【紅茶の日直前企画】チーズ×紅茶&ワインのペアリング体験に参加…極上の組み合わせはこれだ!
11月1日は「紅茶の日」。
KIRIN主催の紅茶の日直前企画!チーズと「午後の紅茶」、チリワイン「フロンテラ」のペアリング体験に参加してきました。
ワインとチーズがあうのは知られていますが、紅茶とも相性がよく、ヨーロッパでは親しまれている食べ合わせです。
チーズとワイン、日本ではあまり馴染みのない紅茶とチーズ、それぞれに合ったチーズとの楽しみ方を探ります。
会場はキリンの本社。上層フロアで眺めが最高!
晴れている日には富士山も見えるのだとか。
通常は食堂だそうです。
まずは担当者から各商品の紹介があり、その後ペアリング体験です。
▲左:メルシャン株式会社 マーケティング部 須永 和子さん/右:キリンビバレッジ株式会社 マーケティング部 東 桃子さん
【チーズ×紅茶 ペアリング体験編】
はじめはチーズと紅茶とのペアリング体験から。
午後の紅茶はストレートティー、レモンティー、ミルクティー、おいしい無糖の4種類。
代表的なナチュラルチーズとして、下記の5種類のチーズが用意されていました。
・クリームチーズ(フレッシュタイプ)
・カマンベール(白カビタイプ)
・レッドチェダー(ハードタイプ)
・パルミジャーノ・レッジャーノ(ハードタイプ)
・ゴルゴンゾーラ(青カビタイプ)
ほかに、小岩井オードブルチーズ(プロセスチーズ)がありました。
トッピングとして、はちみつ、ブラックペッパー、ソルト、ハーブ、山椒、ドライフルーツが用意されています。
チーズと紅茶の組み合わせだけでも20種類の飲み比べになります。(多っ!)
トッピングとかけあわせると無限です…
5つのチーズごとに紅茶4種を順に食べ合わせをしていきます。
そして、なかでも相性がよかったものがこちら!
★クリームチーズ(フレッシュタイプ) ×レモンティー
酸味がありミルク感のあるクリームチーズには、レモンティーをあわせるとレアチーズケーキのようになり、まるでスイーツです。
クリームチーズにはちみつをかけると、さらにスイーツ感ましましです。
★カマンベール(白カビタイプ) ×レモンティー
とろける食感とまろやかな味わいのカマンベールチーズは、レモンティーと相性抜群。レモンの酸味とカマンベールのとろけるミルク感がお互いを調和させます。
ハーブをいれるとさらに複雑な味わいになります。
★レッドチェダー(ハードタイプ) ×ミルクティー
軽い酸味とミルクのコク、塩味が感じられるレッドチェダーはミルクティーとあわせると美味しい。
モンゴルのバター茶を彷彿させます。
★パルミジャーノ・レッジャーノ(ハードタイプ) ×ストレートティー
長期熟成による芳醇な香りと深いコクがあるパルミジャーノ・レッジャーノは、ストレートティーと好相性。
紅茶の華やかな香りと渋みが、チーズの風味豊かな味わいとあわさり複雑なレイヤーとなって口の中に広がります。
★ゴルゴンゾーラ(青カビタイプ) ×ミルクティー
青カビの香りと塩味がきいたゴルゴンゾーラはなんといってもミルクティーとあいます。
チーズの強い香りと塩味をミルクがやさしく包み込んでくれます。
一通り試したところ、おいしい無糖の紅茶とあうチーズがみつけられません。あっさりとした味わいがチーズに負けてしまうようです。
と、思っているとキリンの担当者から「そうなんですよ…」と激しく同意され、「でも、この小岩井オードブルチーズのアーモンドとはあいます。」と教えてくれました。
なるほど、これまでの5つのナチュラルチーズと違って、プロセスチーズのあっさりとした味わいが無糖の紅茶の味わいを消すことなく、調和します。さらにアーモンドのナッツ感がよいアクセントに!
ペアリングの傾向についてキリンビバレッジの東さん曰く「こってり系のチーズにはミルクティーが、酸味のあるチーズにはレモンティーがあいます。」とのこと。
ちなみに、「午後の紅茶」ブランド担当とチーズプロフェッショナルのおすすめは、クリームチーズ×ミルクティー、カマンベール×レモンティーという組み合わせ。
どのチーズもスーパーやデパートなどで購入できる代表的なものなので、ぜひ試してみてください。
【チーズ×ワイン マリアージュ体験編】
お次はメルシャンのチリワイン「フロンテラ」とチーズのペアリング体験です。
チーズとトッピングは紅茶と同じ。
“世界で最も称賛されるワインブランド”3年連続受賞しているコンチャ・イ・トロ社のワイン「フロンテラ」は、ブドウの品種特長を表現したワインで全8種のラインナップがあります。今回は次の4種類。
【フロンテラ プレミアム】
・カベルネ・ソーヴィニヨン
・シャルドネ
・ナイト・ハーベスト レッド
・ナイト・ハーベスト ホワイト
中でもナイト・ハーベスト ホワイトが想像以上に美味しい!
「ナイト・ハーベストとは?」とメルシャンの須永さんに伺うと「夜の間に収穫したブドウで作ったワインで、産地のチリは昼夜の寒暖差が大きく、気温の低い夜間に収穫すると、収穫後の運搬中の劣化が少ないんです。」と話し、加えて「ブドウの香りの元になる成分が夜間に蓄積するので、夜に収穫すると香りが豊かになります。」と、夜に収穫するメリットを説明してくれた。
紅茶や烏龍茶にもマスカットのような香味があるものがありますが、ナイト・ハーベスト ホワイトは主にマスカット オブ アレクサンドリア品種から作られているので、お茶好きにはナイト・ハーベスト ホワイトはおすすめですよ。
チーズとのマリアージュはというと…
芳醇なアロマと、ピリッとスパイシー味わいのナイト・ハーベスト レッドは、パルミジャーノ・レッジャーノと合わせることで相乗効果により、芳醇な香りと風味豊かな味わいがより感じられました。
スイーツのような、ナイト・ハーベスト ホワイトとクリームチーズの組み合わせもおすすめ。マスカットを使ったクリーム系スイーツのようです。
トッピングでは、ゴルゴンゾーラ+山椒×ナイト・ハーベスト ホワイト。ゴルゴンゾーラの塩味と、山椒のスパイシーさがワインの甘みをキリッと引きしめてくれました。
これから年末年始にかけて多くなるホームパーティー。ワインとチーズという鉄板の組み合わせははずせませんが、最近ではお酒が飲めない、飲まないという方も増えています。非飲酒者や、ドライバー、お子さん向けにはオレンジジュースや烏龍茶などに加えて、アイスティーとチーズを振舞うと、よりパーティーも盛り上がるのではないでしょうか。ぜひおためしください。
11月1日は紅茶の日。11月11日はチーズの日です。
11月は紅茶とチーズを楽しんでみてくださいね。
(satomin@お茶ライター Teawriter)