梅雨にこそ行きたい!【東京の雨に濡れない美術館 10選】

2018/6/24 21:00 はろるど はろるど

梅雨本番!うっとうしい天気が続きますね。ついつい雨の日は、外へ出るのが億劫になってしまいますが、せっかくのお休みの日くらいは美術館や博物館へ繰り出したいものです。

そこでご案内したいのが、題して「東京の雨に濡れない美術館」。ご存知の方も多いかもしれませんが、都内には、雨が降ろうとも、駅から濡れずに行くことが出来る美術館も少なくありません。

■東京ステーションギャラリー(東京)



まずは東京ステーションギャラリーです。東京駅の丸の内駅舎内に立地。まさに改札と目と鼻の先、東京駅丸の内北口改札のすぐ右手に、エントランスがあります。都内で最も駅の改札口に近い美術館ですよね。雨に濡れようがありません。

■三菱一号館美術館(東京)



次も東京駅にほど近い美術館です。コンドル設計の建物を復元した三菱一号館美術館も、駅から雨に濡れません。東京駅の丸の内地下南口改札を出て、京葉線の東京駅へ続く連絡地下通路を直進。しばらく歩くと、美術館のある建物の地下入口に辿り着きます。



そこからは直結のエレベーターで美術館内へ。同様に東京メトロ丸の内線の東京駅や、都営三田線大手町駅、東京メトロ千代田線二重橋前駅からも、地下通路を経由して行くことが出来ます。



一号館美術館のWEBサイトでも「雨に濡れないアクセス」https://mimt.jp/access/)方法が地図入りで紹介されています。これが実に詳細です。さらにバリアーフリーのルートも掲載されているのも有用ですね。

■三井記念美術館(三越前)



三井記念美術館も交通至便な美術館です。東京メトロ銀座線・半蔵門線三越前駅A7出口より直結。そのまま日本橋三井タワーへ入り、エスカレーターで1階のエントランスルームへ。ぐるっと反対側へ回ると、美術館への入口が見えて来ます。



三井本館の建物の重厚な雰囲気も独特ですよね。レトロなエレベーターで7階へと進みましょう。

■サントリー美術館(六本木)



東京ミッドタウンにあるサントリー美術館も、雨に濡れない美術館の1つです。都営大江戸線六本木駅出口8より直結。改札口正面のエスカレーターを上がり、大理石のオブジェから右手へ進むと、ガレリアの地下の入口があります。さらに、店舗内を歩き、エスカレーターかエレベーターで3階へ。そうすれば美術館は目の前です。



なお朝10時から11時までは、ミッドタウンの店舗が開いていないため、地下から入場出来ません。その際は一度、地上にあがり、1階より入る必要がありますが、大きな屋根があるため、雨に濡れることはなし。美術館のWEBサイト(https://www.suntory.co.jp/sma/map/)にも案内がありますので、そちらもご覧くださいね。

■東京オペラシティアートギャラリー(初台)



東京オペラシティアートギャラリーも、京王新線初台駅直結です。ちょうど新宿駅側にある駅東口を出て、そのまま通路を進み、エスカレーターをあがると、オペラシティに辿り着きます。



ジョナサン・ボロフスキーのモニュメント、「Singing Man」でも知られるサンクンガーデンは吹き抜けですが、心配は無用です。アートギャラリーのある3階へと至るエスカレーターには屋根があり、そのまま傘を差さずに行くことが出来ます。



また駅出口から、右手の成城石井などのある店舗内通路を進み、エレベーターで3階へ行くのも便利ですよね。

■国立新美術館(乃木坂)



東京メトロ千代田線乃木坂駅に直結した国立新美術館も、一応、雨に濡れない美術館です。ただし、一応、としたのには、理由があります。青山霊園方面改札6出口から、美術館へ地下通路が繋がっていますが、地上に出ると、ご覧の通り、通路の一部しか屋根がありません。



この下を歩けば濡れませんが、荒天時は、かなり雨や風が吹き込みます。傘があった方が良いかもしれません。

■森美術館(六本木)



雨に濡れない美術館で、最も難易度が高い(?)かもしれないのが、森美術館です。東京メトロ日比谷線六本木駅1C出口よりコンコースで直結。六本木ヒルズの公式サイトにも、「徒歩0分」との記載があります。



しかし、初めて六本木ヒルズへ出かけて、雨に濡れずに、美術館へ辿り着くのは、少し難しいのではないでしょうか。何せ、通常ルートのメトロハットからエスカレーターをあがれば、そこは屋外の66プラザ。傘が必要になります。

と言うことで、インフォメーションに、直接、雨に濡れない推奨ルートをお聞きしました。それによれば、地下コンコースからメトロハットへ進み、エスカレーターをあがらずに、ハリウッドプラザ(アディダスのショップなどが入居。)へ。そこで初めて1階へあがり、道路を渡って、飲食店(ゴールデンタイガーや梅蘭が立ち並ぶ。)のあるヒルサイドへ行き、そこから美術館へ至るエレベーターのあるミュージアムコーンへ進むと、全て屋内のルートで美術館に辿り着きます。これが一番分かりやすいそうです。

どうでしょうか?少々の雨でしたら、66プラザを、そのまま傘を差して進んだ方が手っ取り早いかもしれませんね。

■東京都写真美術館(恵比寿)

屋内と屋外の2ルートあるのが、東京都写真美術館です。JR線恵比寿駅東口改札より動く歩道でガーデンプレイスへ進むのは同じですが、そのまま信号を渡ると屋外です。傘が必要になります。



よって手前のエレベーターか階段で地下へ降り、グラススクエアを進んだのち、ガーデンプレイスタワー横のエレベーターで1階へ。タワー横から美術館へ抜けると雨に濡れません。公式サイトのマップ(https://topmuseum.jp/contents/sys_items/access_map04.pdf)がとても分かりやすいです。そちらもご覧下さいね。

■番外編~パナソニック汐留ミュージアム(汐留)と出光美術館(日比谷)

最後は番外編として、パナソニック汐留ミュージアム出光美術館をあげておきます。厳密にいえば、どちらも屋外を経由する必要がありますが、限りなく濡れない方法で行くことも可能です。



パナソニック汐留ミュージアムの最寄駅は、都営大江戸線汐留駅。JR線やゆりかもめの新橋駅からも地下通路で繋がっていますよね。ご覧のように、地下のショウルームのエントランスから入ると、あまり雨に降られずに済みます。ショウルームとミュージアムは、同じビルのため、4階のミュージアムへ、エレベーターで楽に行くことが出来ます。

そして出光美術館です。東京メトロ日比谷線・千代田線、都営地下鉄三田線日比谷駅のB3出口から、直接、帝劇ビル地下街、つまり美術館の入居するビルに入ってしまうのが、一番のおすすめルートです。



奥のエレベーターから1階へあがり、すぐ横の出光美術館エントランスへ。数歩ばかり屋外を歩く必要がありますが、建物のひさしも僅かにあるので、頑張れば(?)濡れないかもしれません。私は、いつもこの方法で出光美術館へ行きます!

如何でしたでしょうか。ひょっとすると漏れてしまった箇所もあるかもしれませんが、交通至便、こんなに駅から雨に濡れずとも辿り着ける美術館がありました。

ここにあげた美術館の、展覧会情報も載せておきますね。梅雨のお出かけの参考にして下さると嬉しいです!




「夢二繚乱」東京ステーションギャラリー
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/
5月19日(土)〜7月1日(日)

「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界」三菱一号館美術館
https://mimt.jp
6月28日(木)~9月17日(月・祝)

「金剛宗家の能面と能装束」三井記念美術館
http://www.mitsui-museum.jp
6月30日(土)〜9月2日(日)

「ガレも愛した-清朝皇帝のガラス」サントリー美術館
https://www.suntory.co.jp/sma/
4月25日(水)~7月1日(日)

「イサム・ノグチ ─彫刻から身体・庭へ」東京オペラシティアートギャラリー
https://www.operacity.jp/ag/
7月14日(土)〜9月24日(月) 

「ルーヴル美術館展 肖像芸術」国立新美術館
http://www.nact.jp
5月30日(水)~9月3日(月)

「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」森美術館
http://www.mori.art.museum/jp/
4月25日(水)~9月17日(月)

「内藤正敏 異界出現」東京都写真美術館
https://topmuseum.jp
5月12日(土)〜7月16日(月・祝)

「没後50年 河井寬次郎展」パナソニック汐留ミュージアム
https://panasonic.co.jp/es/museum/
7月7日(土)〜9月16日(日)

「人麿影供900年 歌仙と古筆」出光美術館
http://idemitsu-museum.or.jp
6月16日(土)~7月22日(日)