【お正月はこれで決まり!】自宅でアート、始めてみませんか?
クリスマスが終わったと思ったら、もうすぐお正月。
家の大掃除をしたり、年賀状を書いたり、正月用品を買ったり、職場では年内に終えなければならない仕事を片づけたり等々、お正月を迎える準備で慌しい日々が続いているのではないでしょうか。
我が家も同じような状況なのですが、いつも悩んでしまうのが年の初めから一年間展示するアート作品をどれにしようかということ。
アート作品といってもミュージアムショップで買った絵はがきやガチャガチャでゲットしたグッズですし、展示するといっても自宅の洋服ダンスの上に置いているだけなのですが、それでもいろいろ迷いながらも楽しんで自宅にアート作品を飾っています。
さて、来年はどんな作品を展示するのか、さっそくご披露したいところですが、その前に今まで展示した作品をご紹介したいと思います。
最初に自宅でアート作品を展示したのは平成25年。長谷川等伯の国宝《松林図屏風》でした。
この絵はがきは東京国立博物館のミュージアムショップで購入したものです。
毎年、年の初めには東京国立博物館に「初もうで」に行くのですが、来年は2年ぶりに展示される《松林図屏風》も楽しみです。
東京国立博物館「博物館に初もうで」チラシ
詳細はこちら→東京国立博物館「博物館で初もうで」
平成26年は長谷川等伯のライバル・狩野永徳の国宝《上杉本洛中洛外図屏風》(山形・米沢市上杉博物館)。
この絵はがきは、平成21年にサントリー美術館で開催された「天地人-直江兼続とその時代」展で購入したものです。
夜間開館の時に行ったせいか人が少ないこともあって、屏風の前を行きつ戻りつしながら、かれこれ1時間、細部までじっくり見ることができました。
この屏風の下の台にお気づきでしょうか。この年には屏風専用のコレクションボックスを作りました。
材料はいたってシンプル。ほとんどがダイソーで揃えたものです。
入れ物はコレクションボックス・アーチワイドL型(400円)。
台はMDF材(100×400×6mm)(100円)を半分に切ったもので、両面テープ(100円)でコレクションボックスに固定しました。
(最近では200×400×6mmのMDF材が出ているので、縦半分に切ると同じサイズになります。)
以上はダイソーで購入したものです(金額は税抜)。
台に貼った畳模様のシールは東急ハンズで見つけた模型用たたみシート(㈱光栄堂)。購入時の価格は税込577円でした。
平成27年はプラモデルの金閣寺を作ってみました。
この前年の12月中旬に京都では雪が降って、ネットのニュースで雪化粧をした金閣寺の映像を見たので、「これだ!」と思い、屋根をレッドブラウンで下塗りして、その上にフラットホワイトを厚めに塗って雪らしくしてみました(使用した塗料はタミヤ・アクリルカラー。以下、同じ)。
キットは、フジミ「1/150スケール建物シリーズ」の「ゴールドモデル金閣寺」。屋根以外の部分はパーツの金色をそのまま活かしています。
平成28年は平成30年に重要文化財から国宝に昇格した《日月山水図屏風》(大阪・金剛寺)。
こちらは絵はがきがなかったので、平成23年に世田谷美術館で開催された「白洲正子 神と仏、自然への祈り」展のチラシを切り抜いて黒い画用紙に貼りつけて折り曲げたもので、小さいコレクションボックスに収めました(画用紙も小さいコレクションボックスもダイソーで調達しました)。
平成29年はガチャガチャコーナーでゲットした「フィギュアみやげ」シリーズ京都編の清水寺。
この「フィギュアみやげ」シリーズは、北から北海道、みちのく、東京、京都、大阪、高知、沖縄とあって、ちょっとしたお土産に手ごろなグッズが揃っていました。その中でも特に欲しかったのが、この清水寺。
「清水寺だけがほしい!」と念じてコインを入れてダイヤルを回すと、出てきたのがなんと清水寺!。
いつも欲しいものが出なくて出費がかさむガチャガチャなのに、1回で出るとはよほど運がいい、これは縁起モノだと思い、1年間展示しました。
背景は、先に紹介した金閣寺やこの清水寺、それに他の建物でいつかはジオラマ風立体洛中洛外図屏風を作りたい、という思いをこめて、狩野永徳《上杉本洛中洛外図屏風》に再登場願いました。
こちらは以前に制作した銀閣寺です。
キットはフジミ「1/150建物シリーズ」の「銀閣寺」。
木の部分は色がくすんでいるように見せるためレッドブラウンで塗装し、障子の部分は桟が透けて見えるようにするため薄めに、漆喰壁(1階左側)は量感をもたせるため厚めにフラットホワイトを塗装しました。地面は白砂をイメージしてフラットホワイト、池はクリアブルーです。
そして平成30年は「江戸琳派~酒井抱一~」と題して酒井抱一《八ッ橋図屏風》(出光美術館)
これは平成29年に出光美術館で開催された「江戸の琳派芸術」展に行ったときにミュージアムショップで購入したものです。
さて平成最後の年、そして新元号最初の年は何を展示しようかと迷いましたが、これにしました。
速水御舟《翠苔緑芝》(山種美術館)です。今年の干支・亥は出てこないのですが、浮いたように見える土坡、無機質な感じの樹木など、どことなくシュールさを感じさせる速水御舟のこの作品は好きなので、いつかは展示してみたいと思っていました。
さて、「自宅にアート」のコレクションはいかがだったでしょうか。絵はがきやガチャガチャのグッズ、それに100均で買えるもので一工夫してお手軽に自宅でアートが楽しめます。ぜひお試ししてみてはいかがでしょうか。
それではみなさま、本年は大変お世話になりました。みなさまにとって来年がよい年になりますように。
家の大掃除をしたり、年賀状を書いたり、正月用品を買ったり、職場では年内に終えなければならない仕事を片づけたり等々、お正月を迎える準備で慌しい日々が続いているのではないでしょうか。
我が家も同じような状況なのですが、いつも悩んでしまうのが年の初めから一年間展示するアート作品をどれにしようかということ。
アート作品といってもミュージアムショップで買った絵はがきやガチャガチャでゲットしたグッズですし、展示するといっても自宅の洋服ダンスの上に置いているだけなのですが、それでもいろいろ迷いながらも楽しんで自宅にアート作品を飾っています。
さて、来年はどんな作品を展示するのか、さっそくご披露したいところですが、その前に今まで展示した作品をご紹介したいと思います。
平成25年 長谷川等伯《松林図屏風》
最初に自宅でアート作品を展示したのは平成25年。長谷川等伯の国宝《松林図屏風》でした。
この絵はがきは東京国立博物館のミュージアムショップで購入したものです。
毎年、年の初めには東京国立博物館に「初もうで」に行くのですが、来年は2年ぶりに展示される《松林図屏風》も楽しみです。
東京国立博物館「博物館に初もうで」チラシ
詳細はこちら→東京国立博物館「博物館で初もうで」
平成26年 狩野永徳《上杉本洛中洛外図屏風》
平成26年は長谷川等伯のライバル・狩野永徳の国宝《上杉本洛中洛外図屏風》(山形・米沢市上杉博物館)。
この絵はがきは、平成21年にサントリー美術館で開催された「天地人-直江兼続とその時代」展で購入したものです。
夜間開館の時に行ったせいか人が少ないこともあって、屏風の前を行きつ戻りつしながら、かれこれ1時間、細部までじっくり見ることができました。
この屏風の下の台にお気づきでしょうか。この年には屏風専用のコレクションボックスを作りました。
材料はいたってシンプル。ほとんどがダイソーで揃えたものです。
入れ物はコレクションボックス・アーチワイドL型(400円)。
台はMDF材(100×400×6mm)(100円)を半分に切ったもので、両面テープ(100円)でコレクションボックスに固定しました。
(最近では200×400×6mmのMDF材が出ているので、縦半分に切ると同じサイズになります。)
以上はダイソーで購入したものです(金額は税抜)。
台に貼った畳模様のシールは東急ハンズで見つけた模型用たたみシート(㈱光栄堂)。購入時の価格は税込577円でした。
平成27年 金閣寺
平成27年はプラモデルの金閣寺を作ってみました。
この前年の12月中旬に京都では雪が降って、ネットのニュースで雪化粧をした金閣寺の映像を見たので、「これだ!」と思い、屋根をレッドブラウンで下塗りして、その上にフラットホワイトを厚めに塗って雪らしくしてみました(使用した塗料はタミヤ・アクリルカラー。以下、同じ)。
キットは、フジミ「1/150スケール建物シリーズ」の「ゴールドモデル金閣寺」。屋根以外の部分はパーツの金色をそのまま活かしています。
平成28年 《日月山水図屏風》
平成28年は平成30年に重要文化財から国宝に昇格した《日月山水図屏風》(大阪・金剛寺)。
こちらは絵はがきがなかったので、平成23年に世田谷美術館で開催された「白洲正子 神と仏、自然への祈り」展のチラシを切り抜いて黒い画用紙に貼りつけて折り曲げたもので、小さいコレクションボックスに収めました(画用紙も小さいコレクションボックスもダイソーで調達しました)。
平成29年 清水寺
平成29年はガチャガチャコーナーでゲットした「フィギュアみやげ」シリーズ京都編の清水寺。
この「フィギュアみやげ」シリーズは、北から北海道、みちのく、東京、京都、大阪、高知、沖縄とあって、ちょっとしたお土産に手ごろなグッズが揃っていました。その中でも特に欲しかったのが、この清水寺。
「清水寺だけがほしい!」と念じてコインを入れてダイヤルを回すと、出てきたのがなんと清水寺!。
いつも欲しいものが出なくて出費がかさむガチャガチャなのに、1回で出るとはよほど運がいい、これは縁起モノだと思い、1年間展示しました。
背景は、先に紹介した金閣寺やこの清水寺、それに他の建物でいつかはジオラマ風立体洛中洛外図屏風を作りたい、という思いをこめて、狩野永徳《上杉本洛中洛外図屏風》に再登場願いました。
こちらは以前に制作した銀閣寺です。
キットはフジミ「1/150建物シリーズ」の「銀閣寺」。
木の部分は色がくすんでいるように見せるためレッドブラウンで塗装し、障子の部分は桟が透けて見えるようにするため薄めに、漆喰壁(1階左側)は量感をもたせるため厚めにフラットホワイトを塗装しました。地面は白砂をイメージしてフラットホワイト、池はクリアブルーです。
平成30年 酒井抱一
そして平成30年は「江戸琳派~酒井抱一~」と題して酒井抱一《八ッ橋図屏風》(出光美術館)
これは平成29年に出光美術館で開催された「江戸の琳派芸術」展に行ったときにミュージアムショップで購入したものです。
平成31年 速水御舟
さて平成最後の年、そして新元号最初の年は何を展示しようかと迷いましたが、これにしました。
速水御舟《翠苔緑芝》(山種美術館)です。今年の干支・亥は出てこないのですが、浮いたように見える土坡、無機質な感じの樹木など、どことなくシュールさを感じさせる速水御舟のこの作品は好きなので、いつかは展示してみたいと思っていました。
さて、「自宅にアート」のコレクションはいかがだったでしょうか。絵はがきやガチャガチャのグッズ、それに100均で買えるもので一工夫してお手軽に自宅でアートが楽しめます。ぜひお試ししてみてはいかがでしょうか。
それではみなさま、本年は大変お世話になりました。みなさまにとって来年がよい年になりますように。