今年こそ流行って欲しい!色がメルヘンなもっちりスイーツ「ラピス・サグ」

2014/3/13 18:30 フレネシ フレネシ



こんにちは、フレネシです。

わたしは、

「名物に旨い物なし」

の代表格として扱われがちな

「ういろう」

について、世間の過小評価に嘆く、ういろう普及活動家の一人です。

名古屋在住の友人も

「ういろう」

と聞くと、

「地元民ほど買わないし、めったに食べないから」

なんて、大抵は苦笑いします。

かく言う私自身も

「ういろうをもっと普及したい!」

という思いはあるものの、

職場に買っていけば「ベタベタして食べにくいよ」なんて言われ、

友人宅に持っていけば「うち家族少ないから」なんて敬遠されて

「あー、喜ばれないかもしれないな…」

というジレンマがあって、帰省の際は自分用にしか買わないことが多いです。
(もしかすると欲しい人がいるかもしれないので、一応予備も含め2本は買います)

さて、前置きが長くなりましたが、そんな「ういろう愛」に共感してくれる人や、ういろうは食わず嫌いなだけで実はちょっと興味あるという人にぜひオススメしたいのが、

「ラピス・サグ」

です。





どんなお菓子かを説明すると、一言で言えば

マレーシアのういろう

食感はういろう、見た目は極彩色、香りはココナッツ

という、ういろうの親戚のようなカラフルなお菓子。

「ラピス・サグ」とは、プラナカン(マレーシアに移り住んだ中国系の移民)のニョニャ(女性)に伝わるクエ(お菓子)のひとつで、虹色に層を重ねた目にもあざやかな餅菓子で、地元では定番中の定番のスイーツなのだとか。

10年ほど前、オーストラリアに一時期住んでいたのですが、街中のアジアングロッサリーで出会った出会ったラピス・サグが、美味しすぎて今も忘れられません。

日本でもそのうち買えるようになるかもしれないと期待していたのですが、一向に流行る気配はなく、世界の美食が集まる東京にいても目にする機会すらありません。生モノなので、現地からのお土産として持ち帰るのが難しいのもブームの障壁となっているのではないかと思います。

そこで、日本でも街中で手軽に買えるくらいポピュラーなお菓子になるといいな… との願いを込めて

「近い将来、ラピス・サグは絶対に流行る!」(根拠はないですが)

と予言しつつ、どんなものかを紹介したいと思います。



●マレーシア生まれのういろう、ラピス・サグ


こんな風に売られています。



断面を横から見ると、何層もの生地が重なってできています。



赤、緑、白でひな祭り風の色使い。これで菱餅を作ってもしっくりきそう。



暖色系のグラデーションが鮮やか!



まさに極彩色。



ラピス・サグ以外の伝統菓子もカラフル。



ルビーのような情熱的な赤。



紫のグラデーション。



もっちり感、伝わるでしょうか。



テレビの「しばらくお待ちください」のカラーバーを思わせます。



2色使いのボーダー。



まっ、まぶしい。



単色バージョン。



カット前はこの迫力。

もっちもちでずっしりしているので、ふたかけも食べればおなかにたまる満足感も魅力のうち。

甘いココナッツの香りが病みつきになるポイント。

流行れば、職場で同僚がシリアルバー感覚でラピス・サグをほおばる姿も、当たり前のように目にする光景になるかもしれません。



さて、いかがでしたか?

ラピス・サグは、ここ10年ほど食べていないですが、画像を見ていたらじわじわと当時の記憶がよみがえってきました。

日本ではまだまだメジャーでないマレーシア生まれのういろうみたいなお菓子、ラピス・サグが、今年の夏、スイーツ界の台風の目になることを願って止みません。

(本当に流行ったら嬉しいなあ。。。)