ポストカード売れ行きナンバーワンはアノ画家だった!「フィリップス・コレクション展」(1/2)

2018/11/6 12:00 Tak(タケ) Tak(タケ)


東京駅から歩いて数分の抜群のロケーションを誇る、三菱一号館美術館にて、現在「フィリップス・コレクション」展を 開催しています。(会期:2018年10月17日~2019年2月11日)



米国で最も優れた私立美術館の一つとして知られるワシントンのフィリップス・コレクションは、1921年、ニューヨーク近代美術館(MoMA)よりも早く、アメリカでは近代美術を扱う最初の美術館として開館しました。

ダンカン・フィリップス(1886-1966)の常に鋭い取捨選択によって、コレクションの中核をなす作品群はいずれも質の高いものばかりです。

これまでに無かったある意味で斬新な展示方法が取られていることでも話題となっている「フィリップス・コレクション」展。果たしてこれまでの展覧会と何がどう違うのか、こちらの記事で詳細を書いていますので観に行かれる前に是非チェックして下さいね。



目利きのコレクターであったダンカン・フィリップスがコレクションを厚みのあるものにしてきた経緯が分かると同時に、それぞれの作品自体も非常に見応えのあるものばかりでその慧眼には驚くばかりです。

世界有数の近代美術コレクションの中から、アングル、コロー、ドラクロワ等19世紀の巨匠から、クールベ、近代絵画の父マネ、印象派のドガ、モネ、印象派以降の絵画を牽引したセザンヌ、ゴーガン、クレー、ピカソ、ブラックらの秀作75点が紹介されています。



さて、通常の展覧会ですと展示作品の中からだいたい10作品ほどが、ポストカードとしてミュージアムショップ「Store 1894」で販売されます。

展覧会で感動した作品がその10枚の中にあれば良いのですが、実際はそんな作品に限ってポストカード化されていないものです。

ところが、そんな「展覧会あるある」を覆す試みが「フィリップス・コレクション」展特設ショップで起こっています。何と展覧会史上最多、64種のポストカードを販売しているのです。



因みに展示作品75点のうち、彫刻が7点、差し引き絵画作品は68点。その68点の絵画作品から64種がポストカードとなってショプにずらりと陳列されています。

こうなると、どの作品のポストカードが売れるのかが気になりますよね。知りたいですよね!そこで「Store 1894」さんにお願いして1週目と2周目の合計売上枚数TOP10を教えてもらいました。

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