一度見たら虜になる!【アーティストによるアニメの世界】
『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』のTVアニメ化が決定!
2018年10月より放送されることになりました!!
「ジョジョの奇妙な冒険」といえば、王道の少年漫画でありつつ、アーティスティックな魅力に満ちた作品として知られています。
8月24日から開催の「荒木飛呂彦原画展 JOJO ー冒険の波紋ー」(国立新美術館)も要注目の内容ですよね。
過去に放映されたアニメシリーズでも、その独特な世界観は遺憾なく発揮されていました。
ところで皆さんはアーティスティトによるアニメーションをご覧になったことがありますか?
個人的にはテレビアニメにも芸術が散りばめられていると思っていますが、それとはまた一風違った、不思議な味わいを持つ世界があるのです!
▮アーティストがつくるアニメの世界
毎年、六本木アートナイトの特別プログラムとして開催される「TOKYO_ANIMA!」は、2010年にスタートした国立新美術館の短篇アニメーション上映プロジェクト。
ここでは国内の若手アニメーション作家を中心に、毎回素晴らしい作品が上映されています。
アーティストによるアニメーション作品はこういったイベントで上映されることが多いのですが、なかには自身のホームページやYouTubeのチャンネルなどで作品を公開している方もいます。
そんなわけで今回は(私の独断と偏見による)「オンラインで作品をチェックすることができる6人のアーティスト」を紹介したいと思います。
それではいざ、もうひとつのアニメの世界へ!
▮近藤聡乃▮
アニメーションの制作だけでなく、イラストや漫画もこなす近藤聡乃さん。
「SMAP X SMAP」のブリッジ用アニメーションでご存知の方も多いのではないでしょうか?
現在森美術館の「MAMスクリーン」にて、6つのプログラムを上映中(~9/17)。
美しく奇妙でどこか妖しい作品たちは、見る者を惹きつけてやみません。ぜひお見逃しなきよう。(ほんとに!)
▮シシヤマザキ▮
YUKIのミュージックビデオからルミネのコマーシャル、そして「ドラえもん展」に至るまで、「ロトスコープアニメーション」と呼ばれる手法を使って、広く活躍するシシヤマザキさん。
一度見たら忘れられない、チャーミングな作品です。思わず一緒に踊りだしたくなってしまうのも、シシさんの作品ならでは!
▮久野 遥子▮
2017年秋に放映されたテレビアニメ「宝石の国」でも演出として活躍された久野遥子さん。その久野さんが「第13回文化庁メディア芸術祭」(2009)で新人賞を受賞されたのが、この《Airy Me》です。
約2年の歳月をかけて描かれた3,000画からなる手描きのアニメーション。はじめてこの作品を鑑賞したとき、その暴力的なまでの素晴らしさに、しばらく思考が停止しました。(※ややグロテスクな表現があります)
▮キューライス▮
オモコロやタウンワークマガジンなどで、漫画も発表されているキューライスさん。
短編アニメーションは高校の頃から独学で制作されていたそうですが、インパクトがものすごい!
意味が分かるようで分からない、でもなんとなくクセなってしまう世界。一体キューライスさんの頭の中はどうなっているのか……。気が付くとリピートで見てしまう恐るべき作品です。
▮水尻自子▮
福原まりさんの楽曲 "Dark End" とぴったり合った、官能的だけどいやらしくない、むしろリラックスしてしまう作品。
独特の「間」が心地よいのが水尻さんの特徴です。
いや、うそです。「間」だけではありません。質感、曲線、色彩、そして動き。その全てが絶妙に組み合わさって、まるで大福のようなしあわせを与えてくれます。
ぜひオフィシャルサイトをのぞいて、他の作品も堪能してください!
▮和田淳▮
「間」と「気持ちいい動き」を大きなテーマに制作を続けている和田淳さん。
ベルリン国際映画祭短編部門で銀熊賞を受賞するなど、国際的な活躍でも知られています。
こう書くと、誰もが楽しめる起承転結のはっきりしたアニメと思われるかもしれませんが、なかなかどうして一筋縄ではいかない作風。
「あれは一体何だったのだろうか」という印象が心に残り続ける、ある種の強烈な世界がそこに存在します。
少し不思議なアニメの世界、いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介したほかにも、多くの魅力的なアーティストが世界中で活動しています。
作品はさまざまな場所で公開されていますので、オンラインはもちろん、気になるイベントを見つけたらぜひ見に行ってみてください。
「一度見たら虜になる」、そんな作品に出会えますように!
2018年10月より放送されることになりました!!
◆特報!!!!!!◆第5部「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」TVアニメ化決定!!2018年10月放送開始予定!
— TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』公式 (@anime_jojo) 2018年6月21日
メインスタッフ&キャラクタービジュアル公開!7/5(木)にはキャスト発表&第1話先行上映イベント「ジャパンプレミア」開催ッ☆☆
詳しくはコチラ→https://t.co/afWuPN2Mkx #jojo_anime #黄金の風 pic.twitter.com/ZgycC0GnDS
「ジョジョの奇妙な冒険」といえば、王道の少年漫画でありつつ、アーティスティックな魅力に満ちた作品として知られています。
8月24日から開催の「荒木飛呂彦原画展 JOJO ー冒険の波紋ー」(国立新美術館)も要注目の内容ですよね。
過去に放映されたアニメシリーズでも、その独特な世界観は遺憾なく発揮されていました。
Photo by Alice Achterhof on Unsplash
ところで皆さんはアーティスティトによるアニメーションをご覧になったことがありますか?
個人的にはテレビアニメにも芸術が散りばめられていると思っていますが、それとはまた一風違った、不思議な味わいを持つ世界があるのです!
▮アーティストがつくるアニメの世界
毎年、六本木アートナイトの特別プログラムとして開催される「TOKYO_ANIMA!」は、2010年にスタートした国立新美術館の短篇アニメーション上映プロジェクト。
ここでは国内の若手アニメーション作家を中心に、毎回素晴らしい作品が上映されています。
▲神回であった「TOKYO_ANIMA! 2012」のホームページより(藤田純平《BIBLIOMANIA》)。
2日間のみのイベントですが、厳選された気鋭の作家による秀作を無料で楽しむことができる、ありがたいイベントです。
2日間のみのイベントですが、厳選された気鋭の作家による秀作を無料で楽しむことができる、ありがたいイベントです。
アーティストによるアニメーション作品はこういったイベントで上映されることが多いのですが、なかには自身のホームページやYouTubeのチャンネルなどで作品を公開している方もいます。
そんなわけで今回は(私の独断と偏見による)「オンラインで作品をチェックすることができる6人のアーティスト」を紹介したいと思います。
それではいざ、もうひとつのアニメの世界へ!
▮近藤聡乃▮
アニメーションの制作だけでなく、イラストや漫画もこなす近藤聡乃さん。
「SMAP X SMAP」のブリッジ用アニメーションでご存知の方も多いのではないでしょうか?
現在森美術館の「MAMスクリーン」にて、6つのプログラムを上映中(~9/17)。
美しく奇妙でどこか妖しい作品たちは、見る者を惹きつけてやみません。ぜひお見逃しなきよう。(ほんとに!)
▲MAMスクリーン(森美術館)が公開している近藤聡乃さんの「Kiya Kiya」。必見!
・近藤聡乃 オフィシャルサイト:
http://akinokondoh.com/jp/
・MAMスクリーン008:近藤聡乃
会 場:森美術館
(六本木ヒルズ森タワー53階)
会 期:~9月17日(月)※会期中無休
開館時間:10:00~22:00
(火曜日のみ17:00まで)
※最終入館はいずれも閉館の30分前まで
Information→★
http://akinokondoh.com/jp/
・MAMスクリーン008:近藤聡乃
会 場:森美術館
(六本木ヒルズ森タワー53階)
会 期:~9月17日(月)※会期中無休
開館時間:10:00~22:00
(火曜日のみ17:00まで)
※最終入館はいずれも閉館の30分前まで
Information→★
▮シシヤマザキ▮
YUKIのミュージックビデオからルミネのコマーシャル、そして「ドラえもん展」に至るまで、「ロトスコープアニメーション」と呼ばれる手法を使って、広く活躍するシシヤマザキさん。
一度見たら忘れられない、チャーミングな作品です。思わず一緒に踊りだしたくなってしまうのも、シシさんの作品ならでは!
▮久野 遥子▮
2017年秋に放映されたテレビアニメ「宝石の国」でも演出として活躍された久野遥子さん。その久野さんが「第13回文化庁メディア芸術祭」(2009)で新人賞を受賞されたのが、この《Airy Me》です。
約2年の歳月をかけて描かれた3,000画からなる手描きのアニメーション。はじめてこの作品を鑑賞したとき、その暴力的なまでの素晴らしさに、しばらく思考が停止しました。(※ややグロテスクな表現があります)
▮キューライス▮
オモコロやタウンワークマガジンなどで、漫画も発表されているキューライスさん。
短編アニメーションは高校の頃から独学で制作されていたそうですが、インパクトがものすごい!
意味が分かるようで分からない、でもなんとなくクセなってしまう世界。一体キューライスさんの頭の中はどうなっているのか……。気が付くとリピートで見てしまう恐るべき作品です。
▮水尻自子▮
福原まりさんの楽曲 "Dark End" とぴったり合った、官能的だけどいやらしくない、むしろリラックスしてしまう作品。
独特の「間」が心地よいのが水尻さんの特徴です。
いや、うそです。「間」だけではありません。質感、曲線、色彩、そして動き。その全てが絶妙に組み合わさって、まるで大福のようなしあわせを与えてくれます。
ぜひオフィシャルサイトをのぞいて、他の作品も堪能してください!
▲こちらはトレーラーのため、やや短めとなっています。フル尺で見る機会がありましたら、ぜひ。
▮和田淳▮
「間」と「気持ちいい動き」を大きなテーマに制作を続けている和田淳さん。
ベルリン国際映画祭短編部門で銀熊賞を受賞するなど、国際的な活躍でも知られています。
こう書くと、誰もが楽しめる起承転結のはっきりしたアニメと思われるかもしれませんが、なかなかどうして一筋縄ではいかない作風。
「あれは一体何だったのだろうか」という印象が心に残り続ける、ある種の強烈な世界がそこに存在します。
少し不思議なアニメの世界、いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介したほかにも、多くの魅力的なアーティストが世界中で活動しています。
作品はさまざまな場所で公開されていますので、オンラインはもちろん、気になるイベントを見つけたらぜひ見に行ってみてください。
「一度見たら虜になる」、そんな作品に出会えますように!
Photo by Samule Sun on Unsplash