「給食のおばさんは年収600万!」ってホントなの?→ネット民「お話しにならない」の声
「学校給食のおばさんは公務員なので年収が高い」という話を聞くことがあります。夏休みや冬休みは仕事をほとんどしないのに、年収600万なんて羨ましい…という印象ですが、実際のところどうなのでしょうか?
Twitterでは、千 (@nagayaneko) さんが投稿したこんなツイートが注目されています。
「給食のおばさんが年収600万!」とかてきとーなこと選挙で言ってたやつもいたけど、例えばうちの職場で言えば、正規職は課長、係長、主任の3人だけ。あとは20名以上の非正規。この中で給料の平均とるときは正規の3人分だけしか計算しないよ、非正規はそもそも人件費で予算組まれてない。我らは物品費
— 千 (@nagayaneko) 2019年5月28日
だから、市報とかで「給与平均」とか出ていても騙されてはいけない。たとえ公立保育所の給与平均が600万と出ていても、非正規分は計算に入ってないので、下手すると園長と主任2人分の平均だったりするで。管理職しか正規いなければ、そら給与平均高くなるやん。そんなんに騙されるな。
— 千 (@nagayaneko) 2019年5月28日
今や新規で正規職取るのは、すごく絞られている。
— 千 (@nagayaneko) 2019年5月31日
市報に載ってる、退職者と新規採用の人数の差や、平均年齢見てごらん、びっくりするから。現場では正規職が限られた人数しかいなくて管理職の成り手がいなくて困っている。それくらい、正規なら全員管理職候補、という方向になっているよ。
投稿者の千さんによると、千さんの職場では正規職は課長、係長、主任の3人だけで、あとは20名以上の非正規なんだそうです。「給与平均」を算出する場合、正規の3人分だけしか含めないそうで、非正規はそもそも人件費で予算組まれてないのだとか。
「給与平均」の金額は非正規分は含まれないので、場合によっては管理職のみの平均となることもあるそうです。
また、現場では正規職が限られた人数しかおらず、管理職のなり手がいなくて困っているそうです。
この投稿を見たTwitterユーザーからは、こんな声があがっています。
こんなのググってみたらすぐ分かるけど、学校給食の調理補助職は、パートタイムで時給1,000円程度ですよ。年収100万行くか行かないかぐらい。
— もつまつ (@fursultiamine) 2019年5月29日
小学校の時にマンモス校で校内に給食センターがあって、おばさん達に直接お礼が言えた。
— 伊舎堂 盛行 47歳 (@DONokinawa) 2019年5月28日
どこも予算不足。
妻が給食の配膳員のバイトしてましたが時給900円程度。1日4時間くらいだったので年収はお話しにならない。
— swingerz (@maxyyam) 2019年5月29日
非正規は激安で使い、自分たちは高給だから公務員は叩かれる。
— jun yamamoto (@jun__yamamoto) 2019年5月30日
非正規を極力正規で雇って、給料を他国と同じくらいに下げれば良い。
正規ばかりだった昔の話がそのまま公務員叩きのテンプレとなっているんでしょうね。
— ポン太@読専 (@narou1855) 2019年5月30日
有名どころだと通学路に立つ学童擁護員は実働一日4時間、休みは学校と同じなのに正規職員なので年収800万円とか。
今は役所の窓口を始めあらゆる仕事が非正規ばかりですね。
アルバイトも人数に含む計算に法律変えないとな
— BB9 (@hroro2015) 2019年5月29日
年収が高いのはあくまでも正規の人の話で、大半の非正規の人は時給900円〜1000円程度で頑張っているようです。そもそも正規の人がごく少数であるうえに、正規の人だけの収入を平均として算出しているのですから高くあるのは当たり前の話ですよね。
ほとんどのパートの人は、正規の人とは比べものにならないほど少ない年収ですし、退職金などを考えると格差はさらに広がるのでしょう。厳しい現実を見せつけられた気がします…。
(いまトピ編集部:ヤタロー)