アノ悔しい場面までファンシーに!?…夏の高校野球、そして甲子園の【ファンシー絵みやげ】(1/2)

2019/8/23 12:00 山下メロ 山下メロ

■ 夏の高校野球

夏の高校野球の決勝、2019年の今年は大阪の履正社高校と石川の星稜高校の対決となりました。その舞台といえば、言わずと知れた兵庫県にある甲子園球場です。プロ野球・セントラルリーグに所属する阪神タイガースの本拠地でもある甲子園球場は、高校球児たちの憧れの聖地です。


↑ 複雑なプリズムの甲子園のファンシー絵みやげキーホルダー。キャップには「甲」の文字。 サンリオのギミーファイブ的である。

今では人気が過熱してチケットがとれないという事態がニュースになっていたりしますが、プロ野球でも高校野球でも長らく人気のスポットです。スタンドで観戦とまでいかなくとも、蔦に覆われたその外観を眺めるだけで、歴史を感じることができる、観光地なのです。観光地ともなればグッズなどのお土産があります。1980年代から90年代にかけて日本中の観光地で売られていた子ども向けの雑貨「ファンシー絵みやげ」も当然ありました。今回はそれらを見ていきたいと思います。


■ まずは部活モノ

「甲子園に連れて行く」……といえば、観光地へでかけるという意味も、タイガースを観戦に行くわけでもないことはご存知ですよね。「甲子園へ行く」=「野球部が高校野球の地区大会で優勝して全国大会へ進む」という意味で、「連れて行く」は、クラスメイトやチームメイトにも言うでしょうが、異性に対して言い放つ有名すぎるセリフですね。

ファンシー絵みやげには名前、血液型、星座、干支、家族など、自分を示すための「プロフィールもの」という商品が存在します。その中には「部活モノ」という、部活動のチームメイトで合宿や遠征のついでにお揃いで購入したり、自分の所属を示すために身につけたりするための商品もあるのです。



部活モノのファンシー絵みやげにおいては、前述の理由から「めざせ甲子園」や「行くぞ甲子園」といった文字も散見されます。これは高校生だけをターゲットにしているようで、一見するとターゲットをかなり絞っているようにも見えますが、実際は中学生、さらには小学生であっても、甲子園というのは意識するものだと思います。


↑ 「行くぞ甲子園」の文字がある部活キーホルダー。周囲にあるのは完全に甲子園自体の土産モノ。色んなイラストのパターンがある。


↑ 「めざせ甲子園」キーホルダー。なぜか「FREE STYLE」の文字があるが、このタイプのキーホルダーにはイラストとは関係なくすべて書かれている。半円ドームの中で目が動く、動眼を使った商品。



右は「甲子園目指して頑張るぞ」とローマ字で書かれていて、部活動っぽさがあります。「HIGH SCHOOL BASEBALL」の文字がありますので、高校野球に限られてしまいますね。そうなるとこれは部活モノではなく左のものと同じく甲子園のグッズのものでしょう。それにしても、普通はピッチャーかバッターが描かれるところに、ベースにヘッドスライディングしているランナーのイラストというのが珍しい気がします。

さて、ではこのような甲子園のグッズは他にどんなものがあるのでしょうか。


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