子どもが欲しがるビール!?…サントリー缶BEERとパピプペンギンズ【ファンシー絵みやげ】(1/2)
■ サントリーCANビール
以前、ビールの文化について書きましたが、その中で一番衝撃を与えたのはサントリーCANビールのペンギンキャラクターではないでしょうか。1983年から放送されたペンギンのアニメCMは、大人向けのビールに子どもっぽいキャラクターということで衝撃的でした。
子どもが、あのビール買って!とせがむほどで、1985年に『ペンギンズ・メモリー幸福物語』という映画にもなりました。そしてCMソングは、当初歌手名のクレジットがありませんでしたが松田聖子さんで「Sweet Memories」。こちらはシングル『ガラスの林檎』のB面曲だったのですが、CMから話題となって両A面扱いになりヒットしました。

↑ 左がCANビールのペンギン。右は別路線のペンギンズバー。実際にバーがオープンした。
グッズも多数発売され、最初はペンギンファミリーという名称でしたが、その後もペンギンパラダイス、そしてパピプペンギンズと名前を変えながら現在でも正規ライセンス商品が作られているロングヒットキャラクターなのです。

↑ ペンギンファミリーのカセットケース

↑ こちらも忘れてはいけないサントリータコハイのキャラクター。樹氷のグラスに登場。
それほどに人気を博すことを見越してか、それとも当時の流行の過熱ぶりの影響か、1980年代から1990年代にかけて日本中の観光地で売られた子ども向け雑貨みやげ「ファンシー絵みやげ」においても、そのペンギンに似たイラストがたくさん作られました。そんな「ファンシー絵みやげ」を見てみましょう。