「怖い…」「ゾッとした」ネットで噂の変声期レコード

2013/6/26 22:00 柚月裕実 柚月裕実
こんにちは、柚月です。
思春期の大半をSMAPの中居さんに費やした過去を持つ、ジャニーズ好きライターです。最近は歯止めがきかなくなり、事務所担をめざしつつあります。ジャニーズを中心としたテレビ番組、占い、恋愛ネタを中心に書いていきたいと思います。よろしくお願いします。


一発目はちょっと怖いレコードの話題を。



『私は声です。私は話し、呼びかけ、そして歌います。私は見えない人の心を伝え、見えない人の心を歌います。声は文字に現れない抑揚や高低、そしてまたその人だけがもつ表情をもってよびかけます』

低い声のナレーションからはじまる、ちょっとミステリアスなレコードは『変声期』というタイトル。NHKが制作したドキュメンタリーレコードで、東京放送児童合唱団でボーイソプラノを担当していた古庄紋十郎さん(当時12歳)が、昭和35年4月から卒業するまでの3年間、毎週撮り続けた声が記録されています。中学校の音楽の授業や、トリビアの泉、探偵ナイトスクープでも取り上げられたこともあり、ご存知の方も多いかもしれません。



BGMなしのナレーションがなんとも奇妙で、変声期を「声の夕暮れ」と表現したり、『年齢によってこのように様々に変わるこの声について、果たして人々はどれほどの注意を払っているでしょうか』と警鐘を鳴らしたり……。身長など目に見える変化には敏感なのに、声については変化を耳にしながらも、戒心を払っていなさすぎ! と世間の無関心さを嘆き、変声期の苦しみを訴えているのです。

重い……。むしろ変声期への恐怖感を煽っているのではないかと思えてしまうほど重すぎる……。声変わりの様子を連続して聞くとなると恐怖や罪悪感にかられ、映像がない分、読み上げられる言葉の一つ一つがダイレクトに伝わり、なんだか切なくなります。



そもそもこのレコードの主役は「声」。冒頭で「私は声です」から始まった意味がようやく理解できたのでした。そんな「声」の切なる訴えに対して、少年・少女たちのコメントには「早く大人のような声になりたい」、「声が個性的と褒められて嬉しい」と、声がわりをむしろ喜ぶコメントが寄せられるなど、「声」が訴えているほど苦しみを抱えていないというオチ……。


Twitterでも、このレコードに関するツイートがありました


恐怖を感じている声も多く見られました




記録することの大切さを学んだり……



変声期の様子もさることながら、古庄紋十郎さんの名前のインパクトの強さに惹かれたり……




こんなにも人々の記憶に残る“見知らぬ人”は珍しいかも。

1968年9月の発売から45年に渡って受け継がれるとは、「声」も予想していなかったのかもしれません。