「いちばんやさしい美術鑑賞」はあなた専属の先生!美術館に持って行こう!

2018/8/23 09:00 明菜 明菜
本物の絵を見ながら、私専属の先生が美術鑑賞のヒントを教えてくれる。

100%私の都合に合わせてくれるし、完全マンツーマンなの!
こんな体験、贅沢の極みであることは異論ないですよね。

その先生は、この方。



「いちばんやさしい美術鑑賞」さん。

美術ブログ「青い日記帳」主宰であり、いまトピの人気コラムニストでもあるTakさんの新刊です。

ご自身の経験を元に、美術館が好きなアートファンをより深みに導いてくれる素敵な本なのです。

今日は「いちやさ先生」と国立西洋美術館に行きました!


◼️絵を見ながら読めば、美術鑑賞を体得できる!

早速、目次を開いてみると…



グエルチーノ!
…誰それ?


国立西洋美術館でその絵を見つけたけど、やっぱり知らない画家。


グエルチーノ《ゴリアテの首を持つダヴィデ》(1650年頃)国立西洋美術館、と「いちやさ美術」

先生、知らない画家の絵に出会ったとき、どんな風に見れば良いんですか?

いちやさ先生は、こんなヒントを教えてくれました。

知名度だけで評価しない
「手」には作家の上手さが出る
・聖書の物語が気になったら、スマホで調べれば良い

そうか!
気になったことは、スマホで調べれば良いんだ!
分からないことや知らないことがあっても、問題ないんですよね。



確かに、も気になるなぁ。
軽く握られた左手の甲に浮き上がる筋がとてもリアル。
肖像画は顔ばっかり見てたけど、手の表情も合わせて読み解くと、更に解釈が広がります。

きっかけを貰うと、気になるポイントが沢山出てくる。
この中のいくつかは、いちやさ先生が解説してくれました。

さらに、みんな大好きモネの睡蓮との距離感や、


クロード・モネ《睡蓮》(1916年)国立西洋美術館、と「いちやさ美術」

「よく分からない絵画」代表ピカソの味わい方まで。


パブロ・ピカソ《男と女》(1969年)国立西洋美術館、と「いちやさ美術」

国立西洋美術館がいつもの場所ではないみたいに、色んな見方を試せました。
「いちやさ先生」が全部先回りしてるの!


◼️趣味を長く続ける目標を持とう!

Takさんご自身は専門家ではないとご謙遜されますが、詳しすぎるくらい勉強されています。
「いちばんやさしい美術鑑賞」も、随所に専門的な解説が。

よって、絵をぼんやり眺め続けたところでTakさんと同じレベルには到達できません。
でも、素人でも夢中になったら、こんな世界が見えるのかな、という目標になるんですよね。


ピエール=オーギュスト・ルノワール《帽子の女》(1891年)国立西洋美術館、と「いちやさ美術」


いちやさ先生は、私たちアートファンにとっての憧れとも言えるのです。
考えたり調べたりしながら美術と向き合ったら、Takさんのように自分の中で腑に落ちた鑑賞ができるのかもしれません。

もっと美術を深く鑑賞している未来の自分を、「いちやさ美術」で擬似体験できました。
こんなワクワクする想像、他の本ではしたことないです。
そういう意味では「いちやさ先輩」かも。

◼️まとめ


「いちばんやさしい美術鑑賞」は、文字通りみんな持ってる本なんです。
初版1万部近くも刷ったのに、発売1週間でもう重版なんですって!

ってことは、美術館で「いちやさ先生」と一緒に鑑賞する人が私以外にも出てくるかもしれません。
読みながら本物を見るの、本当におすすめ!
文も絵も、より深く味わえます。


あと、最後になっちゃって恐縮ですが、

まだ、いちやさ美術、

半分しか読んでないんですよねー。(笑うところ)

楽しみがあと半分残ってる!
後半の日本語パートも、どこか美術館に出かけて読みたいな。



国立西洋美術館には、「いちばんやさしい美術鑑賞」で大きく取り上げられている絵が2つあります。
グエルチーノ《ゴリアテの首を持つダヴィデ》とフェルメール《聖プラクセディス》は常設展で。

企画展も毎回ハイクオリティ。
今は「ミケランジェロと理想の身体」展が開催中です。

「ミケランジェロと理想の身体」
会期:2018年6月19日(火)~ 9月24日
会場:国立西洋美術館(上野)
http://michelangelo2018.jp/