容姿にネガティブな親友に自信をつけたい!「自虐してる方が楽な時もある」

2018/10/13 18:00 小林 潤奈 小林 潤奈

こんにちは。
小林です。

本日もお便りいただいております!


ペンネーム「おてまり」さん


私の親友でぽっちゃりとはいかないまでの女の子がいます。
顔も可愛いし、聞き上手だし、歌もうまいし、笑顔も素敵です。
でも、容姿や恋愛面で非常にネガティブです。
私が「痩せた?」「今日かわいいね」と言っても本気で受け止めてくれません。
褒め言葉は素直に受け取らないのに「顔丸くなったね。」というと、「どうせ!おてまりは私が太った時しか言わない!」と言います。
その百倍は褒めているのに、なぜそれを素直に受け取らないのかモヤモヤします。
暇があれば、「一重だからメイクできない」や「足太いとか思ってんだろ~!」と、自虐がすごいです。
そのことについて私がキレたり、真剣に話し合ったりするようになった結果、今ではすこしずつ褒め言葉を受け取ってくれるようになりました。
ですが、今一歩、この親友に自信を持たせたいです。
私が大好きな親友が自分を好きになるにはどうしたらいいと思いますか?




いい話…!




容姿にコンプレックスを持っている私からすると、とてもその親友さんの気持ちが分かります。

友達と撮った写真を見るたびに「顔がデカいうえにパーツが真ん中に寄りすぎやろ。こんな真ん中に集めて、ひき網漁でもやるんか。」と思うからなあ~。


あと、「ぽっちゃりとまではいかない」と言っていた分親友さんは痩せてはいないんでしょう。

見る人によってはぽっちゃりと言われたり、普通と言われたりする一番難しいゾーンにいるからこそ、体型がさらにコンプレックスに加担されるんでしょうね。


そして「褒め言葉を素直に受け取ってくれない。」

ということについてですが、私も褒められても素直に受け止められないタイプです。

なので私目線になってしまいますが、そういうタイプの人の心理を説明していきたいと思います。


まず、褒められると「そんなはずない」という疑いの気持ちが強く出ちゃうんです。

「自分の容姿は優れていない」と自分の中で信じてしまっているからこそ、その逆のことを言われても信じられないのは通常のリアクションではないでしょうか?

私の親友にもおてまりさんのように、すごく褒めたりしてくれる子がいるんですが
「え、悪徳漁師の方ですか?」って疑いの目から入りましたからね。

可愛いと褒められて調子のったところを釣られて、好きなように調理されるんかと思った。


一方「太った?」などという容姿に対するネガティブな言葉は自分が信じていることなので、そこまで敏感に反応してしまうんです。

やっぱりねーーー!!ほらほらほら!自分もそう思ってたんじゃん!!!って。


褒められても信じられないし、分からないんですよ。
自分はそんな褒められるものを持っていないと思っているから、上手くリアクションできなかったり受け止め切れないんです。

そして仮に真に受けて喜べたとしても、また家に帰って一人鏡を見た時「やっぱり可愛くないじゃん」と気づいてしまうのが怖いんです。

自分が可愛くないと気が付いてしまったときの絶望は、もう計り知れないの!!


冬眠から目覚めた熊と遭遇VS自分が可愛くないと気づく


だったら、圧倒的後者の方が絶望感強いから!熊も同情するから!!


そしていつもこんな気分でいるから、自虐となると「俺のターン!」と言わんばかりに張り切っちゃうんですよね。


自虐に関しては自分のダメな部分を知り尽くしているので、どんどん出るわ出るわなんですよ。

もう、独壇場。パーティータイム。
熊も踊り狂う。

結果、ここが私のアナザースカイつって自虐キャラという立ち位置を確立させてしまうんです。


安心するんだわ…誰も傷つかない自虐をかますのは…。


こうやって「自分が優れていない」ということを忘れないように心掛けてしまうから、無意識にでも自分の容姿に自信がなくなってしまうのだと思います。

今一歩自信を持たせたい!と言っても、物みたいに「はい自信です」と持たせることが出来ないので難しいですよね。

でも、その親友さんはおてまりさんが思わず「可愛い」と言ってしまうメイクをしたり、おしゃれをしているんですよね?

なら本当はおてまりさんに褒められるのがとても好きなんじゃないかな~と思いました。


自分自身を信じられる能力が発達していなくても、親友さんはおてまりさんを信じているからおしゃれができる。
という面が少なからずあると思います。


私を認めて褒めてくれる人がいる
というのは、自分の自信につながる大きな存在だと思います。


褒めてもらうよりも、その揺るがない存在が最後のパズルのピースだったりするかもしれません。


また、いくら外から褒め言葉というインクボールをぶつけても、すぐその色に染まるわけではないんです。

たとえある程度染まったとしても、やっぱりムラはある。
最後の一歩は親友さん自身で内側から染めることで完成されるはずです。



【結論】


最後の一歩は、煮込み作業


「一歩」と言うから、本当にもう目の前な気がして背中を強く押したくなっちゃうんですよね。

でも、実は一歩ではなくコトコトしっかりと煮込むという作業だと考えてみてください。

その煮込み加減も好みは人それぞれ。

親友さんは、少し煮込み足りないその雰囲気がさらに魅力を増しているかもしれません。
もしかしたらおてまりさんの言うように、しっかり自分を好きになった方が魅力的かもしれません。

でも、それを決めるのは作り手の親友さんです。

ここまで来させてくれたことに、親友さんは胸がいっぱいになるほど感謝していると思います。

なのであとはもう、おてまりさんは見守るだけでいいのではないでしょうか?
どっちの煮込み具合になっても、ずっと彼女を好きであり続けるのがおてまりさんの最後の役目だと私は思います。



さて、今日はここまでです。




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みなさん是非買ってください。本当に。

どうぞよろしくお願いいたします。




(小林潤奈)