母の月命日に友達から言われた「ひどい言葉」を許すべき?
私にとって春はもう夏です。
こんにちは小林です。
本日もお便り届いています!
ペンネーム「春うららか」さん
高校二年生女子です。
今一番仲のいい友達と絶縁の危機にあります。
きっかけは友達に言われた嫌味。
一ヵ月前に私の母が亡くなったのですが、月命日の日にどうしても辛くて、涙も止まらなかったので、学校を休みました。
その夜友達に「お母さんが亡くなったから、それを理由にすれば学校を休みやすくなると思ってるようにしか見えない」と言われました。
さすがにショックだったし悔しかったです。
もう絶縁でいいと思ったのですが、いざもう終わりにしようとなるとちょっと寂しいなって思うところもあります。
私が折れないと仲直りは難しいかなという感じです。
クラス替えがない学校なので、あともう一年同じクラスで過ごさなければいけないです。
母のこともまだまだ気持ちの整理ができていないのにこんなことを信頼していた友達に言われるとは思いませんでした。
ショックですが、これからクラスでどうしていいのか分かりません。
とても悲しくて、寂しくて苦しいことをこうして話してくれてありがとうございます。
まず、何にも代えられない母親という大きな愛を失ってうずくまっている人に対して「ズルいよね」という感情をぶつける人なんて友達じゃない。
そして、あなたはこれを許してはいけない。
今までの友達との思い出は良いものとして残ったとしても、これから作り上げられていく思い出の裏側にはずっと黒い陰がついてきます。
そして彼女と会うたびに潜在的に思い出してしまう心の傷は、あなたの心に入り込んで暗くさせるはずです。
今後、あなたがその友達と一緒にいる選択をしたとしてもいつか必ずまた、深い心の傷を無神経に容赦なくえぐる瞬間がやってくるはずです。
その可能性を自ら選択してはいけないよ。
幸せにならなきゃ。
クラスのことを考えると不安になる気持ちはすごく分かります。
でも、その子と縁を切ったからって他の友達とのすべての縁も自動的に切れるものではないし、自分が思っているよりずっといい環境が待っています。
これから出会う人の方が多いのに、あなたを傷つけるたった一人のために足を引っ張られてはいけません。
クラスでどうすればいいか分からないというけど、どうもしなくていい。
居場所がなくなることなんて絶対にないから!
そして、その子と友達をやめたからって責められることは決してありません。
あなたは間違っていないから、悩まないで。
堂々と悲しみと向き合って、堂々と胸を張っていればいいんです。
あなたは誰にも邪魔されず悲しむ権利があるのに、それをひねくれた目で見てくる人はあなたの人生に必要ありません。
海より深い悲しみに落ちて、宇宙より暗い闇の中にいるあなたを抱きしめてくれる人が必ず現れます。
そのためにも堂々としていなきゃ。
楽しいとか、面白いだけが友達じゃないということをよく覚えておいてください。
明日のことを考えると、どうしても不安になってしまう気持ちはよく分かるけど、だからって折れようとしないで。
明日のために今の傷を無理やり癒す必要はないです。
一年後、十年後までこの悲しみを引きずることにならないためにも。
悲しみを引きずった未来に進んではいけないよ。
お母さんが亡くなった悲しみは、きっとあなたをとても優しく、美しくしてくれます。
でも、他人に傷つけられたその悲しみはその逆。
その悲しみを捨てる勇気を持って、どうか幸せになってほしい。
許す勇気ではなく、許さない勇気を持って!
情に流されて、これ以上悲しみの海へ行かないでください。
あなたならしっかり立てるはずです。
【結論】
折れちゃダメ!!
1人でいるときっと折れそうになることがあると思います。
曲がっても曲がっても、折れちゃダメ!
だから私に話してくれたように周りの人にも助けを求めてみてください。
きっと、友達との仲を取り持ってくれる助けではなく、そこから遠いところに連れてってくれる人が必ず現れます。
そして、そこが正しい道だと私は思います。
いつでも話は聞くし、苦しいときはどんな時でも抱きしめに行きます。
どうか悲しみが今夜で終わりますように。
さて、今日はここまでです。
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(小林潤奈)