一休さんにけろっぴに、のりピーも…実は大ブームだった「てるてる坊主」を振り返る【ファンシー絵みやげ】(1/2)

2019/6/21 12:00 山下メロ 山下メロ

■ 梅雨に大活躍するあの坊主

東京も梅雨入りしまして、まさに空模様を気にしながら予定を立てないといけなくなってまいりました。そんな時、昔はてるてる坊主を作りましたよね。今でも子どもたちは作るのでしょうか。

童謡「てるてる坊主」では、晴れなかったら首をチョンと切られてしまうという残酷な歌詞で有名ですが、童謡に歌われるほどに昔から日常的な存在だったのでしょう。そんなてるてる坊主が脚光を浴びた時期があります。まずは1975年から始まったアニメ「一休さん」のエンディングテーマ「ははうえさま」。なんというか、手抜きか!?というくらい、ただただてるてる坊主しか出てきません。



本当に最後までてるてる坊主しか出てきませんね。てるてる坊主は坊主というくらいなので、一休さんのようなお坊さんをイメージしているのでしょうか。

そして、さらに時代は進んで1987年に誕生したサンリオのキャラクター「けろけろけろっぴ」。こちらはまさに梅雨の時期の企画として生まれました。こちらのサブキャラクターとして「てるてる」という名前のてるてる坊主の女の子がいます。


けろっぴの家族や仲間たちが登場しなくても、この「てるてる」やカタツムリの「でんでん」は、高頻度で登場します。カエルがメインのキャラクターというのも革新的だったのですが、まさにてるてる坊主を重要な位置に据えています。

そして、ついにてるてる坊主が主人公となったファンシー文具が登場します。それがコクヨのBONZE&SNAILです。


いよいよてるてる坊主の時代が到来しました……とはいえ、これをおぼえてる人はそんなにいないかもしれません。1980年代にはたくさんのファンシーキャラクターが生まれて、これはそのうちの一つで、そこまでの人気ではありませんでした。

おそらく酒井法子さんのキャラクターのりピーなどによって切り拓かれ、価値の転換がなされたてるてる坊主。その影響は、観光地にも及んでいたのです。

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