幹部が謝らない、なにこの中途半端さ…TOKIO緊急会見、視聴者の反応は?

2018/5/2 15:43 亀井満月(かめいみつき)  亀井満月(かめいみつき) 


TOKIOの山口メンバーが自宅で女子高生にわいせつな行為をしたとして書類送検された事件で、山口メンバーを除くTOKIOの4人による記者会見が行われました。




5月2日14時から始まったTOKIOの記者会見。
まずは4人が深々と頭を下げ、静かにはじまりました。


リーダーの城島茂が被害者家族に謝罪の言葉を述べ、続いて関係各所への謝罪をする中で、「山口が辞表を提出してきました」と山口から辞表の提出があったことを明らかにしました。

「23年一緒にやってきて『そうかやめてくれ』といえない私たちがいました」と城島。現在はリーダーが預かっており、一旦保留に。

つづいて松岡昌宏。
「甘えの根元がTOKIOだったら、そんなTOKIOは1日も早くなくしたほうがいいと思います」
誰よりも厳しい言葉を発していました。



「申し訳ないのですが、ありがたいことに番組継続、お仕事継続というお声をいただいたときに、いま僕ら4人ができることはなんなのか、その間で戦っています。辞めるのはかんたんだと思います。あたえられたことをきちっとやらなければならないのがプロだと思ってます」と現在の仕事は継続の方向で考えていることを明言。


発覚時は海外で仕事をしていた長瀬。
「正直ショックという気持ちが強かったです。彼の会見もしっかりと拝見しました。やはりお酒のせいにしてしまったり、またここに戻ってきたいという発言も、彼の甘さが滲みでていたような気がします。
大人として、一人の男として、このように導くことはけしてゆるされることではありません。被害者の方に純粋な気持ちがあったと思うと胸が苦しいです。
被害者の方を責めたり、特定するような人がでないことを願っています。そして僕らもこの件にちゃんと向き合って、被害者の方とも向き合って、各々個人個人の仕事もあります。そのお仕事を一生懸命やらせていただきながら、今後の自分たちを考えていこうかなと思う所存です」

報道の翌日から朝の情報番組「ビビット」(TBS系)の司会者として連日向き合ってきた国分太一。
「ここ数日複雑です。いまも複雑な状況でしゃべっています。朝起きて自分のやってる番組で山口の記者会見をなんどもみます。悔しい思い寂しい思い、山口のもしまだ自分の場所があるならばというあの言葉をどうきいていいかわからない状況です。ただ自分の心の片隅にある感情に手を差し伸べてしまいそうになることもあります。それはいけないんだと。
毎日、こういった感情が交互にあらわれます。山口が自分たちの前で辞表をだしたときなにがおきたのかわかりませんでした。この辞表をみとめるべきだと思います。自分たちもまだ冷静ではありません、山口も憔悴しきった状況です。

もしその辞表を受理したとしても、僕は山口を見捨てることはできません。彼がこれから被害者の方とどう向き合っていくのか彼自身が自分とどうむきあっていくのかそれをしっかりとみつづけなければならないとおもっています」

辞表を出したときの様子について。
城島「(辞表をだしたとき)正直、全員言葉がでなかったのは確かです。今後どうしていこうか、その日は答えがでなかった。まず謝罪じゃないかと、会見開いてお時間とっていただいて、そっからこれからのことをかんがえていくしかないと。辞表は事務所宛だったのですが私が預かっています」

松岡「自分がいるからTOKIOに迷惑をかけるのが嫌だからやめたい、やめさせてくれといいました」生まれて初めて辞表をみました、30年間一緒にいた男のそういう姿をはじめてみたものですから、僕らがいう前に彼はそういう辞表を用意してたっていう…自分が思っていることは彼に伝わっているんだと思いました、それがけじめだと思っているんです。TOKIOは良くも悪くも信頼していただいたものだったあの男のキャラもあったと思います。そのショックはとんでもないことだったので申し訳ないですけどリーダー持っててくれということになっています」

山口に対しては、
松岡「正直あなたは病気ですと。悪いのは彼ですから、その甘さと自分の考えの甘さを改めてもらわないと 話はきっとそれからで、彼の謹慎はそれがおわってからはじまるもの。じゃないと僕らは受け入れられない」

長瀬は「やっぱり信じてますし、信じてましたし、もちろん、裏切られてしまったような気持ちもあるんですけど、とにかく今は被害者の方にご迷惑をおかけしたみなさんのためにもできることはまずちりょうであったり反省であったり、そういうことなんだと思うという思いを伝えました」

ーー具体的に山口さんの方からはどのような謝罪の言葉がなぜこんなことになったか説明はあった?
城島「謝っても謝りきれない、お酒のせいでなく、お酒が悪いのでもなく彼が、人間としての甘さ、弱さ、今回不起訴という形になりましたけれど罪が消えることはありません。心の記憶の中にもずっと残ることだと思っています。メンバー一同、彼に対する甘さもあったのではないかと思っております」

山口自身も「何度もなんどもおなじことをしてしまう、それでもやってしまう」ということを自分で言っていましたと明かし、「また次もある」と松岡。
アルコール依存症だと思っていたが、医師による診断書にはそのように書かれれることはなく、むしろ書いてもらえた方が楽だったかもと本音を吐露。

長瀬「25日の収録後に聞いて、冷静にのみこめていない自分がいるんですけど、やはり彼は一部の報道で怖くて言えなかったと言っているのも耳にしました。そういう精神状態の中で仕事をしていてメンバーである自分たちがそういう異変に気付けなかったのが悔しい思いです」

他のメンバーからもグループとしての空気が悪かったのは、腑甲斐ないなどの反省の声が聞こえてきました。

松岡「ある日刑事さんが二人きたと、刑事さんが家事情聴取を2回も受けたのに、メンバーに行ってくれなかったのか どういう気持ちでテレビでにでてたのかな、逆に自分だったらそのメンタルはないです」
とバッサリ。
「辞表を出したときに怒りました。逆に、僕が出した辞表を会社にだせるのかと、それはずるいといいました」


1時間半に及ぶ記者会見では被害者に対する謝罪を何度も耳にしました。
山口メンバーを決して甘やかすことなく、メンバーとしての責任をとろうとするメンバーの率直な気持ちが伝わる会見だったのではないでしょうか。


会見をみていた視聴者の反応は?





一方で辛辣な意見も多数、寄せられていました。







山口個人の酒の依存症にすりかえているのではという意見も。





山口メンバーが出演していたNHK「Rの法則」では出演者への誹謗中傷をやめるよう呼びかけをするなど異例の事態に。一方、ジャニーズ事務所の公式サイトでは、TOKIOのページから山口メンバーの画像を削除。
今後、4人のメンバーはどういった決断をするのか注目が集まります。

(亀井満月)