人の評価で一喜一憂…自信を持つにはどうすればいい?
食欲の秋といううたい文句をチラホラ見かけるようになりましたね。
季節ごときで食欲が増減していたらまだまだ痩せているぞ。
こんにちは、小林です。
本日もお便りいただいております。

私は自分に自信が持てずにいます。
誰かからの評価が自分の評価で、それが見えなくなるとすぐに不安定になってしまいます。
また、意見をまっすぐ伝えることができません。
不本意でも、それを隠してあたかも本意であるように振舞ってしまいます。
自分自身を愛し、自分に自信を持つにはどうしたらよいでしょうか。
潤奈さんは、自信がなくなった時どうされますか?
カツ丼少女、めちゃくちゃいい名前だからすぐ大好きになった。
自信がなくて他人の評価が自分の評価になってしまうというの、すごくよく分かります。

私も、特にこういうお仕事をさせてもらっているから他人の評価がなきゃ生き延びれないぶん、とっても気にします。
でも、それが悪いことだとは思いません。
他人を介して自分を評価するって、周りがどうしたら穏やかになるかとか、空気が固まらずに済むかアンテナを張れているわけですから、もっとポジティブになって長所と捉えてもいいのに~カツ丼少女~!と思いましたよ!!
ただ、お便りを読んでいるかぎりせっかくの長所が短所になってしまうほど徹底してしまうんですね。
あまりにも他人の評価にすがりすぎてしまうから、苦しくなってしまうんですよね。
自分に無い自信を埋めるために評価を代わりにはめ込んでいる感じでしょうか。
評価が消えてしまうと、自信の無さが浮き彫りになって不安になってしまう。
だから、不本意でも相手に合わせてしまうんですよね、きっと。
すごくよく分かります。
自信がない時どうしますか?という質問でしたが、私も昔は酷く自信が無くて、毎日消えたいと泣いていました。
当時は他の人に相談とかしていても喋っている途中で、相手の声のトーンや目の動きとかすべて見て「これは反対されるな」と思ったら意見を変えてしまってたんですよ。
自信がないから、そういう行動に出ちゃうんですよね。
相談の意味まるでなし!!
相談内容側もびっくりですよね。
「え、出番なし?」って。
めっちゃ脳内でスムーズに話すためのリハしたのに。
前日は焼肉食べて、脂で喉の滑りを良くしたのに。
それで相談内容を急遽変更して、相手に「それいいじゃん~」とか共感してもらったら「よかった」と安心する。
結局わたしの本当の相談事は死んでしまうんですよね。
そうやって罪のない相談達をたくさん殺してきました。
逆に、的確なアドバイスをもらっても当たり前にヘコむんですけどね。
的確なアドバイス通りに動いてうまくいった時なんて、更に死にたくなるほどヘコみます。
「よかった~ありがとう~」で終わればいいのに、「ああ、これは私じゃなくてあの人の手柄、あの人の才能。私は死ね。」ってなっちゃうんですよ。
何をしても自信がない方向にしか向かない。地獄のような日々。
その時、私は自分のことがすごく嫌いでした。
自分の自信の無さのせいで、すべてが上手くいかない。
そうやって自分で自分の首を絞め続け、結果的に自分が嫌いになってしまいました。
更に、苦しいから絞めているものを緩めようと、自分を剥がすために周りの人を嫌うという手段に出てしまったんですよね。
自分のせいじゃない、周りのせいだって。
好きなものがこの世から消えてしまって、生きている意味が分からないくらい辛かったです。
でもある日、相手にしか感情を注いていないから苦しいことに気が付いたんです。
相手のご機嫌を取ることに精一杯で、すごく苦しくなってしまったのは自分のご機嫌が斜めになってるからだって思ったんです。
だから自分のご機嫌を取るために、自分をいっぱい褒めました。
他人の評価は一度すべて無視して、無理やりにでも
「天才!!」「私は最高!!!!」
と大きな声で叫んで声を耳に入れて、自分の心に感情を注いだんです。
他人に感情を注ぎすぎて空っぽになった心に、純度100%自分の感情が注がれていく感触を今でも覚えています。
他人の評価という目に見えない不安定なものの上に立って生きていれば、いつ崩れてしまうか分からないそれを崩さないようにすがってしまうのは当たり前のことです。
でも、仮にその評価が崩れて消えてしまったとき、カツ丼少女さんの両足が着くところはどこでしょうか。
きっと、しっかりと踏み込んでも簡単に崩れない自分という地だと思いますよ。
カツ丼少女さんは、他の何にも代えがたい唯一無二の存在(またはカツ丼)です。
大丈夫です。
絶対に大丈夫です!!!!
心が自分でいっぱいになってしまうと、自己中心的という印象があるかもしれませんが、カツ丼少女さんに限ってそんなことはあり得ないと思います。
だって、人の評価を得ることってすごく難しいことなのに、それをこなしてきた最高の人がそうなるわけがない。
今までの教養とこれから培っていくであろう意志の強さで、さらに素晴らしい人になるに違いありません。
だから、自分のことを信じて、自分という地の上に立ってみてください。
評価よりよっぽど立ちやすいはずですよ。
【結論】
他人からの評価はずっと光っているわけじゃない。
相手側の頭の中に「あなたを評価した」という事実が常に活動していることはないです。
必要な時に必要な電気を点けるように、評価も同じだと考えて良いと思います。
確かにそこに評価という電球は存在しているけど、常にすべての評価を点けていたら停電してしまうじゃないですか。
その人に会った時、ふと思い出した時にその評価が光ることはあるけどそれ以外は消えています。
私への評価が常に点いている!ギンギンに点いている!!と思わなくていいんです。
カツ丼少女さんも常に頭の中に評価が点いているわけではないですよね。
周りの人もそうです。
だからもっともっと自由でいいんです。
たとえ悪い評価が点いても、消えるんですから。
更に言えば悪い評価で畑が荒らされるわけでも、神が怒り狂うわけでもない。
ぜ~んぜん怖くない、鼻くそだよ。食べちゃえ!
ただし、自分への評価の電球は消さないようにする。
まずはそこから頑張ってみましょう!
いつかカツ丼少女さんが自分の意志で立てていると気づいた時、きっと泣きたくなるほど自分のことを大好きになると思います。
私がそうだったように。
だから、大丈夫です。絶対。
さて、今日はここまでです。
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こっちも死ぬほど面白いです!!
みなさん是非買ってください。本当に。
どうぞよろしくお願いいたします。
(小林潤奈)