【記録的な冷夏】バブルまっただ中、“昭和最後の夏”を憶えてますか

2018/8/15 10:30 DJGB DJGB

猛暑が続く平成最後の夏、いかがお過ごしてしょうか。
こんばんは、バブル時代研究家のDJGBです。

ところで“昭和最後の夏”は、今から30年前の昭和63年(1988年)

ふりかえれば、当時はバブル景気まっただ中。

この年の梅雨明けは観測史上2番目に遅い(当時)7月31日。関東の真夏日はたったの2日、平均気温は25.2度という、記録的な冷夏でした。



そして人々はまだ、この夏が“昭和最後の夏”となることを知りませんでした、

今日はそんな夏を、いくつかのトピックでふりかえります。


■吉村が大ケガを負い、宮沢りえがエレーナで出撃した夏

●7月6日:巨人・吉村禎章、札幌円山球場で大ケガ


呂 明賜フィーバーに沸いていた巨人にアクシデント。

ライトの守備についていた吉村は、右中間のフライを巡ってセンターの栄村と交錯し、靱帯断裂の大ケガ。以降、長期にわたるリハビリ生活へ。


●7月23日:映画「優駿 ORACION」公開


フジテレビ開局30周年記念作品。夏休み映画として公開され、同年の邦画ランキング2位(18.0億円)の興行収入を記録しています。

この日の午後、横須賀港沖で海上自衛隊の潜水艦「なだしお」と遊漁船「第一富士丸」が衝突。30名の死者を出す大惨事も発生しています。


●7月25日:エースコック 「スーパーカップ1.5倍」発売



一般的なカップ麺と比較して容量を1.5倍に増やしたエースコックの「スーパーカップ」は今年発売30周年。今年の夏は復刻版の発売も話題になりました。このころから、都市部のコンビニに集う若者たちをターゲットにした商品が多くのメーカーで企画されるように。


●8月13日:映画「ぼくらの七日間戦争」公開



宮沢りえかわいい。同時上映は「花のあすか組!」でした。


●8月15日:RCサクセション 「COVERS」発売


6月22日、不可思議な新聞広告が全国紙に掲載されました。

東芝EMIが「素晴らしすぎて発売できない」とアナウンスしたRCサクセションのアルバム「Covers」は、紆余曲折を経て、8月15日の終戦の日にキティレコードから発売。その話題性から、RCサクセション初、そして唯一のオリコンチャート1位獲得作品となりました。


●8月15日付オリコンシングルチャートTOP3はこんな顔ぶれ

1位:「ANGEL」氷室京介




2位:「人魚姫」中山美穂




3位:「SEVEN DAYS WAR」TM NETWORK



同年2月にはすでに8cmCDが登場していましたが、チャートの主流はまだアナログレコードでした。


●8月15日:戦没者追悼式



昭和天皇にとって、8月15日に開催された戦没者追悼式が、結果的に最後の公の場へのお出ましとなりました。9月に入り体調悪化が報じられると、世間は自粛ムードへ突入します。


●8月22日:夏の甲子園・決勝:福岡第一vs広島商業



この年のスポーツの思い出といえば、鈴木大地がバサロ泳法を披露し、ベン・ジョンソンのドーピングで揺れ、小林孝至が金メダルを忘れたソウル五輪ですが、同大会は9月17日の開幕なので、夏というよりは秋の思い出です。

夏の甲子園決勝では、「九州のバース」こと山之内健一(のちにダイエー)らを擁する福岡第一と、古豪・広島商業が対決。広島商業が通算6度目の優勝を達成しました。


■「最後の夏」と知っていたら、あなたはどうしますか。

1988年8月の日経平均株価2万7366円(終値)。年初の2万1546円から年間を通じて大きく上昇し、12月には3万円の大台に到達します。

「バブル経済」が新語・流行語大賞・銀賞に輝くのは1990年のこと。1988年の夏、人々はまだ、自分たちがバブルのまっただ中にいることに気づいていませんでした。そして冒頭でも触れた通り、それが“昭和最後の夏”になることも知りませんでした。

“平成最後の夏”になることを知っているあなたは、今年の夏、誰と、どんな風に過ごしますか。

私はいつも通り、WikipediaとYouTubeの海に酸素ボンベなしでディープダイブしようと思います。


今日はこの曲で失礼します。
1988年7月6日発売、小泉今日子で「夏のタイムマシーン」。




(バブル時代研究家DJGB)