【憧れすぎる!】ベルギーの美しすぎるヴァン・ビューレン美術館
海外大好き美術ブロガー、明菜です。突然ですが、ベルギーといえば何を思い浮かべますか?チョコレート?ワッフル?
いいえ、美術ですよね。実はグルメだけでなく、ベルギーは美術やアートも充実しているんですよ!
この場を借りてどうしても紹介したいのが、『ダヴィッド&アリス・ヴァン・ビューレン美術館』です。首都ブリュッセルの中心部から少し離れた恒久住宅街にあります。
■居心地の良いアール・デコの装飾
見てください、この居心地の良い空間を!
銀行家として財産を築いたヴァン・ビューレン 夫妻。ダヴィッドとアリスの2人が住んだ邸宅には、1930年頃の裕福な市民の暮らしを今に伝えています。
1928年に立てられたこの建物のインテリアは、ベルギー、フランス、オランダの『アール・デコ派』のデザイナーたちが受け持ちました。アール・デコの特徴は「装飾性の高さ」と「機械で大量生産できるデザイン」の調和。ヴァン・ビューレン美術館でも、シンプルながら美しいアール・デコのインテリアを楽しめます。
■貴重すぎるコレクション
ピーテル・ブリューゲル(父)?《イカロス墜落》
ヴァン・ビューレン夫妻は絵画なども集めていたので、ブリューゲル(?)や藤田嗣治などの絵画も見ることができます!美術館とは違った空間なので、絵画が自分のものになったような体験ができます。
ブリューゲル《イカロス墜落》は、同じ構図の絵画がベルギー王立美術館に収蔵されているほどの名画!ただし、ヴァン・ビューレン美術館にある方はブリューゲルの死後に描かれた可能性があるなど、微妙なところがあるらしい…?
クラシック音楽史に名を残すフランス人作曲家、エリック・サティが持っていたピアノも、なぜかここにあります。
■亡き夫へ永遠の愛を誓った庭園
か…可愛すぎる…!ハートの形が可愛いことに加え、赤と緑が鮮やかなので、インスタ映えもバッチリです。
ヴァン・ビューレン美術館には広い庭園があり、ハートの庭はその一部分。夫に先立たれたアリスが、夫を想い続けるために考案しました。
他にも、アール・デコ様式のバラ園、イギリス庭園、迷路など見どころが盛りだくさん!お庭の散歩も楽しんでくださいね。
■ヴァン・ビューレン美術館はブリュッセルの必見スポット!
当時最先端のデザイン様式だった『アール・デコ』を見事に取り入れたヴァン・ビューレン美術館。まだ観光客にあまり知られておらず、とても快適に鑑賞できる穴場のスポットです。
夫妻や邸宅、コレクションに関する説明が書かれたファイルは無料で借りられます。しかも日本語バージョンがあるので、英語やフランス語が得意でなくても大丈夫!
アクセスは、トラム3番の終点Churchillで降りたら徒歩3分ほど。
開館時間は、火曜日を除く毎日午後2時〜5時半と短め。ブリュッセルの美術館は月曜休館が多いのですが、ヴァン・ビューレン美術館は火曜休館です。
詳しくは公式ホームページへ!⇒https://www.museumvanbuuren.be/