「預金が10年で倍」「ボーナス10か月分」…今年還暦を迎える人たちの『バブルの思い出』がスゴイ!

2018/6/20 10:30 DJGB DJGB

こんばんは、バブル時代研究家DJGBです。

PGF生命(プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険株式会社)が、今年還暦を迎える男女2000人へのアンケート結果を公表しました。



総務省統計によれば、58年生まれの「2018年の還暦人」の数は154万人。バブル絶頂の平成元年(89年)に30歳の働き盛り、遊び盛りを迎えていた彼らは、まさにバブル時代に“ブイブイ言わせていた”世代と言っていいでしょう。

調査ではそんな彼らに、自身が経験した“バブル時代ならでは”のエピソードも尋ねています。

今日はこの調査から、バブル当時の空気を探ってみます。


■職場・仕事:ボーナス10か月分、ハイヤーで帰宅!


当時からすでに、働きすぎビジネスマンを茶化すCMだったんですけどね

まずは職場・仕事に関するエピソード。1位の回答は

【激務・多忙だった】(114件)

「とにかく仕事が忙しい時期が多かった」(男性)

「0時帰宅は当たり前だった」(男性)


おお、これはまさに「24時間戦えますか。」の世界。2位の「仕事が順調だった」(66件)には、

「仕事依頼がひっきりなし。言い値で請求できた」

「販売の仕事をしていたときは、価格が高いものがバンバン売れた」


これは世にいう、シーマ現象(値段の高いものから売れてゆくこと)ですね。



3位の「仕事が順調だった」(55件)には、

「仕事が終わったら、フィーバーだぜ!といって六本木に繰り出した」(男性)

「タクシー券を使い放題だった」(男性)



●中外製薬「グロンサン」(86年)


「5時から男」かよ!というツッコミも入ろうというもの

ロスジェネ世代以降にとってはツチノコ同様の存在であるタクシー券は、確かに実在したようです。ほかにも

「ボーナスが10か月分出た」(女性)

「30代で年収1000万円という掛け声があった」(男性)

「半年毎に給与が万単位で上がっていった」(女性)


といった収入に関する話も続々。

「会社の経費で銀座や赤坂で豪遊し、ハイヤーで帰宅していた」(男性)

というのも、時代の違いを感じますね…。


■マネー・不動産:隣のマンションが2か月で1000万円値上がり


ちゅうこくファンドはっ山一證券♪

ということで、次はお金、特に株と不動産の話。1位は【預金の金利が高かった・預金が増えた】(124件)。

「10年で預金が倍になった」(女性)

「預けるだけでいつの間にかお金が増えていた」(女性)


無理もありません、1980年4月の金利は8.00%(出典:日本郵政公社統計)。預けたタイミングによっては10年で預金が倍以上になる計算です。

当時30歳だった人たちから【不動産を購入した】という回答を99件も寄せていることも興味深いです。

「別荘を購入」(男性)

「融資を受けて不動産をたくさん買った」(男性)

「隣のマンションの価格が2か月で1000万円上昇した」(女性)

「結婚と同時期購入したマンションが、5割アップで売れた」(男性)

など、しびれるエピソードがゾロゾロ。繰り返しますがこの人たち、当時30歳です。



バブルといえば定番の株の話にも

「NTT株で儲けた」(男性)

「株を20万円で買い、バブルを過ぎたら7万になった」(女性)

という悲喜こもごものコメントが集まってます。


■恋愛事情:国内・海外で結婚式2回のカップルも!


ハマちゃん、小川菜摘の結婚式は90年のできごと。

1位だったのは【結婚式が豪華・派手だった】(66件)。

「1度の結婚で、国内と海外で2度式をあげた」(男性)

「友達の結婚式で、ゴンドラ、煙の中から新郎新婦が登場した」(女性)

とエピソードも。

「お付き合いをしていた相手が、同時に6人いた」(男性)

「誕生日に100本のバラが届いた」(女性)

「クリスマスといえば、ホテルのレストランが当たり前だった」(男性)


という回答に紛れて4位に【バブルを感じなかった・関係なかった】(15名)という声も集まっているのは救い?です。

また6位の【結婚適齢期が今より若かった】も興味深いところ。

「25歳過ぎると売れ残りのクリスマスケーキと言われていた」(女性)

ちなみに安田成美主演のフジテレビドラマ「ヴァンサンカン・結婚」の放映は91年。




■本当にバブル期にオイシイ思いをしていたのは…

今年還暦を迎えるバブル世代のみなさんのエピソードはいかがでしたでしょうか。

昨今、現在50代前後の“バブル入社組”を指して「これだからバブル世代は…」という声も少なくないですが、バブル当時の彼らは20代前半。会社ではまだまだ役職もなく、どちらかといえばトレンディドラマに“踊らされていた”側

バブルのころ本当にイケイケだったのは、その当時すでに会社でも一定の地位と収入を得ていた1950年代生まれ、あるいはそれよりさらに前の、いわゆる団塊の世代の人々です。

いっぽう忘れてはいけないのは、この種の調査にはいわゆる“生存バイアス”がかかっていること。調査に回答している「還暦人」は全員、どうにかこうにか60年生き残っていらっしゃる皆さんです。

この30年で多くのバブル紳士・淑女が表舞台から去っていったことにも、思いを馳せたいところ。

今日はバブル崩壊直後の街の空気が閉じ込められた名作CMで失礼します。このころ東京駅14番線のホームにたむろしていたシンデレラと王子様たちは、今、どこでどうしているのでしょう。

●JR東海「シンデレラ エクスプレス」(92年)



◆調査タイトル:2018年の還暦人(かんれきびと)に関する調査
◆調査対象:ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする1958年生まれの男女
◆調査期間:2018年4月16日~4月23日
◆調査方法:インターネット調査
◆調査地域:全国
◆有効回答数:2,000サンプル※有効回答から抽出
(内訳)男性1,083名、女性917名
◆調査協力会社:ネットエイジア株式会社



(バブル時代研究家DJGB)