木村拓哉、工藤静香の次女Kokiがモデルデビュー!キムタクとの共通点を探る
ついにこの日が来た。木村拓哉、工藤静香の次女Koki,(コウキ)が「エル・ジャポン」7月号でモデルデビューを果たした。15歳。あどけなさと大人びたクールさが入り混じるビジュアル、何よりもその大きな瞳に引き込まれた。
ELLE JAPON (エル・ジャポン) 2018年7月号
■15歳の新人モデルKokiが鮮烈デビュー
表紙を飾ったのは5月28日発売「エル・ジャポン」7月号(ハースト婦人画報社)。「エル・ジャポン」とはモード系を代表するファッション誌で、ハイブランドの最新ルックが並び、誌面のほとんどに外国人モデルが起用されている。
これまでに表紙を飾った日本人は震災直後の冨永愛に続く二番目。本来は予定されていなかったそうだが、仕上がりの良さで決定されたという。
発売と同時にスタートしたKoki,のInstagramも6月6日現在でフォロワーが73万人を突破。いま最も注目が集まるモデルだ。
7月号138からがKoki,の特集。「A STAR IS BORN」と大きなタイトルに「新人の新星モデルKokiついにデビュー!」と文字が並ぶ。
レトロなフラワードレスに身を包み、首元の高い位置でぎゅっと結んだ大きめのリボン。肌の露出をおさえたワンピースからは、細くて長い首筋が伸びる。足首を覆う白いソックスに幼さを感じつつも、カメラをみつめる表情には強さがにじむ。
次ページではCHANELを着こなすKoki,。フェザーを使ったボーダーのドレスで、デコルテから胸元まで大胆にあいたマリンルックを披露。斜めにかぶったキャスケットの影が目元を覆う。その奥にある眼差しに引き込まれる。
クールな大人の女性を思わせたかと思えば、隣のページではルイ・ヴィトンのデニムで15歳らしい自然なスタイル。バレンシアガ、アレキサンダー・マックイーン、サンローラン……ハイブランド特有の個性的なパターンやスタリングに負けることなく、しなやかに着こなす姿にはベテランの貫禄さえ感じる。
最後にヴァレンティノのジオメトリックドレスで、細く引き締まった足を大胆に露出。誌面を眺めているだけなのに、こんなにも心を揺さぶられることがあるのかと感心した。
そして、何よりも驚いたのが、どのスタイリングでもナチュラルメイクであること。モードらしいこってりメイクをせずに漂う知性と風格。……タダものじゃない。
口と鼻は木村拓哉かな?目元は工藤静香?いや……まるでアプリで加工したかのような、“足して二で割った”両親の面影を感じながら眺めているうちにすっかり引き込まれてしまった。
■父、木村拓哉との共通点を探る
木村が中学生の頃を振り返ったインタビュー記事があった。新体操部の女子に告白してフラれたこと、みんなでプールに行くことになってコンビニで初めてムースを購入したこと。英語の授業で聞いた「We are the World」やロック系の音楽をきかっけに英語に意欲がわいたこと、誰にでも経験がありそうな中学生あるあるだ。
光GENJIのバックダンサーとして下積みを経て、SMAPとしてデビュー。思うように楽曲が売れなかった苦悩の時代もある。舞台の仕事を任されたときに演出家からの要求に応えられず一人トイレにこもって泣いていたこと。 テレビで観るかっこいい木村とはかけ離れたギャップのあるエピソードが方々で語られている。
「オヤジに、ボコボコになぐられて育ちました。ああいうふうにされなかったら、こういう人格にならなかったと思う(笑)」
(JUNON/1994年9月号)
木村が持つ闘争心の強さ、感性の鋭さはどこで培われたものかという質問に、育った環境に由来すると答えていた。 キャッチボールも水泳も剣道も、まずは環境に放り込まれて、這い上がったという。
SMAPが国民的アイドルと呼ばれ、俳優としても数々のドラマや映画に出演。それだけでなく、視聴率などの数字に加え、木村のファッションが流行したり、ドラマで演じた職業に影響を受けてその道を志した人もいるなど、その時代ごとに影響を与えてきた木村。
それでもSMAPのメンバーとしてコンサートを行い、バラエティ番組に出演しては数々のコントもやり続けていた。
「SMAPに特徴があるとしたら、それは「あ、コイツらぜんぶ同じじゃないかな」と思ってもらえるところ。見せ方にハッタリは必要ないグループにはなってるかな、とは思います」
(ポポロ/2011年1月号)
それぞれをリアルを生きているから伝わる。そんなところと、モデルKoki,のしなやかで堂々たる姿とリンクした。
Koki,のインタビューには、「人は人、自分は自分」自分を信じること、前を向いて進んでいく大切さなどを両親から教わったとある。「それを教えてくれた両親が私の誇りです」。
モデルよりも音楽活動に興味があるそうで、すでに工藤静香や中島美嘉に楽曲提供をしている。操る言語も日本語に英語、フランス語を習得、現在はスペイン語を勉強中と報じられてる。
今後も両親のように注目が集まることは間違いなさそうが、あまりの多才ぶりにミーハー心が消え、早くも海外の大舞台での活躍を期待してしまう。
(柚月裕実)