ありえない!東京ディズニーランドが東京にある!?…という地図【ファンシー絵みやげ】(1/2)
■ 東京ディズニーランド開園!
みなさんは東京ディズニーランドの開園をおぼえていますでしょうか。今や、ディズニーシーやホテル、ショッピング施設などを含む巨大な東京ディズニーリゾート(2000年から)となっていますが、東京ディズニーランドは1983年にオープンしました。そして「東京」という名を冠していますが、実際には隣の千葉県浦安市舞浜にあります。
↑ 東京ディズニーランドのお土産キーホルダーたち
今では当たり前の東京ディズニーランドですが、かつては新しい施設として誕生したわけでして、まだまだ理解が及んでいなかったということをファンシー絵みやげから振り返ってみましょう。
ファンシー絵みやげは1980年代から1990年代にかけて日本中の観光地の土産店や施設の売店で売られていた子供向けの雑貨みやげです。動物は擬人化され、人物は二頭身にデフォルメされた漫画風のキャラクターイラストが特徴です。
↑ これがファンシー絵みやげだ
■ 地図に描かれた東京ディズニーランド
当時、憧れの的だった一大テーマパーク「東京ディズニーランド」がどのように記録されていたのか見てみましょう。
まずこれは千葉県の「房総半島」の地図を描いたファンシー絵みやげキーホルダーです。房総半島と言いつつ、しっかり東京ディズニーランドや成田山新勝寺まで描かれています。しかしディズニーランドといえばシンデレラ城ですが、イラストでは屋根が低いように見え、ディズニーランドのイメージがまだ固定できていないのを感じます。
ただし、ピンクのインクを使用しており、成田山新勝寺の鎮守の森もピンク色です。桜かな?……とも思うのですが、どうも形は普通の樹木です。養老渓谷にもピンクのモヤがありますね。ここらへんは右下にウィンドサーフィンをする人が描かれている通り、ちょうど蛍光色を使ったサーファーファッションと呼応しているように感じます。では、こちらを裏返してみましょう。
「都会に住んでるアナタサマ(はぁと)旅先よりワタシから」
「きれいな海も、そびえる山も、すんだ空気も、みんなダレカ思い出しちゃう……(はぁと)」
何を言いたいんでしょうか。旅先からこんなハガキが届いたら怖すぎます。
続いてはこちらです
こちらは東京の地図です。あくまで23区のみ。原宿にカップルが描かれています。浅草が中央総武線のすぐ上に浅草があります。「至千葉」とは書いてありますが、当然ここには千葉にあるはずの東京ディズニーランドは描かれていません。
すでにイメージがおかしい感じがしますが、さらにおかしい感じがする地図キーホルダーを見ていきましょう。