ラグビーと坂本龍馬!?…合宿は監獄!?…ラグビーの世界【ファンシー絵みやげ】(1/2)
■ ラグビーワールドカップが過ぎ去って…
日本で開催されたラグビーワールドカップ、惜しくも日本代表は準々決勝で敗退してしまいましたが、格上相手のジャイアントキリングなど、番狂わせを何度も演じてベスト8。この快挙に日本中が興奮しました。
今回は、今までより一層ラグビーを応援する人が増えたように感じます。新宿スバルビルの跡地には、ラグビーのショップが登場し、たくさんの人で混雑していました。
そしてワールドカップが終わった今でも駅には「ラグビーの自販機」なるものが置かれています。ワールドカップだけではないのです。さあ、みんなで行きましょう菅平高原へ。
■ 菅平高原のファンシー絵みやげ
私は、1980年代から1990年代に日本中の観光地で売られていた子ども向け雑貨みやげ「ファンシー絵みやげ」を保護・研究しています。その日はスノボに行く友人の車に便乗して、菅平高原というスキー場に来ていました。私はリア充たちがゲレンデでキャッキャウフフしてる間に、周辺の土産店を調査し、残されたファンシー絵みやげを保護しなくてはなりません。
ゲレンデから離れると宿泊施設や土産店もありますが、それらを調査したあとは、ひたすら雪原です。そこにはラグビーのゴールポストが少しだけ見えています。なぜラグビー……とも思いますが、ファンシー絵みやげにもラグビーモチーフが頻出するのです。
菅平高原は山ですので、山に生息しているクマをかわいく擬人化して、デフォルメするのは定番です。実際に山で遭遇したら危険な動物ですが、かわいく描くのです。しかしラガーシャツにラグビーボールを持っています。
こちらも、かわいいクマですが、ヘッドギアみたいなものを装着して……先ほどのものに引き続きラガーマンです。
↑ こちらは人間のラガーマン
↑ 立体的なものも。
なぜ菅平でラグビーモチーフなのかというと、菅平にはラグビー場があるのです。
↑ 店の看板に描かれているキャラクターもラグビーをしている。
スキー場で賑わっているエリアですが、スキーができるのは冬だけ。他のシーズンに周辺の宿泊施設を使ってもらうために、ラグビー場を作ってラグビーの合宿を受け入れたという歴史があるのです。暑い夏にラグビーをするのに、涼しい高原はうってつけ。そしてここにはラグビー場を作るのに適した平らな土地があるのです。
↑ こちらのお店のキャラクターもラグビーをしている。
今では菅平だけで100面を超えるラグビー場があり、大会も行われ、ラグビーの聖地となりました。そのために、雪だるまなどスキー関連のモチーフに混じってラグビーをする商品が存在するのです。夏になると毎日のように試合をしているそうで、まさに夏ラグビーの聖地。
ラグビーワールドカップで盛り上がった皆さま、来年の夏はぜひ菅平高原へ行きましょう!!