ビールまでが子ども向けファンシー化!?……ドライ戦争と【ファンシー絵みやげ】(2/2)
■ 観光地のビールグッズ
では、観光地にどんなビール関連グッズがあったのか見ていきましょう。

ファンシー絵みやげビールジョッキ。「ECHIGOJI」のものです。海水浴場も多い新潟なのでカニのキャラクターがいます。そもそもガラス製のグラスなどが少ないのですが、ここまで用途の限定されたものがあることに驚きました。グラスは割れやすくて観光地から持ち帰るのが大変なのですが、ビールジョッキは割れる心配がありません。
新選組のビアマグはすぐに見つかりませんでしたが、窯元から保護させてもらったものなどがありました。#ファンシー絵みやげ #ファみ活 pic.twitter.com/lAA6lejHkx
— 山下メロ(平成レトロ・ファンシー絵みやげ) (@inchorin) 2019年3月13日
こちらはドイツ風(?)のビアマグ。珍しいと思っていましたが全国的に見つかりました。

↑ ビール缶風貯金箱。こういう太い缶が出始めたころは、珍しがって商品が色々と作られました。ケンドーン風。

↑ こちらも太い缶を模したマグカップ。新潟県の妙高高原。

非常に品のないパロディ商品「Asobi」。90年代半ばには、一部の観光地で飲料のパロディ商品があふれました。完全にその観光地と関係がありません。パロディネタは主に清涼飲料水が多かったのですが、こういったCMなどで有名なビールなども存在しました。ドライ戦争の勝者たるアサヒスーパードライはやはり強いですね。何十年も前にパロディになった商品を見て、今もほぼ同じデザインを踏襲し続けていることの凄さを感じます。
パロディ商品はまだまだ色々とありますので、いつか何かの機会にご紹介いたします。
そして、今後もビール関連の商品を探していきたいと思います。
では、最後にこちらをご確認ください。

なんと、DRYのファンシー絵みやげキーホルダーが!!
なぜか長野県の白樺湖で、イラストはヤシの木とサーフボードだけど私服の3人!そしてやや斜め視点でプルトップキャップを描いている!
これもお父さん向けのファンシー絵みやげなのでしょうか……
では、また次回。
(文と写真:山下メロ)
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9月29日 マニアフェスタ in 秋葉原(ブース出展)
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