平成の最後にリバイバル到来!?…すべてを透明にするスケルトンブーム【平成レトロ】(1/2)

2019/2/22 12:00 山下メロ 山下メロ

■ スケルトンのブームとは

先日、私はNHKラジオ第一『すっぴん!』に生出演いたしました。聴き逃した人はサイトから1週間だけ聴けるようですので、よければお聴きください(期限がありますのでご注意ください)。

すっぴん! 9時台:特別企画「おバカ男子~平成ヒトケタ」2019年2月21日(木)放送

この中で話題になったのが平成レトロのスケルトンブームについてです。平成の話題で何かと出てくるのがスケルトン。平成元年発売の任天堂ゲームボーイをはじめて、色々なものがやたらと透けていました。しかしなぜスケルトンだったのでしょうか。



まずスケルトンという言葉は和製英語に近いでしょう。英語のskeleton は人体の骨格や骸骨などの意味しかありません。もちろん透明素材を用いることによって骨格=構造が透けて見えるため、大きく間違っているというわけでもないのですが、おそらく日本語の「透ける」という言葉とスケルトンの相性が良すぎて混同されていったのでしょう。むしろダジャレ感もあいまって広まった言葉だと言えます。

スケルトンの始まりと言えるのは、個人的な意見ですがまだ昭和の時代に任天堂ファミリーコンピュータのROMカートリッジで画期的な透明素材が用いられたことです。そのタイトルが1987年にファミコンに移植されたコナミのシューティングゲーム『沙羅曼蛇』でした。



それまでも透明素材はありましたが、子供向けで、かつ社会現象にもなっていたファミコンで発売され、そして基盤が透けているというSF的なかっこよさに子供は夢中になりました。残念ながらファミコンにおけるスケルトンROMはこれっきりでしたが、子供心に強く刺さりました。同時代にはLEGOの透明パーツや、ゾイドのコクピットパーツなど、透明素材が子供をとりこにしていたのです。


↑ 裏側から見ると基盤が透けているのがよく分かる

その後のスケルトンの流れは平成に入り、やはり任天堂が携帯ゲーム機ゲームボーイでスケルトンカラーを登場させました。そしてワンダースワンやたまごっち、テトリン55など、携帯ゲームを中心にスケルトンは広がっていくのです。


↑ たまごっちのオスっちメスっち


↑ テトリン55の恐らくパチモノ。後に公式なテトリスJr.が発売された

しかしこの流れは、あくまで子供向けのもの。子供はすでに昭和末期からスケルトンに夢中になっていましたが、大人をも巻き込んだブームとなるのは1998年まで待たねばなりませんでした。そうです、Appleが初代iMacを発売したことが大きな契機となったのです。

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