ダイエットに成功した彼が変わってしまった。「それにイラつく自分も嫌い!」
「夏に間に合わせるなら今からダイエット!」という記事を読み、また来年だな…とお菓子を食べています。
そんな万年ダイエット遅刻者のみなさんこんにちは!ポテチ食ってる!?
さっそくお便り参りましょう!!
ペンネーム「青ネギ」さん
私には彼氏がいます。
彼も私もデブであり、周りからは「もし結婚したらエンゲル係数やばそう(笑)」「二人とも後ろ姿そっくりだね」などとよくイジられて笑ってきました。
ところが彼氏が同窓会に行ったことがきっかけでダイエットに奮起し、長い期間努力した結果痩せることに成功しました。
そのことは私も嬉しかったのですが、痩せて筋肉がつき変わった彼が最近モテるようになってもやもやします。
太ってたころから私は好きだったのに!とか、ダイエットが長続きしない、努力できない自分は釣り合うのかな…などと悩んだ挙句、自信がつき始めて言動すら変わってしまった彼にイライラさえしてしまいます。
もう前のようにデブに戻ったらいいのに…とさえ思い、こんなことを考えてしまう自分が嫌で情けないです。
彼が本当に努力してきたのを一番側でずっと見てきたんです。
ダイエットに付き合った私が早々に脱落しても、めげずに目標を達成した彼を本当に尊敬している一方でこんなことを考えてしまって辛いです。
どうしたら良いのでしょうか?
せつねぇ~~~~~
なんかこれ、めっちゃ分かるな。
私にもデブ仲間が一定数いて、食べ放題界隈では山賊と名が知れているメンバーがいます。
そういう子たちと一緒にいると好きなことに没頭できて、且つ体型のことを気にせず「赤信号みんなで渡れば怖くない」状態になれるんですよね。
可愛い子に対しての劣等感をそこでは消せるというか、つまり傷の舐め合いができるわけです。
だから、その仲間が気合い入れてダイエット成功してしまったときの悲しさとか、置いて行かれた感は嫌というほど分かる!!
青ネギさんに関しては恋人ですし、恋心というものが絡んでくるともっと複雑なものになってくるのではないでしょうか。
そして「デブに戻ってほしい」と思ってしまう、完全な個人の押し付けを自身も情けないと分かっているからツラいんですよね。
しかし、変わってしまった彼にイライラする件に関しては少し首をかしげてしまいました。
彼氏さんは「変わってしまった」のではなく「変わることができた」のであって、それに付いていけなかったのは青ネギさんの方だと思います。
これでもし彼氏さんも「オレは変わってしまった…自信がついてモテモテだ…」と悩んでいるのなら、DNAから生粋のデブなのでどうにかしてラードを食べさせる始末ですが。
イラついてしまうのは、太っていた時代から知っていて情や思い入れや長い時間そばいた!という戻ってこない時間を二人で過ごしていたのに、すべてを忘れたかのように変われている彼氏さんに対しての怒りではないでしょうか。
怒りを深堀りしても出てくるのは虚しさとか悲しみかもしれなけど自分の心を整理して、納得して落ち込むためにも一度怒りをしっかり紐解いて、深堀りしてみてください。
モテても嬉しそうにしてほしくなかったり、見た目が変わった途端に目の色を変えてくる女の言動で自信をつけないでほしい。女も女だわ殴るぞ。と、思うかもしれません。
でも、「カッコいいと思われたい」という気持ちが完全にない状態でダイエットに励んでいた!とは言えないと思います。
心のどこかで夢見ていたことが現実になることで、多少の自信がついてしまうのは皮肉にも仕方のないことかもしれません。
きっと、青ネギさんはこんなこと言われなくてもめっちゃくちゃ分かってると思うんですけど、それでも色々なもやもやを抱えてしまうのはやっぱり「自分は変われなかった」という面が一番の鍵だと思います。
成功者のすぐそばで努力できずにいくうち、きっと知らない間に小さく積み重なってきてた劣等感や不甲斐なさが、今こうして彼の成功が花開いたからこそ爆発してしまったんだと思いました。
もう本当にその気持ちすごく分かるし、辛いし、悲しくなるよね~~~~~!!!!
じゃあ私はどうして今もこうして飄々と生きているかといと、こういう自分の人生に折り合いをつけて生きてるからです。
昔は「こんちくしょう、ひがむくらいだったら私もがんばる!」と思っていたのですが、まあそんなの無理で、落ち込むことも多々ありました。
でも最終的には「食べることも好きだし、食べてる私もご機嫌で好きだし、私の人生はきっとこれが正しいから。」と折り合いをつけたんです。
たまには細くてかわいい子を見て羨ましいと思うこともありますが、でも人生の輝き方なんで人それぞれなので私は今とても幸せだからいいやって思っています。
ダイエットに励んで悩みを解決するのも一つの手ですが、発想の転換も必要です。
青ネギさんに今必要なのは発想の転換でしょうか、それとも体型を変えることでしょうか。
少なくとも、長い期間ダイエットしてきた彼の努力を知っていたら「元に戻ってほしい」という思考は出てこないはずです。
【結論】
気持ちの変化に嘆くのではなく、合わせる努力をしてみて!
今回のお悩みは彼氏さんの身心の変化がきっかけで浮き彫りになってしまった青ネギさん自身の心の問題です。
今のツラさを拭うには、自分が変わることが最善だと思いました。
どれだけ彼氏さんに「そのままでいい」と慰められたとしても、
きっと不安や悩みはすぐに襲ってきます。
それに打ち勝つためにも、自分を守るためにも、彼氏さんと一緒にいるためにも、行動してみてはいかがでしょうか!
さて、今日はここまでです。
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(小林潤奈)