ず、「代わりに塾の前に食事をしてこいと送り込まれる富裕層の子」や「意識高い系の口うるさいけど手伝わない母子」ばかりきて嫌になったてしまったからだそうです。
この投稿を見たTwitterユーザーからは、こんな声があがっています。
貧困層:社会情勢に関心が薄く、ニュース等で情報収集しないので子ども食堂の存在自体を知らない
— フェスティンガー (@SozioMaschine) January 28, 2020
富裕層:社会情勢に関心が高く、子ども食堂をニュースで知り、日常費の地道な節約は効果が高いことを知っているので生活費節約のため子供を送り込む
子育てって情報戦ってとこがあるから、塾に行く子供の親はそれなりのネットワークがあるから情報が早い、貧困層はそもそも子供の学校関係、友人関係とのネットワークに漏れてしまってるから、必要な情報も届いてないんではと思えたりもします。
— Vanessa (@akikosan007) January 28, 2020
おはようございます。
— らのじ (@Rano_Zy) January 29, 2020
>「想定していた層は全く~」
自分の生活を改善する情報へのアクセスが困難であることも、生活苦を抱えられた方に見受けられる傾向であるように思えます。
情報を拡散させるのではなく到達させ、その上でなお受益に至らないこともありますよね。
考えさせられました。
( ˘ω˘)
ちょっと違うケースですが……地元の文化センターでも収入が低い人たちを想定して外国語講座などをやっていても、想定した人たちは来なくて、語学学校にいづらくなったクセの強い富裕層ばかりが我の張り合いをしている状況が多いんですよね。
— nightwalker@闇キャ (@takepooh666) January 29, 2020
子ども食堂スタッフをしております。スタッフ全員ボランティアで持ち出しも多いです。出来れば後片付けやお皿洗いは少しで良いですからお手伝いして帰って頂けると助かるのですが、食べ散らかしお皿を下げず帰ってしまう、安いからと食券を10人分位買い占めようとする等色々な方がおられますね…😥
— みほ (@mihhohchang1970) January 29, 2020
失礼します。気の毒な話ですね。人助けしようという人の善意を利用、悪用する輩が少数ではなく、やめるのを決意するほどいた、という事実が。時代が変わり、いろんな価値観や道徳を教えられる家庭が減ってきました。悲しいですね。
— applejonagold (@applejonagold) January 28, 2020
私も誘われて行ったことがありますが、なんかわかります… ちなみに知り合いは、本当に困っている人たちのサポートをしています。でもそういうのって公にならないんですよね…口コミらしいです。時々食材を寄付させてもらってます。ありのままの会の代表さんがコツコツと何年も…
— リケジョ母🍵3y♂&1y♀ゆるメダ活中 (@kokoro9no2naka) January 28, 2020
貧困層は「つながりにくい」ので、子ども食堂があること自体知らない可能性も高いし、知っていても利用しようという動機に乏しいのだと思います。
— みながわ あおい (@Minagawa_Aoi) January 28, 2020
同じような状況で、ひと通りお腹がいっぱいになると「デザートはまだか」と催促されるようになりました。だんだん当たり前になってしまうと善意でやっている側はやるせなくなりますね。
— 藤 佳代@沖縄 (@yodelhigin) January 29, 2020
本当に困っている子供に声が届いているのか・・・まだまだ敷居が高いのか・・・来る足がないのか。
リプライ欄でも多くの人が言っていますが、本当の困窮者は孤立しているため、「子ども食堂」という存在自体を知らない可能性が高いという現実があるんですよね。
なお、子ども食堂で働くのはボランティアベースのスタッフで、食材は地域住民の寄付などで賄っているそうですが、子どもたちに提供される食事は無料〜300円程度と格安ですし、場所を借りる費用もかさむため、運営はなかなか厳しいようです。単に「安い食堂」という気分で利用している富裕層の人たちには、こうした現実をしっかりと理解していただきたいものです。
(いまトピ編集部:ヤタロー)